倉敷市役所前で行われた出発式には、地域安全推進員や交通安全母の会の会員などおよそ200人が参加しました。出発式では、倉敷警察署の岡署長が、「地域が一体となって悲惨な事故や犯罪を防止していきましょう」と呼びかけました。年末年始警戒パトロールは、29日から来年1月5日までです。倉敷警察署管内では、今月27日に、コンビニ強盗事件が発生するなどここ数年の犯罪件数は増加傾向にあります。特に、自転車盗の発生件数は、1,207件となっていて、去年の同じ時期と比べ、大幅に増加しています。こうした状況から倉敷警察署では、倉敷駅前周辺のパトロールや、夜間の街頭活動などを中心とした警戒活動を展開することにしています。
古市市長のマニフェストには、経営感覚を持った倉敷、国際文化都市倉敷、福祉文化都市倉敷の3つのビジョンに沿って63項目が示されており自己評価した結果全体で79.7点と合格点をつけました。このうち市役所改革による支出の削減では、予算総額の目標を事前に設定したり重点化政策枠を設けるなどして『選択と集中』による予算コントロールの仕組みを作ったことなどから一定の成果を挙げることが出来たとしました。一方で、観光客を毎年20万人ずつ増加させることについては、倉敷チボリ公園の業績不振や倉敷駅周辺整備の遅れなどが影響し点数が低くなったとしました。
調印式では、大阪富士工業の大島三十二副社長と総社市の片岡聡一市長、中村吉男市議会議長が、立地協定書に調印しました。総社市が今年2月から土地所有企業との間を仲介する形で誘致を進めていました。兵庫県尼崎市に本社を置く大阪富士工業は、3年前から総社市久代の工場で太陽光電池に用いるシリコンウエハーの加工を行っており第二工場の進出でシリコン加工をはじめエコ関連事業の増強を図ります。工場誘致が決まったのは、総社市中原のゴルフ練習場跡地およそ3.9ヘクタールで大阪富士工業では、来年12月の操業開始を目指していて当初50人の採用を予定しています。
一般会計補正額は、3億3,600万円の増額となり、補正後の一般会計総額は1636億9,700万円となります。歳出の主なものとして、築50年以上が経過している児島商工会館の解体経費として4,040万円、倉敷駅前東ビルを管理する倉敷市開発ビルに対して固定資産税や共益費などの貸付金として2,900万円、平成20年度から5年間児童生徒数の増加のため西阿知小学校と倉敷養護学校にプレハブ教室を増設するための費用として2校合わせて8,900万円などとなっています。倉敷市12月補正予算案は、12月6日に開会する倉敷市議会12月定例会に上程され審議されます。
表彰されたのは、福田南中学校生徒会と、第二福田小学校生活環境委員会、それに、水島署管内の小学生5人です。福田南中学校生徒会は、福祉施設への慰問や、学区内の公園の清掃などのボランティア活動が評価されました。また、第二福田小学校の生活環境委員会は、挨拶運動で中心的な役割を果たし、学校全体に挨拶の輪を広げました。一方、個人表彰のうち第四福田小学校4年の利川 貴生くんと3年の松本 芽依さんは、体の不自由な友達を登校時に毎日支援し続けてきたことが評価されました。水島警察署の猪原煕署長は、「みなさんの地域での取り組みに大変感謝しています」と受賞者を称えました。受賞者を代表して、福田南中学校の河野 真裕美さんが、「この受賞を励みに、今後も地域のために頑張っていきます。」と謝辞を述べました。
臨時取締役会には、取締役11人と監査役3人の合わせて14人が出席し、今後の公園運営の在り方などについて協議しました。その後の記者会見でチボリジャパンの坂口正行社長は、「チボリ」の名称について今後も使用できるかどうか再度、デンマークのチボリインターナショナルの意向を確かめることを明らかにしました。公園の名称については、現在までのところ平成21年の3月まで『チボリ』の名称を使用することでデンマーク側の合意を得ているということです。岡山県の石井知事は、デンマーク側の反応や12月県議会での議論も踏まえ年内中に今後の公園運営の大枠を決めたいとしています。
児島法人会では、地域に貢献しようと毎年、会費の一部を寄付に充てています。贈呈式には、児島法人会の片山博通会長など3人が訪れ、「地域を応援できることは嬉しい。有効に活用して下さい。」と児島障害者支援センターの松下敏朗所長に目録を贈りました。児島障害者支援センターの松下所長は、「利用者のIT活動に有効に使わせていただきます」とお礼を述べました。児島障害者支援センターでは、一日およそ70人の障害者が施設を利用しており今回贈られたパソコンは、障害者対象のパソコン教室などで利用されることになっています。