慢性的な看護師不足に悩む大田市立病院(岡田和悟院長)が来月15日から、5階建て病棟の5階フロアの使用を休止する。同病院の女性看護師の平均年齢が若く、出産や育児による休暇や夜勤免除で、看護体制の維持が困難になったためだが、県医療対策課によると、公立病院が看護師不足の対策として全面的に病棟階の使用を休止するのは、県内初のケースという。
同病院の看護師(准看護師、看護助手含む)は現在159人で、出産や育児での休暇や夜勤免除を取得する看護師は今年11月までの平均で約19人に上る。12月から来年2月までは毎月20人を超えるという。
病院では今年8月、4階病棟の西側21床の使用を休止し、3人の看護師を他病棟に振り分ける対策を講じた。今回の措置は、4階西側は復活させ、54床ある5階病棟の使用を休止。担当の看護師19人、准看護師2人、看護助手4人の計25人が他病棟に回る。
28日に開かれた市議会全員協議会で、西尾祐二副院長は「医者の数が減るわけではないので病院機能は低下しない」と説明した。また、病床は339から285に減少するが、現在の入院数は約200人で受け入れ態勢に問題はないという。
県医療対策課は「すべての報告が入るわけではないが、病棟の一部を閉鎖して看護師不足を補う対策は例がない」と話している。市立病院では随時、看護職員の応募を受け付けている。問い合わせは病院総務部(0854・82・0330)か同市役所(0854・82・1600)。【船津健一】
毎日新聞 2007年11月29日