2007年11月30日 19時19分更新
医師不足のため去年5月から分べんの受け入れを休止していた加西市の市立病院が、神戸大学から医師の派遣を受けて受け入れを再開しました。
加西市にある市立加西病院の産婦人科では去年5月に、神戸大学から派遣されていた医師が引き揚げたあと、常勤の産科医が1人になるなど緊急時に対応できないとして分べんの受け入れを休止していました。
休止期間は1年半にわたりましたが、加西病院では、再び神戸大学から産科医の派遣を受けられることになり30日から分べんの受け入れを再開しました。
今後は常勤の医師1人に加えて毎週、水曜日に非常勤の医師が産科の診療を行う予定で、土曜と日曜も隔週で非常勤の医師が待機するということです。
また再開に合わせて、産婦人科の病棟を改装し、親子が同じ部屋に入院できる個室を新たに設けました。
しかし、依然として常勤の産科医と小児科医が1人ずつしかいないため、危険性が高い分べんの受け入れは態勢の整った市外の病院に依頼するということです。