ここから本文エリア

現在位置:asahi.comマイタウン滋賀> 記事

住民合意なく犬搬入

2007年11月28日

【地元反発「約束破った」】

 高島市で大阪市の動物愛護団体「アーク・エンジェルズ」(林俊彦代表)が犬の一時保護施設を建設し、地元住民と対立していた問題で、同団体は27日、施設に初めて犬を搬入した。生活環境が破壊されるとして反対運動を続けてきた住民らは「地元と合意するまで搬入しないという約束を破った」と反発を強めている。

 この日午後、住民や市職員ら十数人と林代表が施設内で話し合っていたところ、犬を載せたワゴン車などが到着。一部住民の問いかけを無視し、次々に施設内に入った。

 地元住民によると、林代表は「搬入した犬は約20匹」「すぐにもらい手が来る」などと説明しているという。

 施設をめぐっては今年10月、エンジェルズによる犬約40匹の搬入を阻止しようと、地元住民や海東英和市長ら約200人が市道に徹夜で座り込む騒ぎになった。エンジェルズは06年、広島市での犬の救援活動で支援金約1億2千万円を集めたが、寄付者らから使途が不明朗だと指摘されている。

ここから広告です
広告終わり

このページのトップに戻る