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安浦診療所の指定管理者決まる '07/11/27

 ▽地元の医療法人、医師や診察日増へ

 呉市は、入院業務再開を断念した呉市安浦町の市国保安浦診療所の指定管理者に、同町の医療法人社団柏原会(新谷正子理事長)を選んだ。医師や診療日を増し、通所リハビリテーション(デイケア)も予定している。

 柏原会は診療所近くで介護老人保健施設などを運営している。診療所は内科と外科で、指定期間は来年二月から十年二カ月。休診だった木曜と第二、第四土曜も診察する(土曜は午前)。一人だった医師を常勤と非常勤の二人に増やし、看護師は一減の四人。負担金として月額三十万円を市に支払う。

 二階は病床を残して一部改装。二〇〇九年四月から通所リハビリテーション(定員二十人)とする。業務開始後は看護師を六人にして介護職員や理学療法士を置き、負担金の額も増やす。

 旧安浦町が〇五年に指定管理者制度を導入し、市内の医療法人に委託したが条件の入院再開はできなかった。来年一月末の指定期限切れを前に公募したが応募がなく、入院条件を外して八―九月に再公募。応募は一件で選定委員会が決定。市は十二月の市議会定例会に提案する。(増田咲子)




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