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アロマセラピー 音楽療法 交流分析で学ぶコミュニケーション 自律訓練法 和温療法

アロマセラピー 10月27日(土) 10:30〜11:50

重松 浩子

日本アロマコーディネーター協会

香り。それは古代から人々を魅了してきました。神への捧げものや瞑想や宗教儀式に、医薬品として病を治し傷を癒し、心を虜にして歴史を作り、また生活の知恵として暮らしに取り入れられてきました。アロマセラピーは、これらの香り成分を植物から抽出した精油(またはエッセンシャルオイルと呼ばれます)を用いた方法です。心へも身体へもあまりに多岐に渡る活用法に加え、現在アロマセラピー用に市販される精油は150種を超えるため、何からどう始めたら良いのか迷われる方も少なくありません。また、香りの好き・嫌いへの配慮も大切になります。精油の一般的に言われる作用で選んでも、好みにより、人により、使い方やそのタイミングなどで、その成果が大きく変わり期待外れとなってしまうこともあります。ただし、精油選びや用い方などが適切だった場合、アロマセラピーは驚く成果を上げることもめずらしくありません。成果を得るために患者さまが何かを我慢したり、苦痛を伴ったりすることがないのがアロマセラピーです。この講座では医療の場にアロマセラピーを取り入れてみたい方に、実際に香りをかいで体感しながら、精油の選び方、使い方のポイントについてお話します。ストレスを軽減し、気分に対しては即効性があり、入院生活のQOLを高めることに役立つだけでなく、今後の医療に様々な貢献をする可能性を大いに期待できるものでしょう。


音楽療法

10月27日(土) 10:30〜11:50

塩谷 百合子

洗足学園音楽大学音楽療法研究所

1. 循環器内科での音楽療法の可能性
1. 心身のストレスや不安、抑うつ状態の軽減
2. リラクゼーションの促進:入眠、術前、術後のサポート。
3. 感情表現のサポート。
4. ペインマネージメントのサポート。
5. リハビリでのプロセス促進のための音楽的援助。
6. 家族、スタッフのストレス軽減のための音楽の提供。
2. 音楽療法の様々な方法
状況や病状、ニーズに合わせて
1. 音楽の聴取
2. 言語誘導によってイメージを導出しながらの音楽の聴取
3. 歌唱や楽器演奏のサポート
4. 作詞や作曲のサポート
3. 音楽療法セッション実施上の留意点
1. 個人の「好み」への配慮
2. 音楽の特性が心身に与える影響への配慮
4. 東京女子医大循環器内科での音楽療法
−穏やかな覚醒、−気分転換、−入眠のサポート:
各々の目的で音楽療法士が編集した30分間のCDを安静仰臥位で聴取。
初回は音楽療法士が立ち会い、言語を用いてリラックスしたイメージを誘導する。

交流分析で学ぶコミュニケーション

10月27日(土) 10:30〜11:50

江花 昭一

横浜労災病院心療内科
皆さん。医療や福祉という仕事に携わるとき、あるいは日常生活の中において、コミュニケーション能力の不足を感じたことはありませんか。今回体感的に学んでいただこうとする交流分析の「交流」は、実はコミュニケーションとほぼ同じです。
コミュニケーションの重要性がわかっていても、うまくいくとはかぎりません。そのためには、相手の心と自分の心をともに理解しなければならないからです。交流分析は、交流している人の心のあり方を分析する学問であり、交流の中で成長していく実践的な技法です。
交流分析を学ぶことで、人とコミュニケーション(交流)している自分への気づきを深め、交流の中で自分が成長しているという実感を体験することができます。また、自分を含む人間は存在するだけで価値があることに改めて気づき、その観点からコミュニケーションすることができるようになります。
限られた時間ですが、初学者にも再入門者にも、きっと役立つ体験的な講習にしたいと考えていますので、ぜひご参集ください。
日本交流分析学会HP:http://www.js-ta.jp/

自律訓練法

10月27日(土) 10:30〜11:50

杉江  征 筑波大学大学院人間総合科学研究科心理学系

自律訓練法は1920年代の科学的な催眠研究の中から生まれてきた心理生理的な治療法で、中性的催眠状態にみられる治療的な作用を得るために体系化された一種のセルフコントロール法です。自律訓練法には緊張の緩和や抗ストレス効果などがあり、心身症の基本的な治療技法の一つとして広く適用されています。また、最近では臨床分野だけではなく、教育・スポーツ・産業・市民講座等においても広く用いられるようになってきています。
自律訓練法は心身を緊張から弛緩へと変換させることを主目的にした一種の自己弛緩法ともいえます。自律訓練法は技法が体系化されており、適切な指導を受けることによって、自己の心身のコントロールを修得していくことができます。
自律訓練法の一般的な効果としては、1)心身両面の効果がある、2)心身の状態を、緊張や興奮、エネルギーを消耗するような状態から、リラックスして落ち着いたエネルギーを蓄積するような状態へと変換することができる、3)不安なども低下し、自己の身体への気づきが増す、4)イメージが浮かびやすくなる、5)被暗示性が高まる、6)自律神経系の活動が安定化する(相対的に副交感神経の活動性が優位な状態になる)等があげられます。
今回は短い時間ですが、実際に練習を体験していただいて自律訓練法についての理解を深めていただければと考えております。よろしくお願いいたします。


和温療法

10月27日(土) 10:30〜11:50

鄭  忠和 鹿児島大学大学院循環器呼吸器代謝内科

種々の難治性疾患に苦しむ患者が、たとえ最先端の医療設備を兼ね備えた病院に入院加療できたとしても、爽快で心地よい汗をかき、笑顔のこぼれる気分や心境になる機会はない。
著者が平成元年から取り組んできた「温熱療法」は、「癌に対する高温での局所療法」と異なり、全身を均等に60℃の乾式遠赤外線サウナ浴で心身を和ませる・ぬくもり療法である。したがって「温熱療法」を「和温療法」と命名すると、この治療法の真の意味を理解しやすい。「和温:Waon」は私の造語であるが、「和温」の二文字は訓読みで「なごむ・ぬくもり」で、「心地よく心身をリフレッシュさせる温もり」の意味がある。著者がこれまで18年間の歳月をかけて確立してきた「温熱療法」の真髄が「和温」の二文字にこめられている。
「和温療法」は、「心身を和ませる温度で全身を均等に15分間加温して、深部体温を約1.0℃ 〜1.2℃上昇させた後、さらに30分間の安静保温で和温効果を持続させ、終了時に発汗に見合う水分を補給する治療法である」と定義する。「和温療法」の臨床応用は多彩で、その効果には目を見張るものがある。たとえば薬物療法で治療抵抗性の難治性疾患(心臓移植の適応となる重症心不全、難治性潰瘍を伴う閉塞性動脈硬化症、重症の慢性疲労症候群や線維筋痛症、シェーグレン症候群に伴う唾液分泌不全など)に劇的な治療効果を発揮することが少なくない。
「和温療法」は安全で対費用効果に優れ、我慢を強いる従来の治療法とは異なり、患者を和ませて爽快な発汗を促す優しい全身療法で、人間性を大切にする21世紀の革新的な治療法と思われる。


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