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【社会】

中国駆逐艦が初来日 信頼醸成へ防衛交流

2007年11月28日 11時12分

 中国国旗が振られる中、東京・晴海埠頭に到着した中国海軍のミサイル駆逐艦「深☆」=28日午前(注)☆は土ヘンに川

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 中国海軍のミサイル駆逐艦「深☆」(指揮官・肖新年海軍少将、6100トン)が28日午前、日中防衛交流の一環として東京・晴海埠頭に入港した。防衛省によると、中国軍艦艇の来日は1934年以来で、49年の中華人民共和国建国後では初めて。

 防衛省も海上自衛隊の護衛艦を中国に派遣する日程を詰めており、日中両政府は艦艇往来を機に安全保障面の信頼醸成を図る方針だ。

 この日は海自護衛艦「いかづち」が東京湾内で深☆を出迎えた後、晴海埠頭で吉川栄治海上幕僚長、崔天凱駐日中国大使らが出席して歓迎式典を開催。

 日中艦艇相互訪問は2000年10月、当時の森喜朗首相と中国の朱鎔基首相の会談で合意したが、小泉内閣から日中関係の悪化で凍結状態となっていた。今年8月の日中防衛相会談で再合意し、今月の福田康夫首相と温家宝首相の会談でも防衛交流促進を確認した。

(注)☆は土ヘンに川

(共同)
 

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