「母をたずねて三千里」、「小公女セーラ」などを放送した人気アニメシリーズ「世界名作劇場」の25作目が、英国の作家ポール・ジャック・ボンゾンの「シミトラの孤児たち」をアニメ化した「ポルフィの長い旅」に決定、08年1月6日からBSフジで放送されることが明らかになった。全52話の予定で、同シリーズでは初めて現代を舞台にした物語となる。
「世界名作劇場」は75年~97年、フジテレビ系で放送されたアニメシリーズ。約10年間放送を休止していたが、BSフジで07年1月から、24作目の「レ・ミゼラブル 少女コゼット」が放送され、再開した。
「ポルフィの長い旅」は、1950年代のヨーロッパが舞台。ギリシャの寒村シミトラを襲った大地震によって、主人公のポルフィと妹のミーナは離れ離れになってしまう。「歌手になって歌を歌いたい」というミーナの夢を頼りに、ポルフィはミーナを探す旅に出る……というストーリー。
制作する日本アニメーションでは「前作はBSフジでの初放送なので、知名度の高い『レ・ミゼラブル』を選んだ。今回は『名作劇場』らしく、隠れた名作をアニメで紹介するスタイルとなった。現代を舞台にするのは初めてで、『母をたずねて三千里』のような旅物語になるだろう」としている。放送は毎週日曜日午後7時半から。【立山夏行】
2007年11月24日