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米下院「慰安婦決議案の父」ヘンリー・ハイド氏死去

 米国議会下院のヘンリー・ハイド元国際関係委員長(83)=現・外交委員長=が先月29日亡くなった。ハイド元委員長は今年7月、下院本会議が旧日本軍による「従軍慰安婦」の強制動員を非難する決議を採択したのに先駆け、下院国際関係委員会が昨年似たような決議を史上初めて可決した際、先頭に立ってこれを推進した親韓派の政治家だった。

 また、ハイド元委員長は韓米同盟の重要性を力説し、ブッシュ政権に対し北朝鮮との積極的な対話路線への転換を主張するなど、韓米関係の進展に寄与した功績を認められ、昨年11月に韓国政府から「修交勲章光化章」を贈られた。一方、ハイド元委員長は韓国の一部市民団体がマッカーサー元帥の銅像撤去運動を進めていると聞き、「銅像を米国へ持ち帰る」と表明したこともある。

 1974年に下院議員に初当選したハイド元委員長は、32年間にわたる議員生活の中で、法制司法委員長や国際関係委員長などを務めた。

ワシントン=崔宇晢(チェ・ウソク)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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