政務調査費を不正に受け取っていたのは、玉野市議会の兼光 一弘議員（６９）です。 兼光議員は、 今年４月末までに提出した２００６年度の政務調査費収支報告書に実際には購入していないパソコン代２４万９８００円を記載し、そのうち半額の１２万４９００円を政務調査として受け取っていました。不正に受け取った政務調査費は今月２６日付けで玉野市に返還されています。兼光議員はこの事実を認めた上で「政務調査費の架空計上を意図したことは無く、（パソコンの購入については）業者（電気店）に対して機種の選定が曖昧で中断状態だった」と文書で釈明しています。兼光議員は 玉野市議会からこの問題について臨時市議会で事実関係を明らかにし陳謝するよう求められていましたが、体調不良を理由に欠席しています。玉野市議会では兼光議員の体調が戻り次第、この問題について事情聴取を行い、今後の対応を協議しいていくことにしています。兼光議員は平成３年の玉野市議会議員選挙に初当選して以降、現在、連続５期目でこれまでに市議会議長なども歴任しています。

３０日午後、倉敷市役所で開かれた東ビル対策会議で、先月１０月２５日の天満屋との仮契約の際、未契約者１人と床への立ち入りを拒否していた権利者１人の同意が得られたことが報告されました。全ての地権者から同意が得られたことで天満屋出店の本契約が年明けにも結ばれることになりました。天満屋は、来月１０日から東ビルの改装工事に取り掛かり、来年３月のオープンに向け急ピッチで準備を進める計画です。東ビル問題は、天満屋との出店交渉開始からおよそ２年でようやく解決に向かいます。

ガソリンの値上げの前に、総社市内のガソリンスタンドでは、朝から次々とドライバーが給油に訪れていました。今回の値上げは、出光興産や新日本石油などの石油元売り大手が、原油の調達コストの上昇分を上乗せし、卸売り価格を６円程度値上げするためです。これにより、県南のほとんどのガソリンスタンドが、１２月１日から１リットルあたり７円程度の大幅な値上げを行います。フルサービスのガソリンスタンドの店頭価格は、１リットルあたり１５５円を突破する見込みで、値上がりは３ヶ月連続となります。また、年末年始にむけて需要の増える灯油の販売価格も、１８リットル一缶あたり、１８００円を超える最高値となりそうです。石油販売会社では、原油価格の動向が依然先行き不透明でこの高値水準がしばらく続くと予想しています。

訓練は、本庁舎の６階から１０階で勤務する職員を対象に６階東側の湯沸室から火災が発生したとの想定で行われました。訓練では、火元近くの職員が、非常電話で庁舎内の防災センターへ火災の発生を知らせ、消火器や消火栓からの初期消火を試みました。そして、庁舎内に火災発生を知らせる緊急放送が流れるとおよそ３００人の職員が、階段を使って市役所東側の広場へ避難しました。また、７階に常設されている救助袋を使っての避難訓練も行われました。訓練の後、倉敷消防署の古市署長が、「救助袋の設置に手間取りましたが、万が一の場合も、迅速かつ冷静に行動できるよう日ごろからそれぞれの役割を理解し、防災意識を持ってほしい。」と講評しました。倉敷市では、毎年１１月に避難訓練を行っています。