ハンバーガーチェーンの日本マクドナルドの東京都内の4店で、売れ残ったサラダの調理日時のラベルを、翌日付けに張り替えて販売していたことが27日、分かった。マクドナルドは「ラベルは商品管理の目安として張っているもので、不当表示には当たらない」としているが、賞味期限切れの原料使用の疑いもあり、調査を続けている。
4店舗は早稲田店、大塚駅前店、新大塚店、本郷三丁目店。今月2日、情報が会社に寄せられ、6~9日、店舗の従業員に調査したところ、「サイドサラダ」などサラダ3商品の張り替えを認めたという。
同社の基準で、調理後12時間を過ぎたサラダは廃棄すると定めており、ラベルは、店の商品管理の目安で張っている。調理後3日間は、食べても安全性に問題はないという。ただ、ヨーグルトなどで、賞味期限が切れたものを使っていたとの従業員の証言もあり、調査を続けている。
4店舗はアスリートという都内の会社がマクドナルドのフランチャイズとして運営していた。マクドナルドは27日、フランチャイズ契約を解除し、4店舗は直営店として営業を続けている。アスリートの従業員は「もったいないのでやった」と証言しているという。【工藤昭久】
毎日新聞 2007年11月27日 11時11分 (最終更新時間 11月27日 13時59分)