インターネットを通じた向精神薬「リタリン」の乱売事件で、薬事法違反(医薬品の無許可販売)などの罪に問われた東京都杉並区久我山5、無職、嶋谷正和被告(31)の初公判が28日、仙台地裁(宮田祥次裁判官)であり、嶋谷被告は起訴事実を全面的に認めた。
検察側は冒頭陳述で、「競馬などで作った200万円以上の借金を返すため、06年8月から継続的にリタリンの販売を始めた」と指摘した。
起訴状によると、嶋谷被告は今年6月15日ごろ、札幌市西区西野3条2、無職、織田悠生子被告(25)=同罪などで公判中=にリタリン400錠を14万7000円で売りさばいた。【鈴木一也】
毎日新聞 2007年11月29日