藤枝市は27日の定例記者会見で、市立総合病院の保険医療機関の指定が取り消された10月1カ月間の収益見込みと患者数を発表した。 それによると、医業収益は約3億8000万円で、10月以前の月間平均収益と比べると約5億円の減収だった。医療収益の中には、各健康保険組合などに療養費払いを申請した分も含まれており、療養費払いの適用が認められない場合は、さらに収益が減る可能性もある。 10月の患者数は、入院が1日平均で281・9人で、平成18年度比41・1%減。外来患者は1日平均で350人で69・6%減だった。救急搬送はほとんど変わらなかった。11月の患者数は、入院が1日平均393・3人、17・9%減と回復傾向。外来は1180・8人、2・4%増。10月分の予約を調整したこともあり、18年度並みにまで回復した。今回の問題の責任を取って金丸仁院長が辞職願を提出している件については、松野輝洋市長は受理する意向を示した。 |