2007年 11月 29日 坂出３人殺害　死因判明　遺留品も… △▼ 坂出市で幼い姉妹と祖母が殺害された事件で、３人の死因が明らかになると共に、遺留品の情報が明らかになっています。司法解剖の結果、山下茜ちゃん、彩菜ちゃん姉妹と三浦啓子さんの死因はいずれも出血死とわかりました。胸などに複数の刺し傷があり、３人とも即死状態だったということです。一方、２８日、３人の遺体が見つかった資材置き場で、川崎政則容疑者（６１）の供述どおり、切り取られたカーペットの一部や、三浦さんのものと思われる靴などが埋められているのが発見されました。また、捜査本部は、川崎容疑者が犯行当時、住んでいた坂出市谷町の自宅など２カ所に捜索に入り、犯行の動機につながると見られる祖母啓子さんとの金銭トラブルに関わる借用書などの資料を押収しました。捜査本部では、２８日、坂出市の墓地で凶器と見られる刃物が見つかったことから、３人の殺害についても川崎容疑者を追及しています。川崎容疑者は単独での犯行を供述していますが、警察では、周囲に気付かれずに１人で３人の遺体を運び出すのは難しいとみて、共犯の可能性も視野に入れ捜査しています。 チボリの名称使用再度打診へ ▲▼ 倉敷チボリ公園の存続問題です。チボリ・ジャパンの取締役会が開かれ、再来年以降も「チボリ」の名前が使えるよう、デンマーク側に再度打診する事になりました。この問題では、岡山県が、「チボリ」の名前が使えなくなれば土地代は支払わないと明言し、県から市民公園として運営を打診された倉敷市も拒否しました。緊急で開かれた取締役会では、出席者から「チボリという名前が使えないか、再交渉してみてはどうか」と提案があり、デンマーク側に再度打診する事になりました。デンマーク側から拒否された場合の対応について、石井知事は明言を避けましたが、県が責任を持って判断すると話しました。 ＮＯＶＡ岡山駅前校開校へ ▲▼ 先月、経営破たんし、教室を閉鎖していたＮＯＶＡ岡山駅前校が、開校に向け、元受講生を対象にした説明会を始めました。２週間後からの授業再開に向け説明会を始めたのは、岡山市本町にあるＮＯＶＡ岡山駅前校です。経営破たんしたＮＯＶＡから、一部事業を引き継いだ名古屋市の企業が、全国で順次開校しているもので、中国地方では初めての再開となります。再雇用された従業員が、元受講生たちに契約内容について説明しました。岡山県内には８校のＮＯＶＡがありましたが、岡山駅前校以外の再開はまだ決まっていません。 伯備線で列車にはねられ高校生死亡 ▲▼ ２９日昼すぎ、倉敷市のＪＲ伯備線で、男子高校生が列車にはねられ死亡しました。２９日午後０時５０分ごろ、倉敷市大内のＪＲ伯備線車ケ瀬踏切で、岡山発、備中高梁行きの普通列車の運転士が、線路内で人影を発見しました。警笛を鳴らして非常ブレーキをかけましたが間に合わず、人をはねました。警察によりますと、はねられたのは倉敷市の１６歳の男子高校生で、病院に運ばれましたが間もなく死亡しました。列車の乗員乗客にけがはありませんでした。警察などによりますと、男子高校生は、線路内に立っていたということで、自殺と事故の両面で調べています。 ＣＭフェスティバル ▲▼ この１年間にテレビやラジオで放送した、優れたコマーシャルを紹介するＣＭフェスティバルが岡山市で開かれました。フェスティバルでは、去年７月から１年間に新しく放送されたＣＭ、２７２７本の中から選ばれた優秀作品が紹介されました。作品は、健康をテーマにしたものなど多岐にわたり、集まった人たちは、全国各地の特色あふれるＣＭから、時代のトレンドや地域性などを感じていました。 津山市役所で地デジをＰＲ ▲▼ 津山市などで地上デジタルの試験放送が始まり、地デジの良さをＰＲするイベントが行われました。試験放送が始まったのは、津山市・美作市・鏡野町・勝央町などの約４万５０００世帯です。岡山県北部に新たな中継局が完成したことで、岡山県内の８０・４％の世帯で地上デジタル放送を見ることができるようになりました。ＯＨＫの魚住咲恵アナウンサーなど、地デジ推進大使が津山市役所を訪れ、桑山博之津山市長に試験放送の開始を報告したほか、市民らにパンフレットを配り、地デジの良さをＰＲしました。地上デジタル放送では、高画質・高音質が楽しめるほか、画面上の電子番組表で１週間先の番組情報などを知ることができます。 大原美術館で若手作家の作品展 ▲▽ 倉敷市の大原美術館の名画を収集したことで知られる児島虎次郎のアトリエで、創作活動をしていた画家の三瀬夏之介さんの作品が一般公開されています。奈良県在住の現代日本画家三瀬夏之介さんは、大原美術館が若手作家にアトリエを提供したり制作活動の費用を支援するプロジェクトに参加し、今年９月から約１ヵ月間に作品２点を製作しました。縦２・５メートル、横７・３メートルの大作「君主論」は、イタリアのフィレンツェの大聖堂や町並みが、迫力あるタッチで描かれています。また、「僕の神様」は、躍動感のある富士山が描かれていて、見るものを圧倒します。三瀬夏之介さんの作品は、倉敷市の大原美術館で、来月２日まで公開されています。