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携帯音楽プレーヤーiPodでおなじみアップルのパソコン「マッキントッシュ(マック)」は、ウィンドウズとは別の「マックOS X(テン)」というOSで動きます。デザインと操作性に優れ、熱烈なファンがたくさんいます。10月には新バージョン「Leopard(レパード)」が発売されました。レパードの新機能を中心に、2回にわたってマックの世界を紹介します。
■ソフト開かず中身を確認
ファイル探しや整理をする際、中身をちらりと確認したいことはよくあります。従来は、ファイルを開くためのアプリケーションソフト(ワードやエクセルなど)を起動する必要がありました。しかしレパードでは、いちいちソフトを起動しなくてもファイルの中身を見られます。
写真やPDFファイルをサムネイル(縮小)表示する機能はウィンドウズでもおなじみです。レパードではその対象がワードやエクセルの書類などにまで広がりました。アイコンの代わりに書類の中身(最初のページ)が表示されるのです。
さらにそれを、iPodでおなじみの音楽管理ソフト「iTunes」と同じ「カバーフロー」という表示方法で見ることができます(図)。iTunesでアルバムのジャケット写真を並べて曲探しをするのと同じように、書類をパラパラめくるようにファイルを探せるのです。このカバーフロー表示では、ページが複数ある書類のページ送りも可能です。
もう少し詳しく内容を見たい(読みたい)ときには、ファイルを選んでスペースキーを押すか、画面のボタンをクリック。するとパッとウインドーが開いて、大きな表示で内容を確認できます。「クイックルック」という名の通り、ソフトを起動せずにファイルの内容を素早く見られるのです。
「OS X」は、ウィンドウズのタスクバーやスタートメニューにあたる「ドック」が画面下にあります。レパードでは、右側にある「書類」や「ダウンロード」のフォルダーをクリックすると中のファイルがずらりと並び、再度ファイルをクリックすれば開ける「スタックス」という機能が加わりました。デスクトップをアイコンで散らかした状態にしなくても、素早くファイルにアクセスできます。
■自動バックアップ機能も
「タイムマシン」というファイルのバックアップ機能も搭載されました。別途外付けハードディスク(HDD)が必要です。最初にマックのHDDが丸ごとバックアップされ、その後は更新されたファイルが定期的に自動でバックアップされていく仕組みです。
ファイルやフォルダーを復旧したいときは、対象のフォルダーを開き、ドックからタイムマシンを呼び出します。するとデスクトップ画面が切り替わり、画面の奥に向かってウインドーがずらりと並びます(図左下)。奥にいくほどそのフォルダーの「昔の状態」です。日付を見ながら昔のフォルダーに表示を切り替え、必要なファイルを見つけたら、選択して「復元」をクリック。過去のフォルダーから現在のフォルダーにファイルが復活します。
バックアップは指定したHDDが接続されているときだけ行われます。iPodをパソコンに接続すると内容が自動更新されるのと同じです。
市販されているHDDの多くはウィンドウズとマックの両方で使えますが、タイムマシンのバックアップ先に指定するにはマック専用形式で初期化する必要があります。
もともと「OS X」にはウインドーをたくさん開いたときに目的のウインドーを見つけやすい「エクスポゼ」という機能がありました。レパードでは「スペーシーズ」という機能が追加され、複数の作業画面を用意して、画面ごとに好きなウインドーを置けます(図右下)。
次回は、レパードのその他の新機能と、マックのラインアップ、購入時の注意点などを説明します。
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