(cache) 自家醸造、100の自問自答-11
- 麦芽のフレーバーについて。
- ラガーモルト(4EBC、淡色麦芽)の特徴
- 殻粒臭、甘み、ナッティ、未熟臭、硫黄臭が強い。
- ラガーモルトのみを使って造る、ジャーマンピルスナーでは、未熟臭、硫黄臭などがする。
- クリスタルモルト(150 EBC)の特徴
- モルトの色が濃くなるに従い、フレーバーが強くなる。
- 甘みがつよくなり、タフィーというキャラメルの香ばしいフレーバーが強くなる。
- チョコレートのフレーバーも出てくる。
- フルーティなフレーバーが特徴
- チョコレートモルト(950 EBC)、ブラックモルト(1100
EBC)の特徴
- 焦げ臭が強くなる。焦げ臭はチョコレートモルト>ブラックモルトである。
- 苦みや渋みが強くなる。
- カラメル香、コーヒー、チョコレートのフレーバーが強い。
- まとめ
- 淡色麦芽は殻粒臭、甘み、ナッティ、未熟臭、硫黄臭
- 濃色麦芽は焦げ臭、カラメル臭、渋み、苦み、コーヒー、チョコレートのフレーバーが強くなる。
- base malt の焙燥温度と麦芽のフレーバーについて
- 硫黄臭は低い温度で焙燥したラガーモルトに特徴的なフレーバーである。
- ラガーモルトは1グラム中、5〜6μg/gのSMM(s-メチルメチオニン)
- ペールエールモルトは1グラム中、1〜2μg/gのSMM(s-メチルメチオニン)が含まれている。
- SMMは煮沸行程でDMSに変化する。
- ラガーモルトのみで造ったラガービールでは、DMSがする。
- ペールエールモルトをベースにして造ったペールエールでは、DMSは感じない。
- したがって、高い温度で焙燥した麦芽を使用した濃色ビールではDMSを感じない。
- 各bese
maltのフレーバーの特徴を一覧表にまとめました。


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(橘 克英)迄。
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作成日時 2003年7月31日