スズキは中国に二輪車の新工場を建設する。2009年春の稼働をめざし、同国の二輪車最大手メーカーと合弁会社を設立。稼働当初は年50万台、14年には年200万台以上を生産する計画だ。世界最大となった中国の二輪車市場は農村部を中心に堅調な販売が続いており、生産能力増強で現在7%程度の現地シェア拡大を狙う。
スズキが技術供与する中国二輪最大手の大長江集団(広東省)の関連会社などと月内にも合弁設立に向けた協議に入る。資本金は約130億円。出資比率はスズキが40%前後となるもよう。総投資額300億円超をかけて江蘇省に新工場を建設し、排気量125cc級の二輪車を生産する。(07:00)