トップ > 愛知 > 11月29日の記事一覧 > 記事
【愛知】助産師外来や女性専用病棟開設 名古屋市長ら「前向きに検討」2007年11月29日 名古屋市議会11月定例会は28日、本会議を再開し、自民、市会自民、共産、民主、公明の順で、5会派の代表が質問。続いて、市の提出した議案以外についても7議員が質問した。来年四月の病院局設置や広小路ルネサンス構想などについて議論が交わされた。 病院局設置に関連し、ばばのりこさん(公明)はソフト面の充実を提案。助産師が妊婦検診や保健指導、相談に応じる「助産師外来」の拡大や女性患者のプライバシー確保のための「女性専用病棟」の開設、職員の働きやすさを高める「院内保育所」の24時間実施などを求め、松原武久市長ら市側はいずれも「前向きに検討したい」と約束した。 さらに、ちかざわ昌行さん(民主)が病院事業の赤字体質をただしたのに対し、長谷川弘之健康福祉局長は2008年度に事業の収支均衡、10年度に不良債務を解消するとして掲げた「市立病院中期経営プラン」の見直しに、早急に着手すると明言した。 一方、市は中田ちづこさん(自民)の質問に答え、公立保育園で子どもたちが過ごすすべての部屋にクーラーを取り付ける方針を明らかにした。市内の全123園で、園児が昼寝に使う部屋にはすべて、クーラーを設置済みだが、3−5歳児が通常、過ごす部屋の設置率は3割程度。 市は未設置の258部屋に順次、クーラーを整備する考え。佐合広利子ども青少年局長は「厳しい夏の暑さから、子どもたちの健康を守る意味でも必要性は増している」と答えた。 水平かずえさん(自民)は、10年までに科学館(中区)に完成させる世界最大のプラネタリムの入札結果について質問。9月の入札に参加した2業者のうち、9億円高い23億円強の価格をつけた業者が落札した経緯をただしたのに対し、岡田大教育長は「光ファイバーを採用した鮮明な映像のドイツ製投影機など、総合評価の結果、(9億円高い業者の)性能面への評価が、価格面の差を上回った」と説明した。 (豊田雄二郎、白石亘)
|
|