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調査捕鯨に国際的非難高まる中、「クジラカレー」のテイクアウト・ランチ販売開始

  • 2007年11月27日 22:12 発信地:東京
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パキスタンの首都イスラマバード(Islamabad)にある英国のカレーチェーン店でカレーを作る調理人(2005年3月2日撮影)。(c)AFP/Farooq NAEEM

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【11月27日 AFP】都内各地のオフィス街でテイクアウト専門の屋台料理店を経営するアジアンランチ(Asian Lunch)は27日、「クジラカレー」の販売を29日から開始することを明らかにした。

 アジアンランチは、1日に1000-1500食を都内各地で販売する。木曜日限定で東南アジアの名物キーマカレーの「クジラ版」の販売を始める。

 経営者の1人である山口由香(Yuka Yamaguchi)さんは、「クジラ肉はプロテインと鉄分が豊富で脂肪分が少ないので、ヘルシーなカレーとして若い女性に人気が出ると思う」と語った。

 クジラ肉を食べたことがない若い男性もターゲットにしているといい、販売開始初日には600食を用意すると語った。値段は650-700円。

 日本の調査捕鯨船団は18日に南極海に向けて下関港を出港した。今回は初めてザトウクジラも捕獲する計画で、特にオーストラリアやニュージーランドなど、欧米諸国から非難の声が高まっている。

 アジアンランチによれば「クジラカレー」は、クジラ肉のプロモーションなどを目的に設立された鯨食ラボ(Whale Labo)から提案されたものだという。鯨食ラボは、前年5月に水産庁の支援により設立された。

 日本の調査捕鯨に対し非難が高まっていることについて山口さんは、「政府の調査捕鯨で捕獲されたクジラ肉であれば、食用にするのは違法ではない。わが社としても、新しい食材でメニュー開発を考えていた。調査目的で捕獲されたクジラの肉を無駄にしたくない。最初から食用に捕獲しているのであれば、気がとがめるけれど」と話している。(c)AFP

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