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理科 検証実験のくふう苦手

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これはペーパーテストで把握しにくい分野の学力を調べるため、文部科学省が行っているもので、理科では全国の小学5年生と中学2年生およそ6500人を対象に、実験や観察の様子を撮影した映像を見ながら考えてもらう方法で実施されました。このうち小学5年生では、インゲンマメが発芽するためにどんな条件が必要かを調べる問題が出題されました。まず「肥料が必要」という仮説を立て、これを確認する実験は、どのように条件を変えればいいかを聞いたところ、87%が正しい実験方法を選びました。ところが、肥料を与えなくても発芽したインゲンマメの実験結果から、最初の仮説は正しくなかったと導き出せたのは39%にとどまりました。また、食塩が水に溶けやすくするためにはどうすればいいかを考えさせたうえで、それを確かめる実験の仕方について聞きました。その結果、「水の温度を上げれば溶けやすくなる」という仮説を証明するために、水の量などを変えないで温度だけを上げていく正しい実験方法を導き出したのは19%にとどまりました。今回の結果について文部科学省は「子どもたちは、目の前で起きている現象はきちんと読み取ることはできるものの、そこから仮説を立て検証する実験などの手だてを考える力に課題がある」と分析しています。このため、早ければ4年後から実施される新しい学習指導要領では、理科の授業で実験や観察の方法を考える十分な時間を確保するとともに、仮説を基に考えさせる指導の充実を図る必要があるとしています。
もどる11月27日 21時8分
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