「いい先生なのに」「信じられない」―。わいせつ図画公然陳列などの疑いで立田文治容疑者(48)が逮捕された27日、勤務先の広島県立高校の関係者らに衝撃が走った。同校では午後、県警の捜査員が進路指導室と物理準備室を捜索、緊迫した空気が流れた。
高校や県教委によると、立田容疑者は理科を担当。進路指導主事として3年の進路相談で中心的な役割を担っていた。3年の副担任、サッカー部顧問も務める。3年男子生徒(18)は「冗談を言ったりしてフレンドリーな先生なのに」と驚く。校長(59)は「職員研修を今後も続けていくしかない」。大崎上島町の自宅近くの会社員女性(70)は「ソフトボール大会など地元行事にも積極的に参加していたのに。どうして…」と残念がっていた。
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