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どう変わる大阪市改革

「改革逆行ダメ」野党注文…平松氏、自・公・共にあいさつ

 大阪市長選で初当選した平松邦夫氏(59)が27日、市議会を訪れ、正副議長や、「野党」となる自民、公明、共産の各会派に当選のあいさつをした。自公の両会派からは「選挙で応援を受けた団体に配慮して、改革に逆行することがないように」と厳しい声が上がった。

 平松氏の市議会訪問は、選挙で推薦を受けた民主会派にあいさつした22日に続き2回目。自公の議員控室を個別に訪れた平松氏は、やや緊張した面持ちで「少数与党とか野党とかではなく、市民のためになるように一緒に力を合わせてほしい」などと述べた。

 これに対し、自公側は「反対のための反対をする気はない」としつつも、「市労連(市労働組合連合会)や部落解放同盟が選挙の担い手だったことは事実だ。改革に逆行することは認められない」「応援を受けた団体を特別扱いしてはいけない」などと次々に注文。議会運営について「方針を事前に十分説明するように」とクギを刺す場面もあった。

 一方、共産会派の控室では、幹事長らに当選のあいさつをするにとどめた。

 この後、平松氏は記者団に「選挙戦が終わって1週間以上たつので」と、この日を野党訪問に選んだ理由を説明。各会派から市労連などとの関係を追及されたことについては「職員厚遇問題は二度と起こさない。部落解放同盟への厚遇もあるとすればいったんリセットし、本当に人権問題として必要なものについて考えていきたい」と語った。

2007年11月28日  読売新聞)

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