【ノーフォーク(米バージニア州)27日共同】米海軍は27日、フロリダ沖の大西洋上で、来年8月に横須賀基地(神奈川県)に配備予定の原子力空母ジョージ・ワシントン(約102、000トン)の訓練を日本の報道陣に公開した。
ジョージ・ワシントンは通常型空母キティホークの後継で、日本の記者団を乗船させ訓練を公開したのは2005年の配備発表以来初めて。艦長のデービッド・ダイコフ大佐は「日本の人々の期待に応えられるよう訓練に励む」と述べ、多くの乗員が日米の国旗を組み合わせたバッジを胸に着けるなど日米の連帯を強調した。
一方、日本に寄港した米原潜の原子炉点検が1カ月以上行われず、記録が改ざんされた問題が発覚したばかり。空母の原子炉担当責任者が会見で「どの組織にも少数の不心得者はいる。内部のチェック機能が働いたことを理解してほしい」と釈明する場面もあった。