横綱朝青龍（27）が30日17時18分から両国国技館で謝罪会見を行った。冒頭では「皆様に長い間ご迷惑をおかけし、心からお詫び申し上げたいと思います」と語った。療養先のモンゴルでもトレーニングは行っていたようで、12月2日の巡業には参加し、1月に行われる初場所を目指すという。

　今回の騒動の発端となった「サッカー参加」だが、これはモンゴルの政府、サッカー協会、大使館がどうしても出てくれ、と言われたため出たのだという。それについては「自分が一番悪いのですが」と語った。帰国が数日遅れたことについては毎日直行便が出ていなかったことが理由だという。処分の重さについては、「自分が悪いので、受け止めないといけないと思った」と語った。

　療養中にバーで暴れたことについて聞かれると「いい加減な新聞なので、よく考えてから質問してください」と切り返した。途中、「（夏に）会見を拒否した理由は？」と聞かれると高砂親方が割って入り、「拒否したのではない、そういう状態ではなかった」と語気荒げて言う場面も。その時の心境について聞かれ、朝青龍は「覚えていません」と言うと親方が「心境なんてムリだ、考えられない！」と弟子をかばった。

　今回の会見について、個人のブログでは「取材陣の意地悪な繰り返し繰り返しの質問を聞いていたら朝青龍がとっても気の毒になりました」や「ある程度の謝罪を行って後は、試合の結果で判断すれば良いと思います」などと擁護する意見がありつつも、「品の無い横綱　朝青龍　モンゴルにお帰り！！」と会見を受けても厳しい意見も目立つ。また、先場所12勝3敗の成績ながら優勝し、横綱の面目を保った白鵬に対し「復帰しても簡単に優勝させるなよ、白鵬」とエールを送る人もいた。

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