諏訪神号旗・・・生前、板垣信方が晴信に頼んで書いてもらった諏訪明神の神号。これを旗に仕立てて戦に臨んだことで、諏訪の人々の心が一つにまとまった。
赤地に金文字で『南無諏方南宮法性上下大明神』と書かれた旗は、実際に武田信玄が諏訪明神の加護を期待して、戦に出る時の軍旗として用いたものを参考に再現している。
武田家の家臣として信濃に戻ってきた真田幸隆。その真田家の旗が戦場にひるがえった。
武田の家臣となるために真田一家が上州から旅立つ日、長源寺の住職が手渡したのが死者の棺に納める六道銭だった。一度死んだ真田家は二度とは死なないという意味が込められていた。それを家紋として旗に仕立てたもので、まさに真田の再出発にふさわしいものとなった。