陸上自衛隊北部方面総監部は30日、恵庭市の北海道大演習場で野営中に火事を起こし銃15丁などを焼失させたとして、北部方面会計隊所属の男性1尉(42)ら3人を減給などの懲戒処分とした。監督責任が不十分だったとして同隊の男性3佐(50)ら上司2人も戒告処分とした。
同総監部広報室によると、9月18日午後8時25分ごろ、テントで宿営していた1尉ら2人が誤って灯油ストーブにガソリンを入れ、ストーブをつけると一気に燃え上がった。テントは全焼し、64式自動小銃14丁と拳銃1丁、パソコンや机などを焼失。テント内に弾薬はなく、他に2人の隊員がいたが、けが人はなかった。燃料担当の男性曹長(39)がガソリンが入った燃料缶に誤って「灯油」と書かれたテープを張ったのが原因という。【田中裕之】
毎日新聞 2007年11月30日 21時55分
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