07年11月30日(金) 21:30
■朝鮮会館訴訟 熊本市が敗訴
朝鮮会館に対する税金の免除をめぐる裁判で、最高裁はきょう、熊本市の上告を退け、「免除は違法」とした福岡高裁の判決が確定しました。この裁判は、朝鮮会館への固定資産税を熊本市が一部免除しているのは違法だと「救う会熊本」が訴えたものです。一審判決は訴えを退けましたが、二審の福岡高裁は「朝鮮会館での活動は日本の利益のために行われていない」として、課税を命じる逆転判決を言い渡し、熊本市は上告しました。そしてきょう、最高裁は熊本市の上告を退けました。救う会の加納良寛会長は「減免は多くの市民が納得できない。最高裁が正しい判断をしてくれたと感謝している」と会見で話しました。一方、熊本市は「今後の対応は通知を見て検討したい」とコメントしています。
07年11月30日(金) 21:30
■薬害肝炎訴訟で追加提訴
薬害肝炎訴訟の追加提訴が全国一斉にありました。きょうの提訴は血液製剤によってＣ型肝炎に感染した４１８人のリストを厚生労働省が放置していた問題が発覚してから初めての提訴で、原告の中にはリストに含まれていた人もいます。東京・大阪・仙台・福岡の４地裁に３０人が新たに提訴をし、福岡地裁には熊本の原告１人を含む８人が提訴しました。熊本の原告のうち１人は、実名を公表して闘っている熊本市の出田妙子さん４９歳と同じ病院で製剤を投与されたということです。提訴後の会見で出田さんは「原告全員の救済を目指し頑張っていきたい」と話しました。
07年11月30日(金) 15:00
■民家に強盗 男が逃走中
熊本市松尾町の民家に男が侵入し、寝ていた女性を脅して現金数万円を奪いました。事件があったのは、熊本市松尾町上松尾の坂本エイコさん７２歳の家です。警察の調べによりますと、きょう午前４時４０分ごろ、男が家に侵入し寝ていたエイコさんの孫の美沙子さん２４歳を脅して現金数万円を奪いました。美沙子さんが声を上げたため、男は美沙子さんの顔や手などを粘着テープで縛り逃げました。２人にけがはありませんでしたが、男は現在も逃走中です。また、現場近くにある松尾東小学校では朝から職員会議を開き、集団下校させることを決めました。警察で男の行方を追っています。
07年11月30日(金) 15:00
■女性がはねられ死亡
玉名郡南関町の県道で、横断中の女性が車にはねられ死亡しました。事故があったのは南関町下坂下の県道で、道路を横断していた会社員、北嶋美千代さん５８歳がライトバンにはねられました。北嶋さんは頭を強く打って意識不明となっていましたが、きょう午前５時すぎ頭部損傷のため病院で死亡しました。現場は信号機や横断歩道のない直線道路で、警察は川本さんが北嶋さんに気づくのが遅れてはねたものとみています。
07年11月29日(木) 19:30
■新幹線KANSAI戦略提言をまとめる
３年半後に全線開業する九州新幹線。熊本と新大阪の所要時間が約３時間になる。課題は関西の人をどうやって熊本に呼び込むか？きょう「関西戦略」がまとまった。新幹線関西戦略会議は行政をはじめ観光業者や学識者がメンバーで、去年７月から検討を重ねてきた。関西戦略の柱となったのが「熊本ブランド」の確立。話し合いの結果、「阿蘇」を中心とした観光、地下水や温泉をイメージした「水」、そして山鹿とうろうなどに代表される「火」の３つを柱に関西に情報発信する戦略がまとまったた。また美容と健康をキーワードにした温泉のアピールなど女性を意識した文言も加わった。熊本県は来月中旬からこの戦略をホームページに掲載し県民から意見を聴いた上で来年２月に正式決定する予定。
07年11月29日(木) 19:30
■出水の会がチッソに抗議
水俣病の被害者団体のひとつ「出水の会」はきょうチッソ本社へ抗議を申し入れた。水俣病「出水の会」のメンバー２０人はきょう東京のチッソ本社を訪れ、救済策受け入れ拒否の撤回とチッソ後藤舜吉会長の辞任などを求めた。これに対しチッソ側からは「後藤会長の会見では『拒否』という言葉は使っていない。ただ株主に対しては受け入れがたい、という現状を伝えなくてはならなかった」と答えた。しかし「出水の会」が求めていた後藤会長との面会は実現せず、チッソの態度にメンバーらは怒りがおさまらなかった。「出水の会」は回答に納得できなければ法的手段も考えたいとしている。
07年11月29日(木) 12:00
■軽自動車と衝突、ワゴン車が横転
けさ、熊本市の県道で軽自動車とワゴン車が衝突した。この事故で５人がけがをした。事故があったのは熊本市戸島西の県道熊本空港線。きょう、午前８時半ごろ軽自動車が交差点を右折しようとしていたところ直進してきたワゴン車と衝突した。この事故でワゴン車が横転し３人が軽いケガをした。また軽自動車に乗っていた２人も重軽傷を負い、助手席に乗っていた８０歳の女性が一時、意識不明となりましたが、その後、意識は回復した。ケガをした５人は命に別条はないということです。現場は、信号機のある交差点で警察で、事故当時、信号がどういう状況だったかなど事故の原因を調べている。
07年11月29日(木) 12:00
■劇作家平田オリザさん講演会
劇作家の平田オリザさんが教育について語る講演会が昨夜、熊本市で開かれた。劇作家で大阪大学の教授でもある平田オリザさんは全国の小学校に出向いて子どもたちと一緒に演劇を作り上げるワークショップを開いている。昨夜は子供たちと触れ合う中で平田さんが感じているコミュニケーション教育の大切さについて講演をした。平田さんは子どものセンスを磨くためにいい音楽や演劇などの芸術に触れる機会を増やしてほしいと話した。
07年11月28日(水) 13:00
■酒気帯び運転でタクシーと衝突 税務署職員を逮捕
熊本市の交差点で、西税務署の職員が運転する乗用車がタクシーと衝突しました。この職員は酒気帯び運転の現行犯で逮捕されました。逮捕されたのは、熊本西税務署職員、花岡保則容疑者４１歳です。花岡容疑者は、きょう午前１時すぎ、車を運転し自宅に帰る途中、熊本市手取本町の交差点を水道町方面に右折する際、直進してきたタクシーと衝突しました。タクシーの運転手は首の痛みを訴えているということです。花岡容疑者の呼気から１リットルあたり０.５７ミリグラムのアルコールが検出されたため、警察は花岡容疑者を酒気帯び運転の現行犯で逮捕しました。花岡容疑者は「スナックで日本酒とウイスキーを飲んだ」と話しているということです。職員の逮捕について熊本国税局は「国民の信頼を損なうことになり誠に遺憾」とコメントしています。
07年11月28日(水) 13:00
■ワゴン車にはねられ女性死亡
阿蘇市の県道で、道路を渡っていた女性がワゴン車にはねられ死亡しました。事故があったのは、阿蘇市内牧の県道です。きのう午後８時すぎ、阿蘇市山田の会社員が運転するワゴン車が道路を横断していた女性をはねました。女性は病院に運ばれましたが全身を強く打つなどしておよそ４時間後に死亡しました。現場は片側１車線の十字路交差点で、信号や横断歩道はありませんでした。女性の年齢は５０代から７０代くらい、身長は１５０センチほどで紺色のズボンをはいていたということです。警察は、女性の身元を確認するとともに事故の原因を調べています。
07年11月27日(火) 18:30
■坂本哲志氏、自民党復党へ
今年７月の衆議院熊本３区の補欠選挙で、無所属で当選した坂本哲志さんの自民党への復党が認められることになった。自民党県連の前川收幹事長によりますと、同じ熊本３区を地盤とする県議６人が、きのう、坂本哲志衆議院議員の自民党への復党を認める方向で一致した。坂本さんは、松岡利勝元農林水産大臣の死去に伴う衆議院熊本３区の補欠選挙で当選した後、県連に復党を申請していましたが、松岡元大臣の地元などからの反発が強く、結論は保留されたまま。きのうの会議では、坂本さんへの反発が特に強い大津地区で大筋での了承が得られたのを受け、「坂本さんが協調・融和に努力する」ことを条件に、復党を認めたということ。坂本さんの復党は、来月上旬に開かれる自民党県連の役員会で正式に決定される見通し。
07年11月27日(火) 18:30
■認可外保育施設への助成求める
熊本県内にある認可外保育施設への助成を求めてきょう保護者などが県に要望書と署名を提出した。きょうは、保護者などおよそ２０人が県庁を訪れ、認可外保育施設に通う０歳から２歳までの子どもに対する保育料の補助や、設備費の助成などを求める要望書と１３３７２通の署名を提出した。自治体の認可を受けていない保育施設は県内におよそ１６０施設ありますがこうした施設では、自治体からの補助金がないため、保育料のほかに、保育材料費や冷暖房費など保護者の負担が大きくなっている。保護者たちは「認可外保育施設は多様なニーズに応えてくれる。少しでも助成してくれると子どもも産みやすい」と訴えていた。
07年11月27日(火) 18:30
■日銀新支店長会見
日銀熊本支店の新しい支店長がきょう会見した。平田雅彦新支店長は千葉県出身の５１歳で、長く考査業務に携わっていた。平田支店長は、「新幹線開業を控え、熊本を九州のヘソにする施策が求められる。試行錯誤しながら取り組みたい」と抱負を述べた。
07年11月27日(火) 12:30
■横断中の男性はねられ死亡
きょう未明熊本市の県道で横断歩道を渡っていた男性が車にはねられ死亡した。事故があったのは熊本市長嶺東の県道。きょう、午前０時５０分ごろ熊本空港方面に直進していた普通乗用車が横断歩道を歩いて渡っていた住所不詳 高田禎之さん６４歳をはねた。この事故で高田さんは頭などを強く打ちおよそ１時間後に搬送先の病院で死亡した。現場は信号機のある交差点で乗用車を運転していた男性は「歩行者に気づくのが遅れた」と話しており警察で事故当時信号がどういう状況だったかや事故の原因などを調べている。
07年11月27日(火) 12:30
■高齢者から１億円預かった男に実刑判決
毎月１割の配当を約束して、高齢者などから１億円あまりを預かり出資法違反などの罪に問われていた男に、実刑判決が言い渡された。判決を受けたのは、宇土市の元証券仲介業山田英雄被告５１歳。山田被告は元従業員と共に高齢者など８人から１億円あまりを預かっていた。出資法では証券仲介業者が金を預かることを禁じていますが、山田被告は「１割の配当金を毎月支払う」と約束して金を預かったほか、運用する意思もないのに「配当金が出る」と嘘をつき、現金２００万円を騙し取ったとして、出資法違反と詐欺の罪に問われていた。きょうの公判で熊本地裁の小田島靖人裁判官は、「違法と知りながら多額の資金を集めた巧妙で悪質な犯行」と指摘し、懲役２年８か月の実刑判決を言い渡した。