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2007 年 11 月 29 日 16:35 現在
インフルエンザ、早めの予防対策を

インフルエンザの流行の時期が
例年よりも早くなる可能性が高い
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 この冬はインフルエンザの流行の時期が例年よりも早くなる可能性が高いと見られています。

 県内の状況を取材しました。

 県内の主な医療機関ではインフルエンザの患者数をチェックしていますが今月19日から25日までの1週間に報告された患者は1か所あたり1.17人。

 この時期としては過去10年で最も多くなっています。

 その中で、全体の75%近くを占めているのが砺波厚生センター管内です。

 「南砺中央病院」では、インフルエンザの検査キットで確認された感染者の数が、子ども26人とその家族のあわせて32人にのぼっています。

 最初の感染者が判明したのが、先月30日、その後今月に入って感染が広がりました。

 公立南砺中央病院内科医長の高桑健さんは「当院のキットで確認されているのは、全部A型で約30人。殆どが小学生の子供で、一部その父兄にかかっている状態ですね。」

 県衛生研究所では、こうした状況を受けて例年よりも早めの予防対策を呼びかけています。

 県衛生研究所・堀元栄詞主任研究員は「大概早い時期で12月の中旬以降、インフルエンザの患者数が増えてくるが、それから考えるとおよそ1ヶ月近く早い段階で患者報告があります。」「ワクチンは接種してすぐに効果が現れるわけではありません。通常2週間近くかかるものなので早めに高齢者の方は受けて頂きたい」

 現在、県内で検出されているウィルスはAソ連型とA香港型、全国的にはAソ連型が多いということです。

 また専門家は、今後、新型ウィルスの出現にも注意が必要だと見ています。

 県衛生研究所・堀元栄詞主任研究員は「インフルエンザのウィルスはシーズン中でもマイナーチェンジを繰り返していくわけですが、ある時大きく変わるんです。これが新型インフルエンザになる可能性があるわけです。」

 1918年から20年にかけて流行し、世界中でおよそ4000万人もの人が命を落としたスペイン風邪もそのようにして生まれた新型ウィルスでした。

 県衛生研究所・堀元栄詞主任研究員は「大体20〜30年経てば大きく変わると言われています。既に最後の香港風邪が出てから30年以上が経っているので、もうそろそろ出てもおかしくない」

 インフルエンザウィルスは毎年変化しているということで、治療薬があるからと甘く見ず、まずはしっかり予防することが大切です。

 特にお年寄りや乳幼児は重症になると死につながることもあるため、早めのワクチンの接種やうがいなどで予防に心がけて下さい。

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