奈良放送局

2007年11月28日 9時22分更新

妊婦の救急医療態勢に対策費


県は救急車を呼んだ妊娠中の女性が次々に受け入れを断られた問題を受けて救急の妊婦の受け入れを開業医にも担当してもらうための費用などを盛り込んだ補正予算案を来月の12月定例議会に提案することになりました。

補正予算案に盛り込まれるのは妊婦の救急医療態勢の改善のために▼夜間や休日に症状の軽い救急患者の妊婦を開業医にも受け入れてもらうための委託料としておよそ670万円、▼これまでも症状の軽い救急の妊婦を受け入れてきた奈良市立奈良病院など3つの病院に対する補助金として、およそ 360万円です。
また医師全般の不足を解消するために▼来年度から県立医科大学の入学定員を5人増やして100人にするのにあたって新入生5人に対して入学金と月20万円を貸し付ける費用として410万円を盛り込んでいます。
このほか▼県庁の屋上に芝生を敷くなどして緑化する事業に   3000万円、▼県庁東棟1階の県民ホールに観光案内スペースをつくる費用として440万円なども盛り込まれています。
この補正予算案は来月3日から始まる12月定例県議会に提案されます。