派遣労働者やホームレス、障害者で作る「反・貧困ネットワーク」(代表=宇都宮健児弁護士)のメンバー約100人が27日、東京都千代田区の衆院第2議員会館で与野党の国会議員に貧困の実態を語り、法改正を訴えた。実の親と離別後、里親に捨てられ養護施設を出てホームレスとなった19歳の男性は「支援団体に出会い、初めて生活保護の存在を知りました」。議員からは「反貧困という言葉を日本で聞くとは思わなかった」(自民・後藤田正純衆院議員)や「貧困を自己責任と言わせてはならないと感じた」(共産・仁比聡平参院議員)との声が上がった。
毎日新聞 2007年11月28日 東京朝刊
11月28日 | 反・貧困ネットワーク:貧困の実態、国会議員に訴え |