国連 温暖化対策推進呼びかけ
UNDP・国連開発計画は、気候変動の現状と国際社会の今後の対応策を報告書にまとめ、27日、発表しました。それによりますと、増え続ける二酸化炭素などの温室効果ガスによる地球温暖化が原因で洪水などの災害が各地で多発し、2080年までにバングラデシュやベトナムなど発展途上国の沿岸部に住む人を中心に、最大で3億3200万人が住む場所を失うなどと予測しています。そのうえで報告書は、変化する環境に適応することができない発展途上国の貧しい人々が気候変動によって最も深刻な被害を受けると警告し、先進国に対して2050年までに温室効果ガスの排出量を1990年と比べて少なくとも80%削減しなければならないと訴えています。さらに報告書は、京都議定書を批准した多くの先進国が温室効果ガスを目標どおり削減できていないという現状についても言及し、日本を含む先進国に対して京都議定書を上回る温暖化対策への取り組みを早急に進めるよう警鐘を鳴らしています。 |
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