山口県光市で起きた母子殺害事件。
犯行時、犯人は18歳になったばかりの未成年であったとしても、二人の命を無残に奪い、その後、被害者を陵辱するなど、とても人のすることだとは思えません。
最高裁で差し戻しとなり、再度広島高裁で裁判が行われているわけですが、その裁判ではコレまでの主張を覆し、このような主張をするようになった、と。
・水道屋の格好したのはコスプレ趣味(だから決して計画的な犯行ではない)
・姿を消した母親の寂しさを紛らわす為、抱きついたら偶発的に起こった事件
・ママゴトのつもりで遊んでた(床に叩きつけまくるママゴト遊びらしい)
・泣き止ませようと思って首にリボンをちょうちょ結びにしてあげたら死んじゃった
(だから、傷害致死です)
・女性に抵抗されたから首を押さえたらなんか死んじゃった (だから、傷害致死です)
・女性を生き返らせる為に死姦した (被害者の救命措置を取りました、情状しろ!)
・精神の発達が遅れている 12歳児程度 (少年法にもあるとおり、18歳未満の死刑は出来ない)
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http://blogs.yahoo.co.jp/moai33jp/48745437.html
http://blogs.yahoo.co.jp/moai33jp/49313014.html
http://blogs.yahoo.co.jp/moai33jp/49480436.html
http://blogs.yahoo.co.jp/moai33jp/49502557.html
この弁護士の主張に対し、違和感を感じたのは私だけではありますまい。
コレまでの裁判で事実と認定されたもの、それに対し真っ向から異なるようなこの主張。
ちょっと無理があるだろう、と。
で、この弁護士の活動について、懲戒処分請求を出す運動がネットで広がり、私も参加したわけです。
その結果・・・
<光母子殺害>弁護士は懲戒せず 東京弁護士会が議決
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071127-00000047-mai-soci
山口県光市で99年に起きた母子殺害事件差し戻し控訴審の弁護団(約20人)の弁護士に対して、全国で懲戒請求が相次いだ問題で、東京弁護士会が「正当な刑事弁護活動の範囲内で、懲戒しない」と議決していたことが分かった。
同弁護士会が所属弁護士1人について調査した結果をまとめた22日付の議決書によると、この弁護士は「広島高裁の公判で非常識な主張をし、被害者の尊厳を傷つけた」などとして懲戒請求されていた。これに対し弁護士会は「社会全体から指弾されている被告であっても、被告の弁明を受け止めて法的主張をするのは正当な弁護活動。仮に関係者の感情が傷つけられても正当性は変わらない」と退けた。
懲戒請求を受けていた弁護士は「当然の結論だが、早く議決していただいた弁護士会には感謝したい」と話している。
懲戒請求は、弁護士が所属する弁護士会に対して誰でもできる仕組み。光市事件弁護団への懲戒請求は、タレント活動で有名な橋下(はしもと)徹弁護士=大阪弁護士会所属=がテレビ番組で呼びかけたことをきっかけに爆発的に増えた。
日弁連のまとめでは東京や広島など各地の弁護士会で計約7500件に達しているが、これまでに弁護士会が結論を出した十数件はいずれも「懲戒しない」と議決している。
とりあえず、明らかになったこと。
自浄能力無し。
さて、この件、次のステップを探りますかね。
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コメント(6)
犯人は確定してる訳でしょ?一体誰が何の目的で何のために裁判を弄んでいるのか?と思う。犯人が疑わしいわけでもなく、突然3人の未来を奪っておきながら、いまさら何を弁護する余地があるというのか?最低でも被害者の手によって処刑されるのが筋だろう・・・これとて救われるわけではないが最低限の権利だと思う。
2007/11/27(火) 午後 11:21 [ zgenech ]
zgenechさん、目的は・・・『死刑廃止』という自らの信念以外には理由は無いと感じます。
この事件は、犯人に対して『どの程度の情状が認められるか』がポイントなんでしょうが、それとて、その犯罪の結果が変わるわけではありませんし。裁判をもてあそんでいるという感覚は完全に欠落しているように思います。
大体、世の中の大部分の人は、この犯罪を許せないと思っていると思うんですよ。その世の中の人の感覚と弁護士の感覚が乖離していることは、弁護士として危機的な状況だとは思わんのでしょうかね・・・
2007/11/27(火) 午後 11:32
未成年(18歳)だって、やって良い事、悪い事の判断はつくはず。12歳程度の精神たって、12歳だって息をしていない人を犯すことはしないよねwwちなみに、9歳の我が息子でも人を傷つけたり、ましてや殺してはいけないことは知っていますが。。。。。この事件の弁護士達、何を考えているのか解りません。
2007/11/27(火) 午後 11:50
上記主張が弁護人の作り出したものだとしたらそうでしょうけど、そうでなければ被告人の言いたいことを変わりに言ってるだけでしょ?
それが弁護人の役割なんだし、どこが「裁判をもてあそんでいる」ことになるんだか…
弁護士会が懲戒請求認めないのも当然でしょ。
2007/11/28(水) 午前 4:33 [ AAA ]
はじめまして。
何故、「自浄能力無し」なのか、良く判りません。
「世間」やら「世論」やらと言う実態不明な代物より、原理原則を優先した、それだけの話では?
あの被告や弁護内容に反感を覚える人が居るのは理解できますが、裁判のルールに基づいたものである以上、感情的な反発に従って行動するのは、単なる、だだっ子の所業ではないかと思います。
あんな裁判は、いかがなものか、と思うなら、弁護士をどうかするより、裁判のルールを変えるしかないのでは?
2007/11/28(水) 午前 7:11 [ コンピュータ業界の隅っこに生息してるIT土方 ]
あの殺し方を知れば、誰でも死刑に値すると思う。言わば現実部分。対して人権を大切にと言う裁判制度は建前部分。
本音と建前が甚だしく不一致したから問題になった。
汚職等は代表例だと思う。これからの時代は、現実に即した制度にして行く必要が有るのだろう。
2007/11/28(水) 午前 9:39 [ World ]