参議院の財政金融委員会は２７日午前、理事懇談会を開き、民主党などが要求している額賀財務大臣と守屋前防衛事務次官の証人喚問についてあらためて協議しましたが、自民党が反対し、協議を中断して調整が行われています。こうしたなか、民主党は２７日午後、小沢代表や鳩山幹事長ら幹部が協議し、「額賀大臣は宴席に同席していたという守屋氏の証言を否定しており、２人の見解は明らかに食い違っている」として、額賀大臣の証人喚問と守屋氏の再喚問を行うことが不可欠だという認識で一致しました。そのうえで、与党側があくまで証人喚問に反対した場合には、採決で喚問を決めることも辞さないという方針を確認しました。このあと、小沢代表は記者会見し、「額賀大臣は来年度予算を編成しなければならない大臣だ。その人の言動が仮に事実と違っているとしたら大きな問題であり、福田内閣もたいへん困った状況に陥るだろう」と述べました。