AIRWOMAN COLLIES
http://airwoman.if.tv/
友人ブリーダーから教えてもらった床ずれに関する最新の
医学的情報。目からうろこだった。
低反発マットを持っていないし、あと数ヶ月の命か数日の
命かも分からないので、パソコンを包んでいた大きな丸い
ぷっちんのエアー入りナイロンを2枚重ね、バスタオルの
下に敷いてみた。
痴呆があって無駄な動きが多くて傷が痛み、基礎的体力も
落ちているので、粉薬の化膿止め抗生剤を水で溶いて
シリンジで飲ませているが、傷口に軟膏を塗るのは止め、
浮き輪タイプのマットも使わない。
点ではなく面での除圧をするのが、人間の医療現場でも
動物の医療現場でも最新の考え方であるらしい。
http://homepage3.nifty.com/elfaro/wounds/pressurewound-1.htm
ブログを書いていてもメールを書いていても凪や子犬が
泣けば、すぐに行かねばならず、中断することが多い。
ここからは、2回目の書き込みである。
今は子犬のオーナーであっても、いずれは老犬介護も
必要になってくるので、子犬のオーナーさんは、老犬
介護のこともよく覚えておいて欲しい。
さっき、今日の凪の床ずれの手当てを両サイド終えた。
毛を刈り、霧吹きに入れた水道水で洗い、ティッシュで
ふき取ってから、パッド(女性の厚手生理用ナプキンが
最適かなと思う)を患部に当てて、紙テープで固定。
固定といっても周囲は毛だらけなので何本ものテープを
毛に止める感じである。肩の床ずれが最もひどいので、
前肢のようにぐるりとテープで巻くことはできない。
手当てを終えたら、というか身体をひっくり返す度に、
各関節を動かし、皮膚のマッサージをして血行を促す。
ブラシは傷口に当たるとまずいので使わない。
熱が少しあるようだが、昨日よりよく食べた。でも、
半カップ分のふやかしたフードを1度で食べきることは
できないので、何回にも分けて与える。そして、嚥下が
上手くいっていないから、合間にシリンジで水を飲ませ、
食べ終わってからも水を飲ませる。
食事が終われば、食べこぼしだらけ。痛くて寝返りを
打ちたくなると、呼吸が荒くなるし、泣き始める。
排便は立ってしたがるが、できなくて泣き続けるので、
立った姿勢をとらせて、肛門に綿棒を入れて浣腸する。
心臓も弱っているから、エアコンで室温を26度程度に
してはいても心臓にはタオルをかけておく。目を開けて
寝ているので、ドライアイになるので目薬をさす。
老犬、それも痴呆のある老犬の寝たきり介護は、かなり
きつい仕事で、1頭で、新生児1胎、約5〜6頭分の
人工哺乳と同じ程度の労力かなと思う。
老犬と子犬を手元に置かない大手ブリーダーも居るが、
新生児から死期の迫った老犬まで自分自身の手で育てて
やっと、ラフコリーという犬の理解ができるのだと思う。