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「病院探し、意外と大変」奈良県橿原市の妊婦搬送問題を受け、県は救急妊婦の受け入れ先病院を探す「コーディネーター」を12月1日から県立医大病院(橿原市)に導入する。当初は10人前後を平日夜間と休日に配置する予定も、4人しか集まらなかった。当面は土日のみの対応になるが、スタートを前にした26日、県内の病院や消防など関係機関を含め、妊婦の救急対応訓練を行い、電話による応対方法などを確認した。 コーディネーターは、手術が必要な妊婦の搬送先を確保し、手術の必要がない場合でも、1次救急輪番で受け入れ先が見つからない場合があれば対応する。 訓練は県立奈良病院(奈良市)など5病院と奈良市消防局、中和広域消防組合(橿原市)で実施。「かかりつけ医がなく妊娠の可能性あり」「切迫早産で出産の可能性あり」など容体や状況が異なる妊婦7人を想定し、患者や診療所の医師役の県職員が、消防などへ電話することから始めた。 コーディネーターは2人の助産師が参加し、医大病院内で診療所や消防からの電話に対応。今回の搬送問題を教訓にして作成された「チェックリスト」に従って患者の身元や妊娠週数などを書き取り、病院の空きベッド数などを知らせる「県周産期医療情報ネットワーク」のパソコン画面を確認。病院の医師に受け入れの可否などを問い合わせるなど、手順を確かめていた。 コーディネーターで助産師の港萬里子さん(61)(葛城市)は「病院探しは思ったより大変。本番でうまく受け入れ先を見つけて、役に立てれば」と話した。 県はコーディネーターを10月から募集しているが、応募が少なく、引き続き募集を続けるという。 (2007年11月27日 読売新聞)
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