国民の信頼を失ってしまう、遺憾〜福田首相
収賄の疑いで防衛省前事務次官・守屋武昌容疑者(63)と妻・幸子容疑者(56)が逮捕されたことを受け、福田首相は28日、「日本の防衛が国民の信頼を失ってしまう。極めて遺憾だ」と述べた。
「誠に遺憾と申しますか、残念なことが起こったと思う」−福田首相は再発防止について触れ、「防衛省の改革を進めなければいけない。防衛省改革会議を作ったので、そこできっちりと議論してもらおうと思っている」と述べた。また、今回の収賄事件の背景となった装備品の調達について、「透明性を高めることは当然だ」とした上で「どのようにしたら良いかということは、改革会議の中でしっかりとルールを作ってもらいたい」と述べ、新しいルール作りが必要との認識を示した。
一方、額賀財務相は「(守屋容疑者とは)一緒に仕事をしてきただけに、誠に残念なところがある」と述べた。また、守屋容疑者が証言した接待問題について、「日程などを確認した結果、出席していない」とあらためて強調した。