2007.11.27

サクラ大戦のブログパーツです♪

「CRサクラ大戦」帝国歌劇団スライドパズルゲームの無料ブログパーツです♪

ヤタラとなれなれしい上にヤキモチ焼きの真宮寺さくら、ツンデレの女王であたしの現在のカノジョの神崎すみれちゃん、IKKOさんにソックリなマリア・タチバナ、映画館を破壊するほどの超能力を持ったロリータ、アイリス、ヘンテコな関西弁を使うヲタク女の李紅蘭、2m近い身長の熊殺し女、桐島カンナ、さあ、あなたのお好みは?

 

 

 


ご自分のブログに設置したい人は、下記のサイトの右下の「ブログパーツ」というとこにタグがありますよん♪
すべて無料サービスなので、お好みのキャラをお使いくださいね!
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2007.11.26

犯人は絶対にあのオヤジに違いない!

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で、最近、ナントカっていう女優だかタレントだかが、自分のブログに、香川県で起こった行方不明事件の犯人を特定するようなエントリーを書いたってだけで、ナナナナナント! 心にもない謝罪文を書かされた挙句に、事務所から1年間の芸能活動停止の処分を受けたそうだ。そのブログの原文を読んでみたら、ある意図を持ってワイドショーが繰り返し流してるその事件の様子を見た家族が、その意図通りの感想を述べてた‥‥ってことをホンのちょっと書いてただけなのに、この異常とも思える厳罰は、いったいどうしたことなんだろう?

悪質極まりない窃盗団を組織して、たび重なる窃盗でお店を潰したことを得意満面に吹聴したあびる優が、わずか「謹慎3ヶ月」だったのと比べると、あまりにも重い処分‥‥っていうか、この場合は、あびる優の処分が軽すぎるんだろうけど、今回の「1年間の活動停止」は、あまりにも異常だと思った。あびる優の場合は、本人が悪質な犯罪を犯したワケで、被害者もいるんだから、とうてい許されることじゃない。だけど、今回の場合は、言うなれば「不謹慎な発言をしてしまった」って程度のことなんだから、あたしの感覚なら、該当するエントリーの削除と謝罪文の掲載だけで十分なレベルだと思う。

あたしは、法律のことはシロートだけど、いくら怪しいと思っても、ハッキリとした証拠もないのに、人を犯人あつかいしちゃいけないってことくらいは分かってる。だけど、世の中には、誰がどう見たって怪しい人ってのがいるワケで、そういう人に対して、WEB日記やブログに「誰々が怪しい」とかって書いたりするのは、法律的にはNGなんだろうか? それとも、「誰々が怪しい」って書くのはいいけど、「誰々が犯人だ」って決めつけるのがNGなんだろうか?

今回の場合なんか、ワイドショーの低能レポーターどもが、連日、執拗な取材を繰り返して、わざわざ秋田県の連続児童殺害事件の畠山鈴香の映像まで折り込んで編集したりって、あまりにも意図的な報道が繰り返されてる。今日だって、行方不明になったオバサンが生命保険に入ってたってことを取り上げて、今までに起こった保険金殺人事件を列挙してから、あの、亀田オヤジみたいなしゃべり方をするオヤジを何度も繰り返して流して、最後には、そのオヤジ本人による「オレが犯人やったらなあ、今ごろ生きてへんわ!」っていう投げやりなコメントまで放送してた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、各局のワイドショーが、連日これだけ意図的な放送をしてんだから、それを見たお茶の間の家族が正直な感想を言い合い、そのことをチョコっと自分のブログに書いたからって、「1年間の活動停止」は厳しすぎると思った。もちろん、不適切だし不謹慎だったことは事実だけど、それなら、ハッキリと「誰が怪しい」とは言ってなくても、放送を見た多くの人たちに「アイツが怪しい」って思わせるような、意図的な編集や放送を続けてるワイドショーには、果たして何の責任もないんだろうか? あんな放送を連日のように見せられたら、子供から大人まで、誰もが「アイツが怪しい」って刷り込まれちゃうじゃん。

ま、偏向報道や捏造報道を「演出」だと考えてるようなアホには、常識的なことを言っても通用しないだろうから、改めて言うことも別にないんだけど、長年、WEB日記を書き続けてるあたしとしては、「どこまでなら書いてもいいのか」ってことに興味がある。だから、ちょっとした実験として、あたしも、ハッキリとした証拠がないのに、人を犯人だって決めつけたことをいくつか書いてみようと思う。

こないだ、原チャリに乗るのにマンションの二輪車置き場に行ったら、うちのマンションの住人じゃないオッサンが、停めてある自転車やバイクをジロジロと見てた。それで、表の道に面してるんなら仕方ないけど、うちのマンションの二輪車置き場は、車の駐車場に併設されてて、表からは分かんない場所にあるから、住人じゃない人がウロウロしてるのは不自然だ。だから、あたしは、「うちのマンションの方じゃありませんよね?何か御用ですか?」って声をかけたんだけど、そしたら、そのオッサンは、「ああ」とか「うう」とか言いながら、コソコソと逃げてった。

それで、あたしは、そのままバイクに乗って出かけたんだけど、駐車場から出てく時に、そのオッサンが電柱の影に立ってて、あたしと目が合った。で、「気持ち悪いな~」って思ったあたしは、帰って来てから、一応、管理人さんに言いに行ったんだけど、それから3日経った今日、またバイクに乗ろうとしたら、ナナナナナント! シートにガムがつけてあった!

‥‥犯人は絶対にあのオヤジに違いない!


ずっと前に、神田うののダンナのお店で「新海物語」を打ってた時のこと、そのコーナーのお客さんはマバラで、あたしの両側も空いてたんだけど、1個おいた左隣りのオッサンが、なんだか怪しい雰囲気だった。自分の打ってる台をほとんど見てなくて、背後の台とかをヤタラと見てる人とかってタマにいるけど、そういう人は、周りの迷惑なんか考えずにキョロキョロしてるだけだから、「目障り」だし「迷惑」だけど、別に「怪しい」とは思わない。だけど、そのオッサンは、小さく折ったスポーツ紙で顔を隠しながら、周りをキョロキョロしてるから、すごく怪しい感じがした。それで、あたしは、「ゴト師にしちゃ怪しさがバレバレだし、タダの頭のおかしいオッサンなのかな?」って思って、気にしないようにしてた。

それから、あたしは確変を引いて、3~4回連チャンしてから時短になったので、ここで、おトイレに行って、缶コーヒーを買って戻って来たら、そのオッサンはいなくなってた。それで、あたしは、そのまま普通に打ち始めたんだけど、しばらくして、残高の500円が0になってることに気づいたのだ。あたしは、1万円札を入れて打ってる時で、残高が何千円も残ってたら、ちょっと席を立つ時でも必ずパッキーカードは抜いてくんだけど、この日は1000円札を入れて打ってて、3枚目か4枚目の1000円を入れた直後に確変を引いたから、500円ぶんの残高が残ってたんだけど、やめる時に抜けばいいやって思って、そのままにしてたのだ。そして、その500円が、何者かによって盗まれちゃったってワケだ。

‥‥犯人は絶対にあのオヤジに違いない!


あたしがリハビリで通ってる整形外科って、入り口が普通の家の玄関みたくなってる上に、ゲタ箱とかがない。そこに靴を脱いで、スリッパを履くようになってるから、いつでもたくさんの靴が二重、三重に並んでる。それで、女性の場合は良識を持ってる人が多いから、自分の靴をちゃんと揃えて並べる人がほとんどだけど、男性の中には、乱雑に脱いで、そのままにしてる人も多い。あたしは、いつもなら、自分の脱いだ靴の隣りの靴が乱れたりしてたら、ついでに揃えてあげたりはするんだけど、今は脚のリハビリで通ってるワケで、しゃがむことがつらいから、アカの他人の靴をそろえてあげるほどの余裕はない。だから、あたしは、周りの乱れてる男性の靴はほっといて、自分の靴だけを揃えてから、受付を済ませて待合室のイスに腰掛けた。

で、ナニゲに入り口のほうを見たら、あたしの靴があるあたりで、なにやらバタバタしてるオッサンがいた。なんだろうと思って良く見てたら、自分の靴と似た別の人の靴を履いちゃって、どうも履き心地がおかしいって気づいて、バタバタと履き直してるみたいな感じだった。それで、それが、こっちのスリッパの並んでるフロアでやってんじゃなくて、靴が並んでる場所でやってたから、あたしは、あたしの靴を踏まれてたらやだな~って思ってた。そしたら、アンノジョー、帰りに靴を履こうとしたら、あたしの大切な黄色のペタンコパンプスが、革靴のカカトで踏みつけられて汚れてた。

‥‥犯人は絶対にあのオヤジに違いない!


これらの例みたいに、世の中には、誰の目から見ても怪しい人物で、「絶対にアイツが犯人に違いない!」って思えるパターンがいっぱいある。そして、法律のことが分かんないあたしの感覚だと、こんなふうに書くぶんには、何も問題になんないと思う。だけど、これらの文章に、隠し撮りしたそのオヤジの顔写真を添付したとしたら、ナニゲに問題になりそうな気がするし、そのオヤジの住所や名前を調べあげて、それを書いても問題になるような気がする。つまり、その個人を特定できるかどうかってことで、問題になるかどうかが決まるんじゃないかって思う。だけど、ここでの「問題になる」ってのは、あくまでも、その相手とあたしとの「問題」ってことで、まったく関係ない人たちから、不適切だの不謹慎だのって言われるスジアイなんかないとも思ってる。

だから、あたしが何を言いたいのかって言うと、香川県の事件で、犯人を特定するような内容のエントリーを書いちゃったタレントに文句を言えるのは、犯人あつかいされた本人だけだってことなのだ。その相手や関係者から苦情が来たり訴えられたりしたら、そこで初めて「問題」になるだけで、それがマズイと思ったから、事務所は該当するエントリーを削除させて、本人に謝罪文を書かせたんだろう。だから、まったく関係ない周りのヤツラが、自分は何の被害も受けてないのに、ギャーギャー騒ぐようなことじゃないと思う。ま、自分の頭のハエも追えないクセに、他人のことが気になって気になってジンジャエールな人たちがいっぱいいるんだろうけど、1つだけ気をつけて欲しいのは、「転載したエントリーの中に名誉毀損等に該当する記述があった場合には、転載しているブログやサイトも訴訟の対象になる」ってことだ。そして、モトのブログが該当するエントリーをすでに削除してる場合には、書いた本人は訴訟の対象にならず、そのエントリーを掲載してたり、その魚拓をリンクしてる人だけが訴えられちゃうのだ。

つまり、今回の場合なら、そのタレントは訴えられないけど、そのタレントのブログのすでに削除されてるエントリーを自分のブログに転載してたり、その魚拓をリンクしてる人がいたら、その人は訴えられる可能性があるってことだ。たとえば、あたしが、誰かに対して名誉毀損になるような日記を書いて、あとからマズイと思って削除したとする。そしたら、あたしはもう訴えられないけど、そのエントリーを勝手に転載してる人とか、そのエントリーの魚拓をリンクしてる人とかは、ずっと訴訟の対象になり続けるってことだ。これは、出版社の専属弁護士から聞いたことなので、ブログをやってる人たちは、気をつけて欲しいと思う。

安易に、「他人が書いたものだから、それを掲載してるだけの自分には何の責任もないだろう」って思ってる人も多いみたいだけど、実際にはそうじゃない。インターネットの場合には、「書いた本人」じゃなくて、「掲載している本人」「公開してる本人」に第一の責任が行くようになってる。たとえば、Aっていうブログが、著作権が存在する誰かの歌の歌詞を無断掲載してたとする。「私はこの歌が大好きなんです。」って書いてあって、そのあとにその歌の歌詞がすべて書いてあって、最後に「どうですか?とても良い歌詞でしょう。」って結んであったとする。で、別のBってブログが、そのエントリーを丸ごと、「私はこの歌が大好きなんです。」ってとこから「どうですか?とても良い歌詞でしょう。」ってとこまで、自分のブログに転載して、AのブログのURLも添えて、「Aというブログから転載させていただきました。」って書いてたとする。そして、その後、Aのブログは、自分のエントリーが著作権侵害にあたるってことを知って、該当するエントリーを削除したとする。そしたら、訴えられるのは、Bのブログの運営者だけなのだ。

‥‥そんなワケで、まだまだキチンとした引用や転載の仕方が明確にされてないインターネットの世界だけど、1つだけハッキリしたのは、いくら転載や引用をされてても、いくらキャッシュが残ってても、いくら魚拓を取られてても、書いた本人が自分のブログからそのエントリーを削除してれば、もう、書いた本人には何の責任もなくなるってことだ。そして、その記述の中に法律に触れる部分があった場合には、処罰や訴訟の対象になるのは、その時点で「公開してる人」、つまり、そのエントリーを転載してる人や魚拓をリンクしてる人ってことになる。これだけはハッキリしたので、無断転載が好きな人や魚拓が好きな人は、他人事じゃなくなるので、十分に注意して欲しいと思う今日この頃なのだ。


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2007.11.25

お知らせです♪

■テレメンタリー2007『人魚の棲む海~ジュゴンと生きる沖縄の人々』


琉球朝日放送QAB
11/25(日)25:45~26:15

全国での放送時間は最後にご案内します。


国の天然記念物・ジュゴンは絶滅の危機に瀕している。今や50頭未満といわれる最後の一群が沖縄本島北部の海にいるだけ。そんな中、久々に2頭のジュゴンの姿が撮影された。それが実は貴重な繁殖行動の瞬間だった。この映像を撮ったのは、急遽結成されたジュゴン捜索隊のメンバー。海が死に、ジュゴンが絶滅すると思うと「いてもたってもいられない」男たち。全員が手弁当で取り組んだ5日間のおかしな捜索模様を縦軸に、今も信仰の対象であり民話や神歌の中に息づくジュゴンと共に生きる未来を問う。
プロデューサー-謝花尚/ディレクター-三上智恵/カメラマン-笠間博之-嶺井政樹-大城耕/音声-島袋雅也
制作:琉球朝日放送


■ご覧になった方は、ぜひ番組への感想を下記アドレスからテレビ局へお送り下さい。一人一人の声が現場のスタッフを助け、勇気づけます。もちろん、ご覧の地域のテレビ局への投書、電話、FAXでもかまいません。
http://wws.tv-asahi.co.jp/apps/free_bbs/post_article.php?board_id=50

〒900-8510
沖縄県那覇市久茂地2-3-1
琉球朝日放送
FAX:098-860-1831


■全国の放送予定、変更確認できたものは▼マーク

テレビ朝日 11/26(月)26:40~27:10
▼北海道テレビ 12/01(土)、12/08(土)再。25:30~26:00 / 06:30~07:00(再)
▼青森朝日放送 11/26(月)25:40~26:10
岩手朝日テレビ12/01(土)、12/08(土)再。04:50~05:20
東日本放送 11/27(火)25:46~26:16
秋田朝日放送 12/2(日)06:00~06:30
山形テレビ 11/25(日)06:00~06:30
福島放送 11/26(月)10:55~11:25
▼新潟テレビ21 12/1(土)11:00~11:30
▼長野朝日放送 11/25(日)26:10~26:40
▼あさひテレビ 11/25(日)、12/2(火)再。25:10~25:40 / 06:00~07:00(再)
北陸朝日放送 11/24(土)06:00~06:30
メ~テレ 11/26(月)26:18~26:48
▼朝日放送 12/1(土)25:00~25:30
広島ホームテレビ 1125(日)05:20~05:50
山口朝日放送 11/26(月)25:51~26:21
▼瀬戸内海放送 11/25(日) 26:15~26:45
愛媛朝日テレ 12/1(土)26:00~26:30
九州朝日放送 12/2(日)06:00~06:30
▼長崎文化放送 11/25(日)25:45~26:15
熊本朝日放送 11/27(火)25:40~26:10
大分朝日放送 11/25(日)06:30~07:00
▼鹿児島放送11/25(日) 26:00~26:30
▼琉球朝日放送 11/25(日)25:45~26:15


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芭蕉カジキの独り言

児島玲子ちゃんのオフィシャルサイトの「ダイアリー」をチェキしてる人はご存知だと思うけど、ほとんどお休みなく飛び回ってる玲子ちゃんは、先月の半ばから5日間、マレーシアに行って来た。で、ダイアリーに写真も載ってるけど、港から船で1時間くらいのとこで、カジキが入れ食いだったんだって! カジキって言っても、カジキの中じゃ一番小さいバショウカジキなんだけど、それでも、1m50cmから2m以上もあるワケだし、それが、トローリングじゃなくて、デッキからのキャスティングで釣れちゃうワケだから、ドハデなシイラ釣りみたいなもんで、ニポンじゃ考えらんない光景だったと思う。こないだ、ちょこっと玲子ちゃんに聞いたら、「船のまわりをバショウカジキが背ビレを出してウジャウジャ泳いでた」ってことだから、想像しただけで妊娠しちゃいそうなくらいコーフンしちゃう(笑)

玲子ちゃんは、他にも、バラマンディーの釣堀とGTの釣堀にも行って来たそうだけど、GTの釣堀だなんて、ニコタマの釣堀「わんぱく太郎」で、15cmくらいのコイの子供を釣ってキャーキャー騒いでるあたしとしては、想像しただけで妊娠‥‥って、これはもういいけど、とにかく、すんごい国だね、マレーシアって‥‥。で、入れ食いだったバショウカジキの話だけど、バショウカジキって、英語だと「セイルフィッシュ」って言って、直訳すれば「帆の魚」ってワケだ。この名前の通りに、背ビレが帆船の「帆」みたいに大きいんだけど、それが植物の「バショウ」の葉っぱにも似てることから、ニポンでは「バショウカジキ」って呼ばれてる。だから、漢字で書くと「芭蕉梶木」ってワケなんだけど、玲子ちゃんのダイアリーには、分かりやすいように「芭蕉カジキ」って書いてあった。それで、あたしは、この「芭蕉カジキ」って名前を見た時に、ナニゲに、大人計画の「松尾スズキ」さんと似てる気がしちゃった上に、両方を合体させると「松尾芭蕉」になるってことに気づいちゃった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、とうとう35才になっちゃったワケで、平均寿命が延びた現代だからこそ、「人生の折り返し地点」てふうに思えるけど、松尾芭蕉の時代だったら、もう、人生の晩年に差し掛かったってことになる。芭蕉の時代は、ニポン人の平均寿命は50才から60才くらいで、芭蕉も51才で亡くなってる。だけど、それからずっと経った近代でも、正岡子規は35才で亡くなってるし、ボブ・マーリィは36才で亡くなってるし、2人とも、あたしが心からリスペクトしてる偉大な先駆者なのに、その2人が亡くなった年とおんなじになっちゃったってことが、ものすごく感慨深い。

だけど、いくら平均寿命が延びたって言ったって、普通に歩道を歩いてただけなのに、酔っぱらい運転の暴走車が突っ込んで来るかもしんないし、上から工事の鉄柱が落ちて来るかもしんないし、頭のおかしい在日アメリカ兵にレイプされて殺されるかもしんないし、いつ死ぬか分かんない。だから、35才を迎えたあたしとしては、いつ死んでも悔いが残らないように、常に「今」を大切に生きて行こうと思う。だからって、「今」のことだけしか考えなくて、明日のこととか来週のこととかをまったく考えないワケには行かないから、その辺は臨機応変に対処するつもりだけど、とりあえず、生きてるかどうかも分かんない何十年も先のことまで心配するのはやめようと思った。

つまり、芭蕉の時代とおんなじに、「人生50年」て考えて生きといて、もしもそれ以上生きることができた場合には、そのぶんは「ラッキーなオマケの人生」って思うことにした。これなら、あと10年ちょっとで死んでも、そんなには悔いは残らないだろうし、55才になっても60才になっても元気に生きてたとしたら、ものすごく得したみたいな気持ちになるからだ。

‥‥そんなワケで、あたしは、「人生50年」だった芭蕉が、今のあたしとおんなじ35才の時に、どんなことを考えてたのかって思って、芭蕉が35才の時に詠んだ句を見てみた。でも、細かいことを言うと、芭蕉が「芭蕉」って俳号を名乗るようになったのは、39才の時からなのだ。芭蕉は、38才の時に、門弟から芭蕉の木を贈られて、それを深川の庵に植えた。そして、その翌年から、その木にちなんで、「芭蕉」って俳号に変えたってワケだ。だから、芭蕉は、今のあたしとおんなじ35才の時には、「芭蕉」の前の「桃青(とうせい)」って俳号だった。ま、そんなことは置いといて、ここでは「芭蕉」で統一しちゃうけど、芭蕉が35才の時に詠んだ句で、「人生50年」だった芭蕉を語るのにピッタリの句がある。


 初花に命七十五年ほど  芭蕉


「初花(はつはな)」ってのは、その年の春に初めて咲いた桜、初めて見た桜を指す言葉で、見るものも食べるものも、何でも「初もの」をありがたがってた江戸の人にとっては、とてもワンダホーなものだった。それで、芭蕉は、「春の訪れを感じさせてくれる初桜を愛でることができたのだから、私の寿命も75才くらいまでは延びたことだろう」って詠ってみたのだ。今なら、75才は平均寿命だけど、「人生50年」だった江戸時代のことだから、この「命七十五年ほど」って表現は、今で言えば、「おめでたいものを見たんだから、100才まで長生きしちゃうね」って感じのニュアンスなのだ。

これと言った持病もなく、健康に暮らしてる人間が、自分の寿命、自分の余生について真剣に考えるのって、人それぞれの部分もあるけど、たいていは「50才」っていう節目を迎えた時とか、「60才」っていう還暦を迎えた時だと思う。だけど、「人生50年」だった芭蕉の時代には、今のあたしとおんなじ35才で、もう人生の3分の2を過ぎちゃったワケで、芭蕉に限らず、多くの人たちが、自分の寿命、自分の余生について考えたんだと思う。

芭蕉のこの句は、もともとは「初ものを食べれば寿命が75日延びる」ってコトワザをベースにしてて、それを踏まえた上で、「初桜を見たんだから、75日どころか、75才まで長生きできるよ」って意味を持ってる。だけど、「初花や」ってバッサリと切らずに、「初花に」っていうビミョ~な切り方にしたことで、単なる言葉遊びじゃなくて、実際に自分自身の寿命や余生について深く考え始めた「35才を迎えた芭蕉」の心象風景が垣間見られる。

‥‥そんなワケで、今でこそ「俳聖」だなんて呼ばれちゃってる芭蕉だけど、まだ俳句ってものが確立されるずっと前の時代だから、俳句の前身である俳諧(はいかい)を芸術の域にまで昇華させた仕事は評価できるけど、それだって、晩年の10年ほどのことだ。まだ「桃青」を名乗ってた30代は、他の流派の下品な俳諧師たちとそれほど大きな違いもなく、似たような方法論の句もたくさん詠んでる。たとえば、これも35才の時の句だけど、これにはビックル一気飲みだ。


 塩にしてもいざ言伝てん都鳥  芭蕉


この句は、これから京都へ向かう人に対して詠んでるんだけど、「都鳥(みやこどり)」ってのは、今で言う「ユリカモメ」のことだ。ようするに、「都を代表する鳥であるユリカモメを捕まえて、塩漬けにでもして、江戸からのお土産として持たせてやるから、私からだとコトヅテしてくれ」って詠ってるのだ。もちろん、ユリカモメの塩漬けなんかアリエナイザーだし、当然、ユリカモメを捕まえて食べる人なんかいなかったから、単なるシャレなんだけど、この品(ひん)のなさは、とてもワビだのサビだのシオリだのってノタマッた人の句とは思えない。だけど、これは、あくまでも、この句だけを読んだ場合の感想であって、この句には、ベースになってる在原業平の有名な歌がある。


 名にし負はばいざ言問はん都鳥わが思ふ人はありやなしやと  業平


これは、「古今和歌集」や「伊勢物語」に出て来る業平の歌で、遠い都にいる自分の恋人の安否を気づかって、「名前に都という文字がついている鳥なのだから、きっと、都にいる私の恋人がどうしているか知っているだろう。だから、あの都鳥に問うてみよう」って意味だ。そして、この歌から、隅田川の言問橋の「言問(こととい)」って地名が生まれたって言われてる。で、「伊勢物語」のクダリには、こんなふうに書いてある。


なほ行き行きて、武蔵の国と下つ総の国との中にいと大きなる川あり。それを隅田川と言ふ。その川のほとりに群れ居て、思ひやれば、限りなく遠くも来にけるかな、とわびあへるに、渡し守、「はや舟に乗れ、日も暮れぬ」と言ふに、乗りて渡らんとするに、みな人もの侘しくて、京に思ふ人なきにしもあらず。さる折しも、白き鳥のくちばしと脚と赤き、鴫(しぎ)の大きさなる、水の上に遊びつつ魚を食ふ。京には見えぬ鳥なれば、みな人見知らず。渡し守に問ひければ、「これなむ都鳥」と言ふを聞きて、「名にし負はばいざ言問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと」と詠めりければ、舟こぞりて泣きにけり。


ようするに、「京では見たことのない鳥」だったってワケで、だから、京から来た御一行様は、船頭さんに「あの鳥は何?」って聞いたってワケだ。そして、「都鳥」だって名前を教えてもらったから、「都」って文字のついた鳥なんだから、京に残して来た自分の恋人の安否を知っているかもしれない‥‥っていうロマンチックな展開にしたってワケだ。

で、話はクルリンパと戻って、芭蕉の下品な句だけど、これで分かったと思うけど、ただ単に業平の歌をパロディーにしてるだけじゃなかったのだ。これから京へと向かう人に対して詠ってることで、ちゃんと「京では見たことのない鳥」ってことを踏まえてる。だから、一見、乱暴に見える「ユリカモメの塩漬け」なんだけど、このパロディーには、京に残して来た恋人を思い、その安否をユリカモメに尋ねようとした業平の心が底流してたってワケで、これこそが、芭蕉が、下品なだけの江戸俳諧とは一線を画した存在だったってことの証なのだ! なのだったらなのなのだ!

‥‥そんなワケで、今から、たった300年前の芭蕉は、今のあたしとおんなじ年の時に、自分の寿命や余生のことをシッカリと考え、先人である業平の思いをアイサツ句に底流させ、そして、すでに人生の晩年を歩き始めてたってワケだ。だからこそ、わずか51年の生涯で、大衆文芸だった俳諧を崇高な芸術の域にまで昇華させることができたワケだし、後の正岡子規が「俳句」を確立させるためのイシズエを築くことができたってワケだ。だから、桃青が39才の時から「芭蕉」を名乗るようになったのにあやかって、あたしも39才になったら「芭蕉カジキ」って俳号にしてみようかと思ってる今日この頃なのだ(笑)


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2007.11.24

ゴルフ場の谷のナウシカ

ここ数日、帝国華撃団‥‥じゃなくて、ナントカ寒気団が来てるとかで、あまりにも寒い日が続いてる。それで、昨日、コンビニに行った時に、肉まんが食べたくなって、そのコンビニの肉まんの保温器を見たら、あたしの一番好きな「井村屋」だったので、思わず、レジにいた店員さんに、「あの~、肉‥‥」って言ったとこで、ハッとした。あたしは、ベジタリアンだったのだ。どこかで出されたものにお肉が入ってた場合には、残すよりはマシだから感謝して食べるけど、自分でお金を払って買ったり注文したりする場合には、お肉の入ってるものは絶対に選択しない。これが、あたしが実践してる「ゆるいベジタリアン」だから、仕事場に肉まんの差し入れがあって、1人に1個ずつ配られたら食べるけど、自分でお金を払って肉まんを買うのは、NGだったのだ。それで、「肉まん」の「肉」って言ったとこでハッと気づいたあたしは、「あの~、肉‥‥の入ってない肉まんて、アンまんだけですか?」って、意味不明なことを質問しちゃった(笑)

「肉の入ってない中華まんて、アンまんだけですか?」って聞けば良かったんだけど、「肉まんください」って言いかけた途中で、あわてて車線変更したもんだから、トンチンカンな聞き方をしちゃったってワケだ。だけど、その店員さんは、「そうですね。ナントカまんもナントカまんもナントカまんも肉が入ってますから、肉が入ってないのはアンまんだけですね」って、ちゃんと答えてくれた。それで、あたしは、「そうですか。すみませんでした」って言って、そのやりとりを終わらせることができたんだけど、これからの寒いシーズンに肉まんが食べられないってのは、スーパーひとし君もガックリと肩を落としちゃうほど、なかなかショッキングな世界ふしぎ発見だった。

あたしは、もともとお肉は好きじゃないから、自分から進んで焼肉やステーキを食べようとは思わないし、お仕事の付き合いで焼肉屋さんに行ってたころも、カルビとかは1枚か2枚で十分で、あとはキムチとかサラダとか野菜焼きとか海鮮焼きとかを食べてた。だから、あたしは、肉まんにしても、お肉が食べたいワケじゃないから、「肉抜きの肉まん」てもんがあれば、それこそがあたしの望んでる食べ物だってワケだ。お肉なんか入ってなくても、タケノコやシイタケがタップリと入ってれば、きっと、すごく美味しいハズだと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、コンビニの肉まんには、単なる食べ物ってことだけじゃなくて、プラスアルファの意味があると思ってる。それは、俳句の季語としての、その季節の到来を実感させてくれるって意味だ。「俳句の季語としての」って言っても、残念ながら、肉まんやアンまんは、まだ俳句の季語にはなってないんだけど、たとえば、「やきいも」とか「鯛焼」とか「今川焼」とかが冬の季語なんだから、肉まんやアンまんだっておんなじだと思う。

だけど、歳時記によっては、「蒸饅頭(むしまんじゅう)」も冬の季語になってる。でも、これまた残念ながら、これは、酒粕を小麦粉で練ってセイロで蒸したニポンの蒸饅頭のことなのだ。そう言われても、現代では、こんな蒸饅頭、そこらで買うことはできないし、見たことも聞いたこともない人もいるだろう。寒くなると、そこら中のコンビニでいっせいに売り出す肉まんやアンまんのほうが、誰でも知ってるだろうし、誰でも食べたことがあると思う。つまり、歳時記が作られた何十年も前なら、コンビニもなかったし、肉まんやアンまんは中華街にでも行かないと食べることができない珍しい食べ物だったんだろうけど、今じゃ、ものすごくメジャーになったってワケだ。だから、酒粕で作ったニポンの蒸饅頭を冬の季語にしてるのは構わないけど、時代の流れに合わせれば、肉まんやアンまんのほうが、遥かに冬の季感があると思う。

季語の本意ってのは、言うまでもなく季感なワケで、その季語を読んだだけで、「ああ、春だな~」とか、「夏なんだな~」とかって、感じることができないと意味がない。だけど、実際には、旧暦に沿って作られてる歳時記を見ると、「七夕」や「西瓜」や「朝顔」が秋の季語に分類されてたりして、現代の季感とは合ってない季語もたくさんある。

たとえば、「大掃除(おおそうじ)」って季語は、普通の感覚で考えたら、誰でも「年末」の季語だと思うだろう。「大掃除」は、年賀状を書いたり、おせち料理を作ったり、お正月のお飾りを準備したりするのとおんなじに、年末のイベントの1つだからだ。だけど、歳時記を見ると、「大掃除」は春の季語に分類されてる。これは、何十年も前には、毎年4月になると、その地域の役場からそれぞれの家庭に、「大掃除をするように」っていう通知があったからだそうだ。だけど、今じゃ、ちゃんと支払ってるハズの年金に関しての通知すら来なくなっちゃったんだから、大掃除の通知なんて来るワケがない。

それなのに、現代では無くなっちゃった何十年も前の習慣が、そのまま歳時記に掲載されてるワケで、この辺が、現実の生活と歳時記とのギャップの1つになってる。たとえば、これが動物や植物だったらどうだろう。「花鳥風月」って言うくらいだから、歳時記には、たくさんの花や鳥、動物や虫が季語として掲載されてる。だけど、その中の1種類の鳥が絶滅したとしたら、植物が絶滅したとしたら、もう、その鳥や花を見ることができなくなるんだから、歳時記から削除することになる。

「そんなに簡単に絶滅なんかしないだろう」って思ってる人もいるかもしんないけど、人間による環境破壊は、恐ろしいほどのスピードで加速してる。たとえば、植物だけを見ても、1900年から2000年までのたった100年間で、30万種もの植物が、人間による伐採や環境汚染によって絶滅しちゃったのだ。これは、単純計算すれば、1年間に3000種ずつ、1日に8種ずつ絶滅してるってことになるけど、実際には、この100年間の最初のころは、1週間に1種くらいの割合で絶滅してた。そして、それが、どんどん酷くなって来て、2000年を迎えるころには、1日に20種から30種もの植物が絶滅し続けるようになったのだ。つまり、平均すれば、1日に8種ずつ絶滅してるってことになるけど、今現在は、1日に20種から30種もの植物が絶滅し続けてるってことで、今のまま進んで行けば、これからの100年間では、30万種どころか、その3倍から4倍もの種類の植物が絶滅しちゃうってことになる。

だけど、これは、地球上に限りない種類の植物があったとしたらの話であって、実際には、今、地球上に残ってる植物は、確認されてるものだけで約20万種、未確認のものを推測してプラスしても約22万種って言われてる。つまり、あたしたち人間は、この100年間で、地球上に存在してた植物の半分以上の種類を絶滅させちゃったってことなのだ。そして、今のスピードで絶滅してけば、あと50年もしないうちに、地球上のすべての植物は絶滅しちゃうのだ。

でも、これは、算数の話であって、実際には、地球上のすべての植物が、あと50年もしないうちに絶滅しちゃうなんてことはアリエナイザーだ。何でかって言うと、人間は、自分たちにとって利用価値のある植物に関してだけは、栽培したり、品種改良したり、植林したりしてるからだ。だから、お米を始めとして、数多くの穀物や野菜や果物、そして、木材として利用価値のある植物は、あと50年で絶滅したりはしないと思う。だけど、逆に、人間にとって利用価値のない植物は、どんどん絶滅させられてくだろう。

‥‥そんなワケで、地球上のすべての動植物は、何らかの因果関係の上に成り立ってる。だから、いくら人間にとって利用価値がないって言っても、それは、目の前のことだけしか見てないワケで、「風が吹けば桶屋が儲かる」的な理屈で見れば、どんな雑草だって、どんな小さな虫だって、すべての生き物は、どこかで人間の役に立ってるハズだ。それなのに、目先の利益だけにとらわれて、大切な山を伐採してゴルフ場なんかを造っちゃうなんて、人間て、どうしてこんなに愚かなんだろう。

ちなみに、バブル時代にゴルフ場の乱開発が行なわれた千葉県は、県の総面積の約20%がゴルフ場にされちゃった。そして、ニポンの気候に合わない芝を育てるために、ものすごい量の農薬が散布され続けてて、それが土に染み込んで、雨によって周りの川へと流れ、数え切れないほどのお魚が死に続けてる。それどころか、周りの田畑にも、ゴルフ場の農薬が流れ続けてる。千葉県で、長年、無農薬の農業をやってた人は、周りの山に3つもゴルフ場を造られてから、自分の畑の作物からも高濃度の農薬が検出されるようになって、ついに、畑を捨てて他県に引越ししちゃった。

ゴルフ場で働いてるキャディーさんの多くは、芝に撒く農薬に苦しめられている。中には、酷い健康被害にあって、仕事を辞めた人も数え切れないほどいる。それなのに、そんなゴルフ場へ出かけて行って、高いお金まで払って、深呼吸なんかしちゃってる人がいっぱいいる。中には、嫌煙権を振りかざして、隣りの人のタバコの煙にまで文句を言ってるような健康ヲタクが、ゴルフ場に行って、農薬だらけの空気を吸い込んで、スガスガシー顔なんかしちゃってるんだから、あたしは、「バッカじゃないの?」って思っちゃう。

ゴルフ場を経営してるのは、大手のゼネコンの子会社だったり、ホニャララ団のフロント企業だったりするワケで、コイツラは、自民党の森派の議員や官僚たちとベッタリ癒着してる。そのため、環境省が、ゴルフ場の農薬の散布状況や付近の水質検査を行なう場合には、3ヶ月も前に電話で連絡しとくのが通例になってる。だから、連絡を受けたゴルフ場は、3ヶ月後の検査で合格するように、農薬の散布量を減らしたり、検査日の数日前からはいっさい散布しないなど、対応してるってワケだ。そして、それでも基準値を上回る残留農薬が検出されちゃった場合には、そこはベッタリと癒着してる身内同士なワケだから、チョチョイのチョイと数字を書き換えてもらうってスンポーなのだ。

国民から巻き上げた年金保険料を好き勝手に使い込み、知らぬ存ぜぬで逃げ回ってる社会保険庁しかり、天下りどもが勢ぞろいしてるゼネコンや外郭団体と手を組んで、談合に次ぐ談合で税金を山分けしてる国土交通省しかり、接待の嵐でやりたい放題の防衛省しかり、コイツラの頭の中には、国民のことや環境のことなんか考えてる脳みそは1ミリグラムもない。あるのは、テメエたちの私利私欲のことだけだ。小池百合子を始めとした歴代の環境大臣が「環境破壊大臣」て呼ばれてるのだって、その立場を利用して、かけがえのない自然を自分たちの私利私欲のために破壊し続けて来たからだ。そして、その最大にして最悪なのが、ゴルフ場の乱開発に絡んだ利権なのだ。

‥‥そんなワケで、世の中が不景気になってくれたオカゲで、ホニャララ団のフロント企業によるゴルフ場の乱開発だけは下火になってくれたけど、今までに造られちゃったゴルフ場は、全国に2300もある。そして、そこに散布されてる農薬は、かつては年間に約2.5トンとも3トンとも言われてた。ここ数年は、減農薬を実施してるゴルフ場も増えて来たので、最盛期よりは減少傾向にあると思うけど、それでも、あたしに言わせれば、たかが遊びなんかのために、かけがえのない国土に危険極まりない農薬を散布し続け、それが、川へと流れ出て、多くの動植物を殺し続けてるなんて、これほど愚かなことはないと思う。遊びのために、広大な土地に自生してた植物をすべて殺して、その土地の気候に合わない植物をムリヤリに植えて、そのために農薬を撒き続けるなんて、もしもナウシカがいたら、なんて言うだろう? そして、今から50年後、100年後の歳時記には、いったい何種類の植物の名前が残ってるんだろう?‥‥なんて思った今日この頃なのだ。


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2007.11.23

きっこのオールナイト・ニポン

ピッ‥‥ピッ‥‥ピッ‥‥ポ~ン!


キ~ン、コ~ン、カ~ン、コ~ン‥‥デデデデデデデデデデデデデデデデ‥‥クロッ・ストラ・テン・イツァ・サタデナ~イ♪ ガ・マ・ニ・マ・ケッ・アンディ・フィルソ・ラ~イ♪ ナッ・ゴニ・ホム・ゴナ・ステ・ア・レ~♪ ガタ・ヒア・サム・ロキ・ミュジ・フィラ・ジャス・グレ~♪


ハローハロー! ディス・イズ・キッコ・ステーション! こんばんは、DJのきっこです! 真夜中の狂い咲きサンダーロードで、今夜も抑えきれないエナジーを探し続けてるストリートのロックン・ライダーズ! 夜更けの硬いベッドの上で、愛を待ち続けてるスウィート・リトル・シックスティーン! 愛されたいと願ってるパパにも、融通の利かないママにも、そして、今にも諦めてしまいそうな君にも、今夜は飛びっきりゴキゲンなロックンロール・ミュージックを届けよう! アンテナを伸ばして、周波数を合わせて、平和のタバコを一服して、システムの中に組み込まれちまう前に、あたしが贈るホットなナンバーを、キャキャキャキャキャキャキャキャッチしておくれ~! そして、愛を! 愛を! 愛を! 今夜も~~~オールナイト・ニポン!


‥‥ってなワケで、辻仁成のオールナイト・ニッポン風味でスタートしてみたワケだけど、今夜の1曲目は、パワーポップの元祖、Cheap Trickの「In Color」から、「Clock Strikes Ten」、ニポン語で言うと、チープ・トリックの「蒼ざめたハイウェイ」から「今夜は帰さない」をお届けしまくってみました! で、より残尿感‥‥じゃなくて、臨場感を味わいたい人は、ココをクリックすると、YOU TUBEの「Clock Strikes Ten」が流れちゃいます‥‥なんてことも言ってみつつ、まずはお便りを紹介しま~す!

横浜の是切もえさんから、「お誕生日おめでとうございます。35才って、いろんな人を見てきて、女性が一番美しく輝くときだと思います。来年も同じこと書くと思いますが(笑)病気や怪我のない1年になるようお祈りしています。」、 世田谷区のちょびさんから、「きっこさん、お誕生日おめでとうです♪ 女は年とって熟し過ぎて落ちない程度に美しく年齢を重ねてなんぼ、40になっても50になっても美味しそうなイイ女でいてください。」、ポルトガル在住のhirokoさんから、「お誕生日おめでとうございます~。私はきっこさんより1つ年下ですが、女はまだまだこれからとおもっちょります。35才は怪我や病気の無いように祈っています。」

他にも、お祝いのメッセージを送ってくださったたくさんのリスナーの皆さん、どうもありがとう♪ それから、白夜書房宛にプレゼントを送ってくださった皆さんも、どうもありがとう♪


‥‥そんなワケで、たくさんいただいたバースデーメールの2通に1通は、「ケガや病気のないように」って書いてあったほど、今年のあたしは、ケガや病気が多かったです。もちろん、自分の不注意によるものがほとんどなんだけど、それにしても、新年早々、新しい包丁で指をザックリと切ったのを指切り‥‥じゃなくて、皮切りに、あまりにもケガと病気の多かった1年でした。これは、単にあたしの「不注意」ってだけじゃなくて、今年のあたしが「テッテーテキに運に見放された女」だったんじゃないかって思うんです‥‥ってなワケで、今夜の2曲目は、KISSの「Hard Luck Woman」をどうぞ~♪

久しぶりに、ピーター・クリスの猫メークを連発で見た人も、そうでない人も、「ヒゲが太すぎ!」ってツッコミを入れてもらいつつ、「セーラーズ・オンリー・ドーター」ってとこでナニゲに胸がジーン・シモンズ‥‥って感じになっちゃったりして(笑) で、20年前のキッズのアイドルがKISSなら、今のキッズのアイドルは、そう、Green Dayですね! ここで、リクエストをご紹介します。アメリカ在住のジョージ・ウォーカー・ブッシュさんから、「きっこさん、毎週楽しく聴いています。私にはいろいろと悩みがあって、もう、アメリカに住んでいるのがイヤになってしまいました。そこで、Green DayのAmerican Idiotをリクエストします。」ってことなので、続いてのロックンロール・ナンバーは、Green Dayの「American Idiot」をどうぞ~♪

う~ん、ニポンもアメリカも、お互いに、トップがバカだと苦労しますね~。でも、これがホントの「日米阿呆条約」ってワケで、麻生太郎のおじいちゃんの吉田茂が、1人で勝手に調印しちゃった「日米阿呆条約」のセイで、それから半世紀以上も経った今でも、ニポン人は、在日アメリカ軍の野蛮人どもによるレイプや殺人、強盗などの凶悪犯罪に怯えながら暮らしてるんですよね~。

ま、政治の話題は気分が凹んじゃうから、どっかの県知事になって頭がおかしくなっちゃったお笑い芸人のことも、どっかの州知事になって頭がおかしくなっちゃったハリウッドスターのこともほっといて、続いてご紹介するゴキゲンなロックンロール・ナンバーは、AC/DCの「Big Gun」‥‥って、コレ、頭がおかしくなっちゃった州知事が登場するPVじゃん!(笑)

‥‥そんなワケで、これまた久しぶりに、アンガス・ヤングの半ズボン姿だけじゃなく、ついでに州知事の半ズボン姿まで見ちゃったアナタが、クレヨンしんちゃんを連想しようとしまいとどっちでもいいんだけど、あたし的には、AC/DCって言えば、ジョーン・ジェットに「A.C.D.C.」って名曲があったことを思い出しました。だけど、ここは、「A.C.D.C.」でもなく、「I Love Rock N Roll」でもなく、あたしの一番好きな「Real Wild Child」をお届けしちゃいま~す♪

ああ~! ジョーン・ジェット、いつ見てもカッコよすぎ~!‥‥つーか、あたしの応援してる thee out modsのボーカルのSANAちゃんの歌い方って、誰かに似てると思ってたんだけど、ジョーン・ジェットに似てたんだって、今、気づきました!‥‥ってことで、続いては、LAで活躍中のニポンのロックンロール・バンド、thee out mods のナンバーから、あたしの大好きな「Sakura」をどうぞ~♪

ご紹介した thee out mods の「Sakura」のクリップは、ライブをハンディで撮っただけだから音が悪かったけど、あたしの大好きなSANAちゃんの男っぷりの良さは伝わったと思います。で、「オフィシャルサイト」で、もうちょっとイイ音で試聴できるし、来月になれば、逆輸入の形でニポンでも最高音質のCDがリリースされるので、皆さん、ご期待ください!

‥‥そんなワケで、話はクルリンパと戻って、ジョーン・ジェットの「Real Wild Child」からの流れってことで、続いては、イギー・ポップの「Real Wild Child」をかけながら、お便りを紹介します。広島県のNaoさんから、「きっこさん、こんにちは。きっこさんは以前、ジョジョの中ではイギーが好きだって書いてましたが、私もイギーが大好きで、それがこうじて、ついには貯金をはたいてボストンテリアを買ってしまいました。もちろんイギーと名づけて可愛がっています!」、そうですか、Naoさんは、きっと、今年の2月17日の日記、「イギーとピート」を読んでくれたんだと思うけど、あたしは、こんなことを書いてます。


「‥‥そんなワケで、あたしは、このイギーが大好きなんだけど、イギーの最後のシーンは、もう、何度も何度も泣いた。今、これを書いてても、思い出して涙が出そうになる。DIOの館を守ってるハヤブサのスタンド使い、ペットショップとの戦いで、イギーは、自らの足を切断して、瀕死の重傷を負って辛勝した。だけど、次の敵は、異次元の空間を操る強敵、ヴァニラ・アイス。まず、アヴドゥルがやられて、残ったのはポルナレフとイギーだけで、敵は段違いに強い。それで、あとちょっとでポルナレフがやられちゃうって瞬間に、瀕死のイギーは、最後の力を振り絞って、ザ・フールを使ってポルナレフを助けて、自分は息絶える‥‥。」


‥‥ああ、また思い出して泣きそうになっちゃいました。ちなみに、このイギーの名前は、今、流れてる「Real Wild Child」のイギー・ポップから取ったんですよね‥‥なんて話をしてたら、そろそろお別れの時間になっちゃいました。今夜、お送りする最後のナンバーは、ジョジョの「スタンド」に引っかけたワケじゃないけど、あたしの大好きなナンバー、The Pretendersの「I'll Stand By You」をお送りします。「おおっ!クリッシー・ハインド、懐かし~!」って人もそうでない人も、この曲で、今夜はグッスリとお休みください。それじゃあ、See You Later!


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2007.11.22

新しい検定を作りました♪

「この季語はどの季節?」の第3弾を作りました♪


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報道まで偽装された国

ゲームの「サクラ大戦」は終わったから、「サクラ大戦」のことを書くのも昨日の日記で終わりにするつもりだったのに、ドッとメールが来ちゃった。


お名前:けんた
E-mail:xxxxx@xxxxx.com
コメント:初めてメールします。もう他の人が指摘されていると思いますが「サクラ大戦」はマルチエンディングのゲームです。ゲームの進め方によっては、それぞれの登場人物がメインヒロインとなり、きっこ様の好きな、すみれさんとラスボスを戦うこともできます。さらに、高感度の高さによっては合体攻撃のスペシャルバージョンもあり、ムービーもそれぞれにふんだんに用意されていますので、是非いろいろ試してみてください。攻略サイトを参照の上、プレイされることをお勧めします。「サクラ大戦」はやりこみ要素の高いゲームですから、まだまだ遊べますよ。よければ、これからもゲームをプレイして感想をアップしてくださると嬉しいです。


お名前:クラサワ
E-mail:xxxxx@xxxxx.or.jp
コメント:きっこさん、こんにちは。いつも楽しく読ませていただいています。私はセガサターンで「サクラ大戦」の1作目が出た時からドリームキャストでの最後の作品になった4までを遊んでいました。それで今日の日記に「さくらとくっつくようになっている」と書かれていましたので、初めてメールさせていただきました。薄々気づいておいでかと思いますが、このゲームはときメモ要素がありまして、自分の好きな隊員をひいきにしていると、その隊員とのエンディングを見ることができるようになっています。戦闘以外のパートでなるべくすみれちゃんの肩を持つように選択していけばたどり着けると思います。目安は戦闘前に隊員全員のデータが出る場面で、お気に入りの隊員が何番目にいるかです。どうぞ頑張ってみてください。すみれちゃんのエンディングはBGMにすみれちゃんが歌うキャラクターソングが流れてステキです。それでは健闘をお祈りしています。


お名前:puipui
E-mail:xxxxx@xxxxx.ne.jp
コメント:こんにちは、いつも楽しく拝見しています。さて、きっこさんももうご存知かもしれませんが、「サクラ大戦~熱き血潮に~」は今から10年以上も前にセガサターンのソフトとして発売されたもののリメイク版です。元のサターン版ではエンディングの相手は途中の会話などで変えることができました。私もすみれさんのファンだったので、すみれさんと最後二人で戦いました。リメイク版でもたしかできたと思うんですが。あと、いちどクリアしたあとは、そのデータでいろいろミニゲームができるようになります。こいこい大戦は本編以上に熱くなった記憶があります。それでは、これからも楽しく拝見させていただきたいと思いますので、お体にお気をつけてください。


‥‥他にも、同様のメールをくださった皆さん、どうもありがとうございました♪‥‥ってなワケで、あたしも、最初は、お気に入りの神崎すみれちゃんと仲良しになりたかった。だけど、すみれちゃんと会話になるシーンで、向こうから何か質問されたりして、こっちの返事が2択とか3択とかになるんだけど、その中で一番気に入られるような答えをセレクトしても、絶対にキゲンが悪くなっちゃう。それで、どんなにがんばってもダメなのに、主人公の真宮寺さくらは、どんどん好意を寄せて来て、あたしが他のメンバーにやさしい言葉をかけたりすると、ヤキモチを焼いてツネったりし始めた。だから、あたしは、「このゲームは主人公の真宮寺さくらとしか仲良しになれないように作られてるんだな」って思った今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、メールを3通も紹介したら、久しぶりにマクラが1000文字を超えちゃったけど、今日は「サクラ大戦」の話題じゃないから、チンプンカンプンな人も、もうしばらくお付き合いください。で、あたしは、ちょっとだけ調べてみたんだけど、「すみれちゃんはヘソ曲がりだから、普通に相手が喜ぶような返事を選ぶと逆効果で、ワザと怒らせるような返事を選んだほうがいい」ってことが分かった。あんまりちゃんとは覚えてないんだけど、たとえば、久しぶりにすみれちゃんに会った時に、「少尉、わたくしはどこか変わったと思いませんか?」とかって聞かれるんだけど、こっちからの返事は、「別に変わったようには見えないね」と「やさしそうな顔つきになったね」と「ますます美しさに磨きがかかったね」って感じの3択で、あたしは、「ますます美しさに磨きがかかったね」をセレクトした。いつもタカビシャのすみれちゃんだから、これが一番喜ぶと思ったからだ。

だけど、この返事をセレクトしたら、好感度が下がった時のジングルが鳴って、すみれちゃんは不機嫌そうな顔をして、「あ~ら、少尉もそこらの殿方と同じようなことしかおっしゃらないのですね」って言われちゃった。だから、このシーンだったら、たぶん、1番目の「別に変わったようには見えないね」を選んだほうが良かったんだと思う。いつも周りの人たちからチヤホヤされてるすみれちゃんだから、「褒められて当然」て思ってるワケで、だからこそ冷たい言い方をしたほうが、ハッとするのかもしんないってワケだ。

だから、そこまで考えてなかったあたしは、普通に喜ばれる返事ばっかり選んじゃって、すみれちゃんと会話になるたびに嫌われてくから、途中で「ダメだ、こりゃ!」って思っちゃった。だけど、真宮寺さくらの場合は、たとえば、精神的にまいってるようなシーンの時に、「ほっておく」「手をにぎる」「抱きしめる」って3択の中から「抱きしめる」をセレクトすると、「ピロリロリ~ン♪」ってジングルが鳴って、さくらが嬉しそうな顔をする。そして、どんどん好感度が上がってくから、あたしは、「真宮寺さくらとくっつくようにできてるゲーム」なんだと思っちゃったのだ。だから、おんなじ質問でも、相手によって返事を変えなきゃなんなかったワケで、こういうやり取りって、すごく難しい。そして、おんなじ返事を選んでも、人によっては誤解されちゃうこともある。

‥‥そんなワケで、今日、スポーツ紙やワイドショーで、矢田亜希子が赤ちゃんを産んだっていうニュースが報じられたけど、そのほとんどが、ダンナの押尾学が、自分たちのことを「美男美女の夫婦」って言ってのけたって部分をピックアップして伝えてた。たとえば、「日刊スポーツ」には、こんなふうに書いてあった。


(前略)押尾は「男でも女でもどっちでもいい。健康であればね。でもさ、美男美女の夫婦の子供で、かわいい子が生まれたの見たことがない」と、語っていた。(後略)


それで、スポーツ紙の記事を見ながら放送してたワイドショーでも、この部分を取り上げて、「自分で自分たちのことを美男美女だなんて、押尾さんらしいですね」ってコメントして、笑いのネタにしてた。だから、きっと、スポーツ紙を読んだ人たちも、ワイドショーを見た人たちも、みんな、おんなじように思っただろう。なんせ、押尾学は、「押尾語録」ってのが作られてるほど、自画自賛の嵐の天然男だから、こうした記事を読めば、誰もが「いかにも押尾学が言いそうなセリフだ」って思うからだ。

だけど、現場にいた知り合いのスタッフに聞いたら、この押尾学のセリフって、捏造されたものなんだって。ホントは、1人のレポーターが、「美男美女のカップルですから、きっとかわいいお子さんなんでしょうね?」って質問して、それに対して、押尾学が、「でもさ、美男美女の夫婦の子供で、かわいい子が生まれたの見たことがない」って答えたんだって。この流れを知れば、押尾学がお得意の自画自賛を炸裂させたんじゃなくて、何でもない普通のやり取りだったってことが分かったと思う。そして、このセリフは、「またまた押尾学が自画自賛のアホ発言をした」って思わせるために、悪意を持って編集されたものだってことも分かったと思う。

あたしは、世の中の多くの人たちと同様に、押尾学のことが大っ嫌いだから、こんなヤツのフォローなんかしたくはないんだけど、事実は事実としてキチンと書かなきゃなんないと思ってる。だから書いてるワケだけど、押尾学は、「赤ちゃんが男の子だった」ってことに対して、「男でも女でもどっちでもいい。健康であればね」って答えたワケで、そのあとの「美男美女のカップルですから、きっとかわいいお子さんなんでしょうね?」って質問に対して、「でもさ、美男美女の夫婦の子供で、かわいい子が生まれたの見たことがない」って答えたワケだ。だから、このやり取りには、どこにも、押尾チックな部分、テングになってる部分はない。それなのに、この2つのセリフを1つのカギカッコでくくって、いかにも続けてしゃべったように編集されたことによって、ミゴトなまでの押尾ワールドが全開になったってワケだ。

まったく言ってないことを言ったことにしちゃうのが「捏造」だから、この場合は「捏造」とはリトル違うと思うけど、それでも、別々の質問に対して別々に答えたコメントを1つにマトメて、発言者に特定のイメージを植えつけるように編集するってのは、事実をねじ曲げた情報操作に他ならない。今回の場合は、単なる芸能ニュースだし、おめでたい話題だし、笑い話で済むようなことだけど、だからって、報道する側が、何らかの意図を持って故意に発言を編集するのって、やっぱり許されることじゃないと思う。

それに、今回の場合は、揚げ足を取られないように言葉を選んでしゃべってた押尾学に対して、何とか自画自賛の発言をさせようと、わざと「美男美女のカップルですから、きっとかわいいお子さんなんでしょうね?」って質問したとも考えられる。そう考えると、レポーターもグルってワケで、こんな誘導質問で「美男美女の夫婦」って言葉を本人に言わせて、それをあたかも自分から言ったように意図的に編集したんだから、芸能ニュースであれ何であれ、報道する立場の人間としては、完全に良識が欠落した行為だと思う。新聞の記事を読んでるほうとしては、カギカッコでくくられた中は、その本人がしゃべった言葉として認識するんだから、そこにウソがあるのは許せない。

長くて分かりずらかったコメントを短く分かりやすくマトメて書くような場合には、絶対に意味が変わらないようにしなくちゃなんない。そして、どんな質問に対するコメントなのかを明確にしなくちゃなんない。たとえば、ヤミ献金を受けてた疑惑を追及された政治家が、「え~、私はですね~、う~、そういった献金はですね~、え~、いっさい受けた取ったことはですね~、う~、ございません」てコメントしたとしたら、これを次のように書くことは問題ない。


ヤミ献金疑惑について質問された○○氏は、「私は、そういった献金はいっさい受け取っていない」と否定した。


だから、今回の押尾学の場合も、次のように書いてあれば、何の問題もなかったのだ。


レポーターから、「美男美女のカップルですから、きっとかわいいお子さんなんでしょうね?」と質問された押尾さんは、「でもさ、美男美女の夫婦の子供で、かわいい子が生まれたの見たことがない」と答えた。


‥‥そんなワケで、フクダ内閣の支持率調査の結果が、どの新聞でも「不支持」が「支持」を上回ってるのに、読売新聞だけがいつまでも「支持」のほうが上回ってるって書いてるのは、誰が見たって完全に「捏造」だけど、今回の押尾学のケースみたいなのは、報道してる側の認識としては、良く言えば「演出」、悪く言えば「ヤラセ」ってことになってる。だから、あたし的には、悪質な「情報操作」だと思ってるけど、報道してる側としては、ぜんぜん問題ない「普通のこと」って思ってるワケだ。そして、こうしたことは、報道してる側だけの責任とは言いきれない部分もある。それは、読者や視聴者が望んでることでもあるからだ。

発言の意図を変えられて報道されることは、もちろん、押尾学本人にとっては不愉快なことだろうけど、新聞を読んでる人たちやワイドショーを見てる人たちの多くは、押尾学のニュースに何を求めてるのかって言えば、それは、聞いてるほうが恥かしくなるほどの自画自賛のコメントなのだ。つまり、「押尾学らしいコメント」を求めてるんであって、だからこそ、質問をするレポーターだって、何とか自画自賛のコメントを言わせようと、手を変え品を変え質問を繰り出してるんだと思うし、記事を書く記者だって、そうした部分だけをピックアップしてるってワケだ。

たとえば、今から11年前に、石田純一が長谷川理恵と不倫してる時に、アジのヒラキナオリで「不倫は文化だ」って言ったことにされて、今や石田純一の代名詞みたいに使われてるけど、実際には、こんな言葉は言ってない。ゴルフ場でマイクを向けられて、不倫してることについてコメントを求められた石田純一は、「恋愛にはいろんな形があるでしょ? 日本にも古くから、思うだけの恋とか、略奪する恋とか、忍ぶ恋とか、いろんな形の恋愛があるでしょ? そういった男女の思いが、優れた文学などの文化や芸術を生み出して来たんですよ」ってコメントしただけだ。それなのに、スポーツ紙の記者が、勝手に「不倫は文化」って言葉を捏造して、いかにも石田純一がそう言ったかのように、カギカッコでくくった大きな見出しにして記事を書いたために、石田純一が「不倫は文化だ」って言ったってことにされちゃったのだ。

‥‥そんなワケで、こうしたことは、最低限の良識を持った人間、最低限のモラルをわきまえた人間から見ればトンデモナイ行為だけど、日常的にヤラセやシコミが行なわれてるメディアの世界の人間にしてみれば、読者や視聴者を楽しませるための「演出」の範囲ってことになる。だけど、百歩ゆずっても、こうした「演出」が許されるのは、あくまでも対象が芸能人のゴシップまでの話であって、一般の報道にまで、こうした「演出」が日常的に行なわれてる現在のマスコミは、とてもマトモとは思えない。特に、耐震強度を偽装したマンションやホテルや原発や高速道路が全国に林立し、賞味期限や産地を偽装した食品が全国に流通してる現在のニポンで、そうしたニュースを報道する記事や放送までが内容を偽装されてるだなんて、あまりにもデタラメすぎる話だと思う。だけど、こんなにも意識の低いマスコミなんかには、もう、何ひとつ期待できないから、あたしは、国民のほうが、「新聞はすべて三流週刊誌」、「テレビの報道番組はすべてバラエティー」って意識を持つべきだと思う今日この頃なのだ。


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2007.11.21

続々・きっこ大戦~熱き血潮に~

こないだからやってたゲーム、「サクラ大戦~熱き血潮に~」が、ようやく終わった。それで、念のために言っとくけど、4年くらい前のゲームみたいだから、思いっきりネタバレしながら書いてくので、これからやろうと思ってる人や、今やってる最中の人は、読まないでね‥‥ってワケで、説明書を見ないでゲームを始めたあたしは、バトルになるたびに少しずつコントローラーの操作の仕方を覚えてって、ラスボスとの戦いの時には、たぶん、ぜんぶの操作が分かってたと思うんだけど、それでも、あと一撃で倒せるくらいのとこまで行ったのに、やられちゃった。それで、すぐに再戦したんだけど、またまたあとちょっとのとこでやられちゃって、3回目でようやく倒すことができた。それでも、全行程で25時間くらいだったから、お手ごろなゲームだと思った。

だけど、ドラクエみたいに自分のレベルを上げる必要もないし、強制的に進むストーリーに任せとけばいいから、「ゲームをやってる」 ってよりも、「自分も参加してるアニメを観てる」って感じで、なかなか楽しめた。特に、ラスボスを倒すために敵陣に乗り込む最後のとこは、すごく良くできてて、あたしは、2回も号泣しちゃった。最初は、帝国華撃団の7人全員で乗り込むんだけど、ラスボスがいる中心部へと向かう間に、次々と強い敵が襲いかかって来て、そのたびに、仲間が1人ずつ自分を犠牲にして、他の仲間を先へと行かせる。そして、5人の仲間が犠牲になって、最後まで辿り着けるのは隊長と真宮寺さくらの2人だけなんだけど、この、1人ずつ犠牲になってくシーンが、たまんなかった。

つい、この前まで、「サクラ大戦」てものの存在すら知らなかったあたしは、パチンコで初めて「サクラ大戦」を知ったワケだから、当然、ストーリーもキャラも何も知らなかった。それで、見た目の好みだけで判断するしかなかったから、神崎すみれちゃん以外には興味がなかった。だけど、このゲームをやってみて、初めてそれぞれのキャラが分かり、みんなで力を合わせないと敵を倒せないことから、それぞれのキャラに対しての愛着がわいた。それなのに、せっかく愛着がわいた仲間たちが、あたし(隊長)とさくらを先へ進めるために、1人ずつ、自分の身を犠牲にして行くなんて、あまりに悲しすぎる。あまりにもつらすぎる。あたしは、大好きだったすみれちゃんが、死ぬ間際までカッコつけてたのが、もう、かわいそうで、いじらしくて、泣きすぎて目が腫れちゃった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、すみれちゃん限らず、あたし(隊長)のことを「お兄ちゃん」て呼んで慕ってくれてたアイリスまでもが、自爆しようとしてる敵に抱きついたままテレポートして、「お兄ちゃん、今度デートしようね」って言ってから、一緒に爆発して死んじゃった。他の仲間たちも、それぞれが、あたし(隊長)とさくらを先へ進めるために、死んでった。それで、あたしは、あまりにも悲しくて、涙も止まらなくて、精神的に凹みすぎちゃって、ゲームを中断した。だけど、このままじゃ、仲間たちの死がムダになっちゃうと思って、気合いを入れ直して、ラスボスのとこに向かった。

で、残ってるのは、あたしとさくらの2人だけなんだけど、これはゲームだし、仲間がみんな死んじゃうのもシナリオ通りなワケだから、残った2人で倒せるようなラスボスが待ってたってワケだ。もちろん、普通に戦っても負けちゃうから、今までのバトルで培った攻撃パターンや作戦を駆使して、なんとかギリギリで勝てるって感じで、この辺のバランスがすごく良くできてるゲームだと思った。そして、なんとかギリギリでラスボスを倒したら、今度は「何倍も強くなってラスボスが復活」っていうお約束のパターンで、「こんなの絶対に勝てないじゃん!」って思ったら、大天使ミカエルが降臨して来て、死んだ5人の仲間をみんな復活させてくれた!

おお~! ここ一番で頼りになるカンナも、作戦の上で不可欠な紅蘭も、援護射撃の要のマリアも、大切な回復役で大切な妹のアイリスも、そして、無意味なクジャクの羽根で戦場をステージに変えてくれるすみれちゃんも、全員が復活して、帝国華撃団が全員集合した! よっしゃ! これなら恐いもんなしだ!‥‥って、ナニゲに薄っすらとは予想してた展開だったけど、あまりにもアニメが良くできてて、それぞれのセリフまわしもいいもんだから、あたしは、ここでも号泣しちゃった。だけど、さっきの悲しみの号泣とは違って、今度は喜びの号泣だから、あたしのやる気はハイオク満タンて感じで、一気にラスボスを倒しに行った。そして、1回目と2回目は最後の最後でやられちゃったんだけど、3回目にやっと倒すことができて、そのあとのエンディングまでのアニメを楽しんだってワケだ。

‥‥そんなワケで、帝都に平和を取り戻したあたしは、その点に関しては大満足だったんだけど、どうしても心残りだったのが、すみれちゃんとのことだった。このゲームは、強制的に真宮寺さくらとくっつくように進められてるから、どんなにすみれちゃんのことを好きでも、その恋は叶わない。で、ハッと気づいたのが、このゲームと一緒にいただいた「サクラ大戦~神崎すみれ引退記念」だった。箱にもすみれちゃんの絵が描いてあるし、すみれのマークのバカでかいTシャツもついてたし、すみれちゃんの引退パンフレットもついてたから、あたしは、これこそが、真宮寺さくらとくっつくしかない「サクラ大戦~熱き血潮に~」のエンディングに対して不満を持ってる「神崎すみれファン」のためのゲームなんだと思った。

それで、あたしは、すぐにプレステ2のソフトを入れ替えて、こっちのゲームをスタートさせた。こっちも、最初のゲームとおんなじで、アニメからスタートしたので、あたしは、早く始まらないかなって思って、コントローラーを持ったまま画面を観てた。最初のゲームのエンディングでは、あたし(隊長)は、帝都を守った活躍が認められて、少尉から中尉へと出世して、軍隊へと戻ってく。そして、こっちのゲームは、その続きになってるみたいで、帝国歌劇団からすみれちゃんが引退することになって、その引退公演のために、隊長が戻って来てた。それで、ストーリーとしては、引退を迎えたすみれちゃんの揺れ動く心だとか、悲しむ仲間たちの様子だとか、残念がるファンたちの姿だとか、そうしたシーンが続いてく。

だけど、10分経っても20分経ってもゲームが始まらないから、待ちくたびれちゃったあたしは、ずっと持ってたコントローラーを置いて、ソファーにゴロンと横になった。それで、引退公演も終わり、仲間たちに見送られて外に出たすみれちゃんは、今度は街をパレードした。で、あたしは、ここで気づいたんだけど、すみれちゃんの乗ってる巨大な乗り物が、帝国華撃団の戦艦だったのだ。まわりにいろんな飾りをつけてたけど、間違いなく戦艦だったし、街中がすみれちゃんを見送る人たちで埋め尽くされてるし、空からは気球みたいなのに乗った新聞記者たちが写真を撮ってるし、こりゃあ、新たな敵にしてみれば、絶好の攻撃状況だと思ったあたしは、すぐに起き上がって、また、コントローラーを手にした。

それで、突然現れた新たな敵が、街を攻撃し始めて、緊急警報が発動されて、みんなが新型のナントカ甲冑に乗って出撃する‥‥ってあたしは思ったんだけど、ナナナナナント! そのままパレードが終わり、普通にエンディングになっちゃった! そして、この「サクラ大戦~神崎すみれ引退記念」てソフトが、ゲームじゃなくて、単なる30分のアニメだったってことを知ったのは、それからアセリまくって、箱の裏に書いてある細かい説明を読んだあとだった。なんじゃ、こりゃ? 定価が8800円もするのに、ゲームじゃなくてアニメ、それも、たった30分のアニメだなんて、いくらなんでも酷すぎる。

‥‥そんなワケで、悪いのは何も知らなかったあたしなんだけど、それにしても、「今始まるか!」「今始まるか!」って思いながら、コントローラーを持ったままアニメを観てたあたしにとって、最後の最後に「これはゲームじゃなかった」ってことが分かった時のダッフン度は、ヒザカックンを連続10回やられたくらいの脱力感だった。それで、あまりにも「サクラ大戦」のことを知らなかったあたしは、ここで、ようやく、少し調べてみようって気持ちになって、他にもゲームソフトが出てるのかどうかを調べてみた。そしたら、これこそがビックル一気飲みって感じで、すごくいっぱい出てたのだ。

あたしがやった「サクラ大戦~熱き血潮に~」の他にも、「サクラ大戦~君、死にたもうことなかれ~」「サクラ大戦~巴里は燃えているか~」「サクラ大戦~恋せよ乙女~」「サクラ大戦~荒野のサムライ娘~」「サクラ大戦~さらば愛しき人よ~」ってのがあって、他にも、ゲームかどうか分かんないけど、いろんなソフトが出てた。あたしは、1ヶ月ちょい前にパチンコの「サクラ大戦」をやるまで、この「サクラ大戦」てものの存在すら知らなかったんだけど、あたしの知らないとこで、こんなにいっぱいゲームが作られて、一部のマニアたちが楽しんでたとは、世の中、まだまだ知らないことだらけだ。

だけど、あたしの年令でも「サクラ大戦」のことをぜんぜん知らなかったんだから、パチンコ屋さんで「サクラ大戦」を打ってる、あたしよりも年上のオジサンやオバサンたちは、ほとんどの人が原作を知らずに打ってんじゃないかって思った。あたしの場合は、チンプンカンプンで打ち始めたけど、あとからこうしてゲームをやって、ある程度のことは理解できた。だけど、40代や50代の人で、たかがパチンコのために、わざわざアニメを観たり、わざわざゲームをやったりする人なんていそうもないから、ほとんどの人たちは、何が何だか分かんない状態でパチンコの「サクラ大戦」を打ってんじゃないかって思う。

今、ヤタラと宣伝してる「アクエリオン」にしても、あたしがぜんぜん知らないんだから、あたしよりも年上のオジサンやオバサンたちは、ほとんどの人が原作のアニメなんか観たこともないだろうし、何が何だか分かんないで打つことになるんだと思う。そう考えると、アニメでもゲームでもいいけど、もうちょっとメジャーなものをタイアップにしてくんないと、あたしたちパチンコファンは着いてけなくなっちゃう。新しいパチンコ台が出るたびに、原作のアニメのDVDを探して来て観たり、原作のゲームを買って来てプレイしたりしなくちゃなんないなんて、あまりにもメンドクサイからだ。

‥‥そんなワケで、しばらく前に、神田うののダンナのお店で「エヴァンゲリオン~奇跡の価値は~」を打ってた時のことだけど、隣りで打ってたオジサンと話してたら、そのオジサンに熱いリーチが掛かって、カヲル君のアップがカットインして鉄板になった。そしたら、そのオジサン、すごく喜んで、「この姉ちゃんが出れば鉄板だな!」って言ったのだ。つまり、何度もこの台を打ってるオジサンなのに、カヲル君が男だってことも知らなかったのだ。ようするに、原作のアニメなんか観たこともなくて、エヴァンゲリオンのことなんか何も知らないけど、とにかく勝てる台だから打ってるってだけで、ただそれだけのことなのだ。逆に言えば、あたしみたく、わざわざエヴァンゲリオンのアニメをぜんぶ観て勉強したりするほうが珍しいワケで、ほとんどの人たちは、原作を知らずに、何が何だか分かんない状態で、パチンコを打ってるってワケだ。だから、あたしとしては、もっと一般の人たちに楽しんでもらうために、一部のマニアしか知らないような原作とのタイアップは、ホドホドにしといて欲しいと思う今日この頃なのだ。


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2007.11.20

カラスの勝手

ここ2~3日のネットニュースの見出しを流し読みしてたら、「世界びっくりニュース」のとこに、こんな記事があった。


「『黒猫は縁起悪い』は迷信、イタリアで啓発イベント」 (ローマ 17日 ロイター)

イタリアでは17日、動物愛護団体が主体となって「黒猫の日」のイベントが開かれた。多くの国で汚名を着せられる黒猫だが、かつて「黒猫は悪魔の手先」などとされていたイタリアではそれが極端で、「黒猫は縁起が悪い」という迷信を信じる市民によって黒猫の殺害が横行。当地の動物愛護団体AIDAAによると、同国内では昨年1年間に推定6万匹の黒猫が殺害されたという。AIDAAでは、17日、国内200カ所に情報センターを設置し、道行く人たちに黒猫に関するチラシを配ったり、嘆願書への署名を募ったりした。同団体ではまた、愛猫家として知られるローマ法王ベネディクト16世あてに、支援を求める書簡を送ったという。


‥‥あたしは、一番好きな猫のガラは白黒ブチなんだけど、次に好きなのは黒猫だし、「魔女の宅急便」の黒猫ジジも大好きだし、なんたって最愛なのが「サイボーグ・クロちゃん」だし、あたし自身、自分の前世は黒猫なんじゃないかって思ってるほどの黒猫マニアだから、このニュースにはビックル一気飲みしちゃった。そして、ただ「黒猫に生まれた」って理由だけで殺されて来たたくさんの猫たちのことを思うと、おんなじ人間として、心から申し訳なく思った。

だから、あたしは、殺された黒猫たちに成り代わって、今、勉強中の黒魔術を使って、イタリア全土に最強の呪いをかけてやった。こんなバカバカしい迷信なんかを鵜呑みにして、何の罪もない黒猫を殺した人たちが、次は絶対に黒猫に生まれ変わり、今度は自分が殺される番になるようにと‥‥なんて恐ろしい感じでスタートしてみた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、もちろん、この「黒魔術」のクダリは冗談だけど、なんでこんなことを書いたのかって言うと、脳みその回路が直列つなぎの人って、こうしたニュースを耳にすると、「イタリア人は酷い」っていう短絡的な結論に持ってくからだ。この短い記事をキチンと読めば、黒猫を殺してるのもイタリア人なら、それを止めようとしてるのもイタリア人なワケで、むしろ、こうした啓発イベントが行なわれたってことは、他の同様の国よりも素晴らしいってことになる。

イタリアに限らず、中世のヨーロッパでは、「猫は魔女の使い」って信じられてて、日常的に猫殺しが行なわれてた。何しろ、人間に対してだって、「魔女狩り」なんてことが行なわれてたんだから、当時の人たちは、猫を殺すことなんて何とも思わなかったんだろう。そんな中で、特に黒猫は、その外見的なイメージからか、集中的に殺されてた。やっぱり、丸々と太ったブチの猫と、しなやかで神秘的な黒猫が並んでれば、黒猫のほうが「魔女の使い」って感じがするからだろう。

猫が大好きなあたしは、どんな猫でもみんな大好きだけど、黒猫の美しさや神秘さには、他の猫とは一線を画した独特のものを感じる。「魔女の宅急便」のジジだって、黒猫だからイメージがピッタリなのであって、あれがもしも三毛猫だったら、絶対におかしいと思う。だから、殺すとか殺さないとかの話は別にして、昔の人たちが黒猫だけを特別のものとして見てたってことに関しては、モットモなことだと思う。エドガー・アラン・ポーの名作、「黒猫」にしたって、主人公の男が残酷に殺したプルートーって猫が黒猫だったからこそ物語の恐怖感が加速してくんであって、プルートーがブチ猫だったら、名作にはなってなかったと思う。

‥‥そんなワケで、いろんなガラの猫がいる中で、昔から、黒猫だけは、特別なイメージを持った存在だった。だから、ヨーロッパだけに限らず、世界中に、黒猫に関する迷信がある。ニポンでは、「黒猫が枕元を通ったら悪いことが起こる」ってのが有名だけど、似たようなので、ドイツには、「クリスマスに黒猫の夢を見たら翌年は重い病気にかかる」って迷信があるし、アイルランドには、「月の出ている夜に目の前を黒猫が横切ったら伝染病で死ぬ」って迷信がある。そして、今でも年間に6万匹もの黒猫を殺してるイタリアには、「病気で寝ている人のベッドに黒猫が一緒に寝ると、その人は確実に死ぬ」って迷信がある。これは、もちろん、「黒猫は魔女の使い」ってことから来てるワケで、これに類似した迷信は、ヨーロッパ各国にある。

だけど、迷信てのは面白いもんで、おんなじヨーロッパでも、黒猫を「幸福の使い」としてるものも多い。たとえば、イングランドやスコットランドには、「黒猫が道を横切ると幸運が訪れる」「黒猫が玄関から入って来ると、その家は繁栄する」って迷信があって、結婚のお祝いに黒猫をプレゼントする習慣まであったのだ。これは、「結婚祝いに黒猫を贈ると新婦に幸せが訪れる」って迷信にならったもので、昔は本物の黒猫をプレゼントしてたみたいたけど、今は、黒猫のヌイグルミや置物だったり、黒猫の絵や写真のカードだったりするみたいだ。そりゃそうだよね。みんなから本物の黒猫をプレゼントされて、お家の中が黒猫だらけになっちゃったら、それこそ黒猫パラダイスで、とても新婚生活どころじゃなくなっちゃうもんね(笑)

で、他にも、フランスに、「黒猫は特別な能力をそなえた魔法の猫なので、大切にすると必ず飼い主に幸運をもたらす」って迷信もある。だから、悪い意味でも良い意味でも、黒猫は、他のガラの猫とは違って、特別な存在だったってワケだ。でも、これは、猫本人にしてみたら「人間が勝手に言ってること」であって、猫本人にしてみたら「ぜんぜん関知してないこと」であって、猫本人にしてみたら「体の色なんて個性の1つにしか過ぎないこと」なのだ。たまたま黒猫に生まれたってだけで、「魔女の使い」にされて殺されたり、「幸運の使い」にされて大切にされたりって、まったくもって「いい迷惑」って話なのだ。

‥‥そんなワケで、あたしは、この「黒猫」と似たような位置づけのものが、「カラス」だと思った。現在のニポンでは、ハトが「平和の鳥」ってことにされてるのに対して、カラスは「不吉な鳥」とされてる。だけど、これにしたって、「カラスは悪食」だとか、「カラスは他の鳥や小動物を襲う」だとか、そうした習性としてのイメージからじゃなくて、「カラスは黒い」っていう外見的なイメージから来てることに過ぎないと思う。だって、現実的には、ハトのフン害に悩まされてる人たちにしてみれば、カラスなんかよりもハトのほうが遥かに「害鳥」なワケだし、他にも、モズやカワウの大量発生によって被害を受けてる人たちだっている。あたしの大好きなスズメだって、見かけは可愛いけど、お米を作ってる農家の人たちにしてみれば、立派な「害鳥」だ。

だから、「人間にとって害がある」ってことだけで言えば、カラスだけが特別に悪い鳥ってことにはなんない。それなのに、いろんな害鳥がいる中で、「害」とか「迷惑」とか「不愉快」とかってことだけじゃなくて、「不吉」ってイメージを持たされてるのは、カラスだけなのだ。どんなにハトやスズメが人間に迷惑をかけても、ハトやスズメに対して「不吉」ってイメージは生まれない。それに対して、カラスの場合は、人間に対して何の迷惑もかけてなくても、ただ単に「黒い」ってだけで、「不吉な鳥」ってことにされちゃってる。

そして、あたしが、カラスが黒猫と似てるって思ったのは、カラスって、「不吉な鳥」にされちゃってるだけじゃなくて、古くから、「神様の使い」とされてる一面もあるからだ。黒猫とおんなじように、カラスに関しても、世界中にいろんな伝説や迷信があるけど、有名なのは、「カラスは太陽の黒点からやって来た神様の使い」って話で、これは、世界の各地に伝わってる。たとえば、旧約聖書では、「太陽の黒点が姿を変えてカラスになった」ってことにされてて、カラスは雨を予知する特殊な能力を持ってることになってる。ギリシャ神話では、「太陽の神であるアポロンが可愛がってた白い鳥が、アポロンを怒らせたために、その罰を受けて黒い姿に変えられてカラスになった」ってことにされてて、こっちでも、太陽と深い関わりがある。

だから、古代では、「不吉の鳥」どころか、カラスは神様に近い存在で、良い意味での「特別な鳥」だった。ニポンでも、足が3本ある「ヤタガラス」が神様の使いってことになってて、サッカーのニポン代表チームのマークにもなってるから、見たことのある人も多いと思う。これは、4世紀の中ころ、神武天皇が大和朝廷を立てるために、熊野から大和へと向かってる途中で、熊野の山の中で道で迷っちゃったんだけど、その時に、天照大神が神武天皇に「ヤタガラス」を遣わせて、山を抜ける道案内をさせて、無事に大和に到着したって話がモトになってる。これが、もしも、カラスじゃなくて黒猫だったら、これがホントの「クロネコヤマト」なんだけど、そんなことは置いといて、神武天皇は、この「ヤタガラス」のオカゲで、東征に成功して、大和朝廷を立てることができたってワケだ。

で、この神武天皇の皇子か、側近の高官が埋葬されてるみたいだって言われてるのが、奈良県の明日香村にあるキトラ古墳なんだけど、このキトラ古墳の壁画にも、3本足のカラスの絵が残ってる。キトラ古墳の壁画は、「世界最古の天文図」って言われてて、星座の配置を示してるそうなんだけど、東の壁に「太陽と3本足のカラス」、西の壁に「月とカエル」が描かれてる。ちなみに、これは今日の話題とは関係ないことなんだけど、「機動新撰組 萌えよ剣」が大好きなあたしとしては、キトラ古墳の棺を納めてある部屋の四方の壁に、青龍、白虎、朱雀、玄武の四神が描かれていることが、個人的なツボでもある。

‥‥そんなワケで、この「ヤタガラス」の伝説の他にも、ニポン各地に「香良洲(からす)」っていう地名が残ってる。香良洲神社、香良洲町、香良洲道など、その多くは、カラスを神様の使いとして祀ってたり、その名残りだったりするワケで、今でも神事が行なわれてる地域もある。だから、カラスって鳥も、黒猫とおんなじように、色が黒かったってだけの理由で、人間の都合ひとつで、「不吉な鳥」にされて迷惑がられたり、「神様の使い」にされて祀られたりって、まったくもって「いい迷惑」な扱いをされて来たってワケだ。あたしは、2006年2月20日の日記、「然るべきシカの話」の中で、人間の都合ひとつで食料にされたり、精力剤にされたり、神様にされたり、害獣にされたり、天然記念物にされたりと、ハタ迷惑な扱いを受けて来た「ニポンの鹿」について書いたけど、鹿の場合には、まだ必然的な理由があった。だけど、人間の感覚による外見的なイメージだけで、黒猫やカラスを神様にしたり悪魔にしたりってのは、人間のエゴが丸出しで、あまりにも一方的すぎると思った。ま、この地球は、すべて人間のエゴだけで動かされてるワケだから、人間がどれほど自分勝手なことをしようとも、人間がどれほど動物を殺し続けようとも、それこそ「カラスの勝手」ってワケで、言葉がしゃべれない動物サイドからは何も文句は出て来ない。だけど、動物たちの心の声を聞かずに、調子に乗って自分勝手なことばっか続けてると、近い将来、人間に大きなシッペ返しが来ると思う今日この頃なのだ。


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