2007年11月28日 10時2分更新
千曲市の近藤清一郎市長が27日県庁を訪れ、閉鎖の時期などを巡って議論が続いている長野赤十字上山田病院について、閉鎖した場合は地域医療を支える医療機関が必要だとして県に支援を求めました。
千曲市の近藤市長は27日午後県庁を訪れて村井知事と対談し、医師不足が原因で経営が悪化しいったんは閉鎖の方針が示され、その後、閉鎖の時期などを巡って議論が続いている長野赤十字上山田病院について意見を交わしました。この中で近藤市長は、「赤十字上山田病院は、市が財政支援して再来年まで閉鎖を1年先伸ばしすることを検討しているが、日赤の病院としての存続は難しい情勢だ。閉鎖後は、長野市の南側に地域の拠点となるような病院が必要で、県には、地域医療をどう整備していくか支援と指導をお願いしたい」と述べました。
これに対し村井知事は、「この問題は県も注目している。
地域医療の整備や医師不足の解消は市町村任せではなく県も関与してより広域的に考え取り組んでいきたい」と述べ、県としても協力していく姿勢を示しました。