県は27日、一般会計補正予算案の概要を発表した。総額は7億1664万円。橿原市の妊婦死産問題を受けて県の調査委員会がまとめた医療体制整備の対策費などが盛り込まれている。3日開会の12月議会に提案する。
産婦人科の1次救急体制充実に1030万円を計上。現在、週5日の夜間・休日の輪番を担当している病院の負担軽減のため、1回当たり約2万6000円(昼間)~約4万5000円を病院に支出。残る2日の在宅輪番を開業医に委託し、1回当たり15万~16万円程度を支払う。
この他、来年4月開校の奈良西養護学校(奈良市)の建設が施工業者の倒産で遅れたことに伴い、奈良東養護学校(同)内に仮設校舎を建築する費用2800万円を計上した。【中村敦茂】
毎日新聞 2007年11月28日