逮捕されたのは、韓国出身の歌手、桂銀淑容疑者（４６）で、関東信越厚生局麻薬取締部の調べによりますと、２６日午後６時４０分ごろ、東京・港区の自宅で袋入りの覚せい剤０．６グラムを持っていたとして、覚せい剤取締法違反の疑いが持たれています。麻薬取締部の取締官７人が自宅を捜索したところ、枕の下に隠していた覚せい剤を見つけ、容疑を認めたということです。自宅からは覚せい剤の吸引に使うガラス製のパイプなども見つかり、調べに対し「自分で使うために買った」と供述しているということです。桂容疑者は、韓国のソウルの生まれで、高校生のときから芸能活動を始め、日本では昭和６０年にデビューしました。「すずめの涙」や「北空港」「悲しみの訪問者」などのヒット曲で知られています。関東信越厚生局は今後、どのようにして覚せい剤を入手したのかなどについて調べを進めることにしています。