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赤ちゃんポスト:2年後に最終提言 県と熊本市が検証会議、社会的課題を討議 /熊本

 熊本市の慈恵病院が運用する「赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)」の設置を機に、児童養護のあり方などを議論する県と熊本市の検証会議(座長=柏女霊峰・淑徳大総合福祉学部教授、6人)の初会合が30日、県庁であった。2年間議論を続け、09年秋に国などへの提言をまとめる。

 検証会議はポストが利用される前の母親の相談体制などの課題▽利用される場合の運用の問題▽利用後の子どもの社会的養護のあり方--の3点を主な論点に討議を進めることを確認した。

 ポストについては設置許可者の熊本市が10月の関係機関会議で、安全性など短期的課題を検証した。今回の会議は、妊娠女性や児童養護に関する社会制度の課題など、中期的なテーマを扱う。

 柏女教授は会見で「責任の重さを感じる」と表情を引き締めた。ポストに預けられた場合と現行の児童相談所に預けられた場合の一時保護の比較検討や、匿名で子どもを預ける問題などを検証する考えを示した。

 慈恵病院関係者のヒアリングや病院の視察も必要との意見も出た。会議は来年夏に中間報告を公表する予定。【山田宏太郎】

毎日新聞 2007年12月1日

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