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救急搬送 受け入れ困難が急増

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この調査は、埼玉県が救急搬送の実態を把握しようと、おととしから毎年7月と8月を対象に行っています。それによりますと、県内の救急搬送の件数は、7月と8月あわせて4万3000件前後で推移していますが、受け入れ先が決まるまでに消防が病院に5回以上要請したケースは、ことしは1409件と去年より43%増え、おととしの3.5倍に上りました。このなかには20回以上要請したケースが22件あり、このうち2件は35回要請してようやく受け入れ先が決まりました。受け入れに30分以上かかったケースは750件と、去年より39%増え、このうち川口市に住む呼吸器系の病気の70代の男性は3時間半以上かかりました。要請を断った理由としては、「診療科目が専門外」や「手術や患者の対応中」などがあげられました。埼玉県は、医師不足などが原因で医療機関の受け入れ態勢が十分でないことが浮き彫りになったとして、態勢の整備や救急搬送の方法について検討を急ぐことになりました。
もどる11月27日 6時44分
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