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【三重】

町通院カー初出動 御浜町の女性、紀南病院へ

2007年11月30日

町通院カーに乗り込む利用者=御浜町阪本で

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 山間部の住民が病院に通う交通手段として、御浜町がタクシーを活用して11月から導入した町通院カーで29日、初めての利用者があった。

 町通院カーは、山間部を走る町自主運行バス2路線を、利用者が少ないため2006年3月に廃止したのを受け、該当地区の通院患者の“足”を確保しようと始まった。

 2地区と同町阿田和にある紀南病院をつなぐ2コースと町内の開業医を巡るコースの計3コースがある。料金の一部を町が負担する。利用者は、会員登録して前日までに予約する。

 初の利用は、阪本地区から紀南病院まで約12キロの「紀州犬の里コース」に1人が乗車した。利用した女性(88)は2カ月に1回ほど病院に行き薬を受け取っている。自主運行バスの廃止後は近所の人に頼んで病院まで乗せてもらっていたという。「遠いバス停まで行かなくてよいのでありがたい」という一方で「買い物はだめとか、介助者は同乗できないなど条件が多い」と不満を漏らしていた。

 町健康福祉課によると、登録会員は現在24人。今後利用者は増えると見ている。買い物での利用は目的が違うとしつつも「来年3月ごろまでは試験期間なので、要望があれば検討していきたい」としている。

 (桜井祐二)

 

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