固い握手を交わすK-1・谷川プロデューサー、高田統括本部長、M-1・モンテ・コックスCEO、DEEP佐伯代表(左から)=都内のホテル
大みそかに開催される一夜限りのPRIDE復活祭「やれんのか!」実行委員会が28日、都内で会見しK-1、HERO'Sを運営するFEGとの大連立構想を発表。「やれんのか!」の高田延彦統括本部長(45)とFEG谷川貞治代表取締役(46)が笑顔で握手した。
約5年ぶりの和解だ。会見に登場した谷川代表は「プロレスや格闘技は分裂して地盤沈下してきた。政治はダメだったが、総合はいま大連立する必要がある。来年以降の格闘技の、いいきっかけになれば」と将来を見据えて訴えた。HERO'Sミドル級王者のJZカルバンを派遣。PRIDE4戦無敗の青木真也との対戦が決まった。
今大会をサポートする米国の新興総合格闘技団体M-1グローバルのモンテ・コックスCEOも会見に出席。「08年以降のテーブルに座ることも考えていきたい」と将来的な協力態勢を約束した。
FEGは大みそかに大阪で「Dynamite!!」を開催する。谷川代表にとって共倒れも危ぐされる中の大英断。「大阪、東京も選手の出し惜しみはしない。PRIDE系の選手が大阪に出ることもある。実現は遠いがTBSに声をかけて二元中継もできれば」と野望を語る。米国内で報じられたヒョードル対崔洪万戦も現実味を帯びてきた。そして08年の新興行構想-。大連立効果の期待大だ。