フィクサーに年間600万円の補助金
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推理小説で、一度も出て来なかった人間が最終章で「コイツが犯人だ」と指名されたら、そら、ギャグにもならんわけだ。少なくとも「探偵は犯人ではない」とか「召使いは犯人ではない」というのが、正しい英国風推理小説のお作法であって、三人殺しでは「なんだよ、婆ァの妹の亭主なんて聞いてねーよ!」とルール違反に怒ったお茶の間探偵も多かったとは思うんだが、現実というのはそういうもんだ。で、防衛疑獄事件なんだが、こちらも出ているネタが少なすぎる。うっかり断定すると恥をかく。つうか、本当の正体は永遠に明かされないんだろう。
で、守屋と女房が捕まったとかでなんだが、ここでちょっと出自を洗ってみる事としよう。で、守屋なんだが、なんでも父親が国会議員だったという事で、コレだ。
── 父は、元内務官僚で衆議院議員、初代塩釜市長を務めた守屋栄夫。── 守屋栄夫(1874-1973)は富永村出身。旧制二高から東京帝国大学独法科を出て、内務省に就職。二五年には文治と共に「第七回国際労働会議」に日本政府代表としてジュネーブへ。二八年の第一回普通選挙から衆議院連続六期当選。のち塩釜市長。
おまけといっちゃ何だが、守屋の女房は、おいらも以前に紹介したように「元防衛庁職員」である。やり手のお局さんで有名で、旦那より力を持っていたという噂もなきにしもあらず。いっしょに捕まるには、捕まるだけの理由があったわけだ。ところで、守屋というのは、父親が70歳になって生まれたようなんだが、まぁ、そういう事になっているらしい。で、ここからは推測。
守屋は、国会議員になるつもりだった。小泉政権のあいだ5年間も事務次官をやるという異例の人なんだが、そこら辺はそれなりに鼠の引きがあったんだろう。防衛族からは歴代、参議院議員なんぞが出ているんだが、こないだの選挙ではあいにくとイラク赴任のお髭のオッサンが出たので守屋の出番はなかった。残念。で、父親が六期連続で衆院議員やった家に生まれ、自らも官僚としては最高位である事務次官まで昇りつめた身としては、まんざら可能性がなくもないわけなんだが、それが馬鹿な政治家のスタンドプレーのせいで足元すくわれて、もう、ブチ切れだと思いますよ、実際w なので、現職大臣の一人や二人、道連れにせずにはいられるものか、と、開き直ったとも考えられるんだが、それはさておき。
ここで話は秋山というフィクサーに移る。実話GON!ナックルズによれば、
「彼はいつもカネになりそうなネタを追っている。辺りかまわず手を出す。そうしているうちに、父親(故人)が陸上自衛隊に勤務していたことも影響したのか、〝軍事〟がもっともカネになると知ったんだろうね」
と、秋山を知る者のひとりが語る。秋山の年初から春にかけての動きはこんな具合だ。集合対象はいずれも国会議員や官界最高層、軍需企業関係者たち。いずれも秘密会合である。1月19日=檜会の新年会、1月20日=日米安全保障戦略会議の新年会、2月16日=宇宙追跡観測システム(STSS、ノ―スロップ・グラマンが展開するMD支援システム)の説明会、3月3日=無人偵察機プレゼンテ―ション(イスラエル企業)、3月9日=ボ―イング社との朝食会。
ここで不思議なのは、オフィスマツナガさんちで書かれていた話なんだが、「学生時代からベンツ乗っていた」という証言が書かれているわけだ。大将だか将軍だか知らないが、自衛隊の息子がベンツを乗りまわせるものなんだろうか。タイではあるまいし。で、この秋山さんが何をやっているのかというと、アメリカの軍需産業と日本の軍事関係者の橋渡しみたいな事をやっているようで、それも、必ずしも怪しい裏事業だけというのでもないらしい。
ま、これは、シンポジウムの内容も内容だけど、日本初といわれる「武器見本市」が毎年開催されている。F15とか、F35とか、偵察衛星とか、なんとかミサイルとか展示されている。「ただし、本物はない、全部模型。だから、ジュネーブで開催される武器展示会にくらべたら、おもちゃみたいもの」(ボス談)
うちの北岡記者にいわせると、「クライスラーや、ベンツをうるのと同じように、新ミサイル防衛構想のミサイルとか、トマホークとか、戦闘機とかのパンフレットが自由に手に入る」
そりゃ、米国の武器商人さんも商売だから、クライスラーや牛肉をうるのとの同じように、武器だって売り込みするのだろう。そのパンフレットぐらいあっても不思議でない。
「しかし、その光景は、確かに、平和慣れした日本人には異様にみえるかもな?たいていのマスコミ人は、これをみてびびる」(ボス談)
ただ、この人の会社というか事務所というか、7~8人もスタッフがいながら、本人も含めて誰にも給料を払ってないとかで、何でもアメリカの正体不明の会社から給料が支払われているとか、色々とあるようなんだが、よく判りません。
とりあえず言えるのは、利権というのは長く長く、引き継がれるモノである、という事だな。世代が変わっても、人間なんてモノはさほど進化しないと言い換えても良い。で、経世会と清和会の防衛利権争いが背後にあるんじゃまいかとか、想像しても仕方ないんだが、一つだけ大事なコトを指摘しておく。
というのは、テレビニュースでは報じていないが、証拠となった勉強会は、安全保障問題についての勉強会だった。産経新聞によると、出席者は額賀氏、元防衛施設庁長官の宝珠山昇氏、秋山直紀氏(日米平和・文化交流協会事務所)などであり、まさに疑惑の日米安全保障会議の主要メンバーたちであり、アメリカからの意向を伺う安全保障族たちだったのである。しかも、テレビ報道では勉強会の録音日時は17時間の時差で記録されていた。
これでストーリーを組み立てると、ジェームズ・アワー氏と額賀大臣が料亭で会談し、その17時間後、ないし「中抜けで直後」に、防衛族連中の会合があって、そこに出席しているわけだ。まぁ、アレだな、額賀がアメリカのお偉いさんの使いっ走りやってアメリカ様の意向を伝言しているという構図になるんだが、もちろん、アワー氏というのは、元国防省なんだが、
コーエンら国防省関係者は退官の後はほとんど、軍事産業へ天下るか軍事コンサルタント会社を設立して儲けることに専念するのだ。
文化交流協会は
政府から毎年、600万円前後の補助金が出されているが、何のために補助金が出ているのかよく分からない。
専務理事の秋山氏は国会議員と防衛産業の人物を会わせる。防衛産業は武器納入を目指して政治家に献金やパーティ券購入、或いは選挙の応援をし、また陸海空の制服組を呑ませ喰わせ、あるいは退官後の就職・天下りを受け入れるのだ。
制服組は天下りを目指し、或いは先輩の将軍からの依頼を受け軍事産業の製品導入に尽力するのだ。
山田洋行なんて十数年で百数十億円の納入実績と大騒ぎになっているが、三菱重工は一年で2000億円なのだ。
補助金が600万も出ているんだから、そこで何が行われているのか、国民の前に明らかにすべきではないですかね。そうですか、アメリカ様が絡むのでできませんか、そうですか。
でも推理小説でも一番怪しい奴は犯人でないよね。だったら推理にならんからw 今回の三人殺しの事件は、秋田というよりオウムの松本サリン事件が頭に横切ったのは俺だけか? ま、どっちにしても野次馬さんの洞察力は凄いよ。このエントリーの読みも当たってる気がします。
>これでストーリーを組み立てると、ジェームズ・アワー氏と額賀大臣が料亭で会談し、その17時間後、ないし「中抜けで直後」に、防衛族連中の会合があって、そこに出席しているわけだ。
>額賀がアメリカのお偉いさんの使いっ走り
額賀が下手な探偵物で、すぐにバレてしまうようなアリバイ工作をしてでも、この宴席に出てないと言いはる理由が分る気がします。それこそ命に関わるのかもしれませんね。しかし最近、漫画や小説の出来損ないみたいな事件が多いのは何故でしょう?
投稿 セピア | 2007/11/29 05:37
さすがに義理堅い野次馬さんとしては「恥をかく」くらいの表現が精一杯なのでしょうね。二階堂は2ちゃんでもボコボコに言われてますけど、これでかなり信用を落としてしまいました。元々対して信用なんて無かったという意見もありますけどw
投稿 ぴーなつ | 2007/11/29 06:58
二階堂さんを 擁護する気は無いけど 私は 未だに疑惑を捨てきれない。
投稿 | 2007/11/29 10:53
あの一家の関係者は、なんだか全員、怪しいヤツらしいよw
たまたまTVに出ていたのが画伯だけで、彼が疑われたんだが。
二階堂が2ちゃんころでボコボコなのは昔からだ。
投稿 野次馬 | 2007/11/29 12:14
二階堂を2ちゃんでボコボコしてるのは、引っ掛けを仕掛けた在日ヤクザ系の工作だろ、たぶん。
このパターンで法律で難しいなら、小うるさいブログつぶしてネット言論の力を殺いでネット封殺しようとヤツラ狙ってるんだろう。だから、2ちゃんやココで二階堂を叩いてるやつらは、IP引っ張ってきて追っかけてやればいろんなネタが転がり込むから組織が特定できるレベルまで好きに書かせてやって、後でネタをごっそり仕入れればいいんだよ。
投稿 馬場 | 2007/11/29 12:42
結局ネット上でどうこう言っても、ネットの人間が現場取材できることはまれだから、
マスコミの偏向的な報道にやられた感じですね。
投稿 Hな王様 | 2007/11/29 13:32
歩いて行けるぐらいの所で大事件が起きて
解決するまでの過程が見れると
報道も噂話もどのぐらいあてにならないかわかるよ。
投稿 | 2007/11/29 19:44