自民党の中川昭一元政調会長が来週にも党内でタカ派とみられる議員を集めて勉強会を発足させる。安倍晋三前首相が掲げた憲法改正や集団的自衛権の容認などの早期実現を福田康夫首相に促すのが目的。求心力の衰えが目立つタカ派の再結集に向けた動きだが、総裁選で麻生太郎前幹事長を支持した議員も多いことから「麻生別動隊」との見方もささやかれている。
勉強会には中川氏が所属する伊吹派や麻生派の議員のほか、島村宜伸元農相ら無派閥議員も参加し、30人規模になる見通し。来週、発起人による準備会合を開く。テーマとしては国家観や歴史認識、教育問題などを想定している。(07:01)