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遺棄場所の供述変える 香川3人不明事件、捜索始める

2007年11月28日11時06分

 香川県坂出市でパート従業員の三浦啓子さん(58)と孫の山下茜(あかね)ちゃん(5)、彩菜(あやな)ちゃん(3)姉妹が行方不明になった事件で、県警の坂出署捜査本部は28日朝、3人の遺体を捨てたとして死体遺棄容疑で逮捕した三浦さんの義弟で無職、川崎政則容疑者(61)の供述に基づき、同市の坂出港近くの資材置き場で遺体の捜索を始めた。

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川崎政則容疑者の新たな供述で、捜索のため坂出港近くの運送会社の敷地内に集まった捜査員ら=28日午前9時45分、香川県坂出市江尻町で

 川崎容疑者は逮捕された27日、「遺体は山中のがけから捨てた」と供述したため、捜査本部は本人立ち会いの下、坂出市と高松市にまたがる五色台の山中で捜索したが、遺体は見つからなかった。28日も朝から山中での捜索を再開する予定だったが、同容疑者は捜索を始める直前、「遺体は坂出港に捨てた」などと供述を翻したという。

 三浦さん宅の北西約2キロにある運送会社敷地内には同日午前9時すぎ、捜査員約30人が到着。ビニールシートで周りを囲ったうえ、川崎容疑者に遺棄場所を指し示すよう促し、周囲に地面に掘り起こした痕跡がないかどうかなどを調べていた。

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