12月1日の「世界エイズデー」に合わせ、県などは12月1日までを普及啓発週間として、県内各地で啓発活動や休日検査など、さまざまなイベントを行う。
1日には事前予約がいらない無料匿名のHIV(エイズウイルス)検査が、長野市のトイーゴで行われる。1時間ほどで検査結果が判明し、持ち物は必要なく、午前10時半から午後3時までの間に会場を訪れば、住所や国籍に関係なく、検査を受けることができる。
また同日はJR長野駅前自由通路で、市民団体「HIV・エイズネットながの」が主催して、啓発イベントが開かれるほか、県内各地の保健所でも休日検査(事前予約制)が開かれる。伊那、木曽、北信の3保健所では、26日から1日の間は、夜間検査も実施される。
県健康づくり支援課によると、県内のHIV感染者、エイズ患者の累計数は379人(06年末現在)。人口10万人あたりの感染者、患者届出数は04~06年の3カ年平均で1・3人に上り、東京、大阪に次ぐ全国3番目の高水準だ。【神崎修一】
毎日新聞 2007年11月27日