コリー達に囲まれて
ラフコリー専門のブリーダーとして、コリー達と共に過ごす日々を記録します。

犬の身体が示す事実

AIRWOMAN COLLIES

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私のようなブリーダーは、コリーの新生児を育てる時、
細心の注意を持って慢性的な睡眠不足や腰痛や手荒れに
悩みながら譲渡可能な生後50日過ぎまで、精一杯の
愛情を込めて育て上げる。


そういう風にして一生懸命育てた子犬が、譲渡した先で
外耳が汚れで真っ黒、毛玉を何箇所にも作り、3歳という
最も身体が充実しているべき時期のオスなのに、最低限、
25kgは必要な体重が20kgにも満たないのだと
聞かされたなら、いくら飼主さんが、
「可愛いです。室内と広い庭で飼ってます」と言っても
その愛情を信用しない。たぶん、その飼主さんにとって、
可愛がるというのは、ただ犬が欲しがる美味しい食物を
与えることにすぎない。仮に、それが犬の身体に悪い物で
あってもである。


そういう飼主さんは、高齢であっても病気をしてなくて
元気だから、大型のコリーでも散歩に連れて行けるし、
生活に支障はないと言うかもしれない。
だけど、元気な今ですら、保護された時のアルファ君の
耳には黒い耳垢がべっとり付いていて、身体の数箇所に
毛玉が付いていて、ひどい痩せ過ぎで、内臓疾患にも
なりかけていた。


その元気な飼主さんが、あと5年経って、自分の身体の
どこかに不調を覚え、何をするにも身体に痛みやだるさを
感じるようになった時に、果たして手間の要るコリーの
アルファ君の世話ができるだろうか。


代謝がよくて身体が汚れにくい若い3歳時で、黒い耳垢と
毛玉を付けていた犬が、8歳の老犬になった時に、耳も
毛もきれいで、内臓も痛んでいない状態で管理されている
だなどと思う人は、あまりにも楽観的である。


人は、自分の身体がきつくなれば、他人や動物の世話を
焼いている余裕など全く無くなるのである。1人暮らしの
高齢の男性ならば、なおさらである。


8歳の老コリーで、しつけも不十分、手入れもされず、
病気持ちで見栄えが悪くなってからアルファ君の里親を
探しても、簡単に見つかりはしない。
精神的にも肉体的にも柔軟な時期、若くきれいな時期に、
迷子になって、幸運にも危機一髪で救い出され、運良く
念入りなケアをしてくれる家庭に引き取ってもらえる
アルファ君は、強運な犬だと私は思う。


子犬の世話で忙しくて見てなかったのだが、どうやら
愛護団体 catnap さんの掲示板への「アルファ君を元の
飼主さんへ戻せ」の書込みが、愛護団体の運営に支障を
きたすほど続いたと思われる。


皮膚の浄化作用も活発で耳が汚れにくい3歳という年齢、
十分に手間をかけれる1頭飼育、大型犬と散歩に行ける
だけの飼主さんの健康状態・・・であるにも関わらず、
汚らしい耳垢を付け、毛玉をぶら下げ、体重が20kg
足らずで(3歳なのに、数年前、消化能力の低下と老衰で
亡くなった11歳過ぎのヒューイと同じ体重だなんて
信じられない)放置していた“事実”こそを愛護団体の
掲示板に迷惑な書込みをした人達は、重く受け止める
べきだと思う。


可哀想という情緒に流されずに、犬の身体が示す事実を
受け止め、アルファ君の将来に思いをはせて欲しい。
もし、私がアルファ君の繁殖者ならば、保護された時の
状態を見れば、飼主さんに返したくない。人間が語る
言葉よりも、犬が無言で示す管理状態こそを信じたい。


授乳セーブル2頭



セーブル第6子授乳



ブラックバス



トライへそ天

【2007/11/18 02:15】 | 飼育

乳は血なり

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人工哺乳の為、起きている時間が長いのと、同じ姿勢で
いなければならないのとで、首や肩だけでなく背筋が
コリコリで、そのせいで胃腸の調子も下降線で、腰痛も
出始めた。両手に哺乳瓶を持って授乳しているので、
1頭ずつで授乳するよりもずっと時間は短縮しているの
だけれども、カテーテルのような短時間では不可能だ。


急激に胃が膨らむことで胃にガスが溜まって死亡する
危険性はあるが、カテーテルの方が、自分の身体は
楽である。
でも、できるだけ新生児死亡の危険性は避けたいので
今年から、吸う力のある子には哺乳瓶で授乳することに
したのである。


本当は、普通のお乳が出てくれれば、一番楽である。
うちでは、2歳未満の初産ではアルカリ乳になる心配は
ないのだが、2歳を越すと乳房のいくつかにアルカリの
感染乳が出始める。乳房のしこりも何も無くてもである。


数十年前に書かれたJCC刊行物にも出ているように
コリーにはアルカリ乳が出ることがある。他の犬種では
滅多に聞かないのに、なぜコリーだけ多いかという事に
対して、そんなものだと思って、深く考えずに来たが、
先日、はっと気付いた。アルカリになりやすい原因は、
コリーの特徴的な血液の成分組成ではなかろうか・・・


数年前、古くからの友人が言った何気ない一言が、ずっと
頭に引っかかっていた。
「母乳は、母親の血液だからね」
母乳の元は、血液。そして、人間の場合、母親の食事が
肉食や乳製品など高脂肪食に偏っていると、母乳が感染を
起こしやすいのだそうだ。


私は、ずっと譲渡する子犬たちの血液検査をして、その
データを保管しているが、他犬種と比べて、脂質の代謝に
関係する臓器の数値が正常値のぎりぎりになることが多い。


アメリカ系の血統のみの子犬も、元々、うちで持っている
内産血が入った血統も全てである。内産血の入った血統は
JCCの最大手の犬舎の血が入るものと入らないものとが
あるのだが、どちらの血統の子犬でも、結果は似たような
ものだった。だから、コリーの脂質の代謝能力が低いと
いうのは、コリーという犬種の特徴なのだろうと思う。


そして脂肪分の代謝能力が低いがゆえに、血中のコレステ
ロールや中性脂肪などが普通よりも多くなり、高脂肪食の
人間の母親の感染乳と同じ状況になってしまうのだろうと
思うのである。


アメリカの有名犬舎では、アルカリ乳対策として、交配の
1週間前に投薬が終わるように、ある抗生剤を飲ませると
教えてもらったが、私のかかっている病院ではアメリカで
流通している薬は手に入らないし、ブリーダーだからと
いって、薬代が安くしてもらえるわけではない。だから、
またもや食事管理で何とかしてみようと思っている。


もっとも今回は間に合わなかったので、1年以上かけて、
あれこれ試してみるつもりである。ただ、ローファットに
すれば、問題が解決するわけではないからだ。受胎能力が
落ちず、胎児吸収も起きず、胎児の成長もよく、その上で
アルカリ乳にならないような妊娠犬の食事管理術があるの
ではないかと思うのである。


種オスの精子生成能力の管理方法は、昔の失敗例や今年の
夏の失敗例から、ほぼ問題解決ができた。メスの真夏の
不受胎の問題も片付いた。残るは、アルカリ乳問題である。
本当に、コリーというのは、ブリーダーに、あれこれと
多くの問題提起をしてくれる犬種だと思う。


この難しい犬種1本のみで、繁殖引退犬を里子に出さず、
名義だけ自分にしておいての繁殖もせず、転売もせず、
ペット・ショップにも子犬を売らず、直接売買のみで
やってゆこうというのだから、無謀かもしれない。
今日も山梨のペットショップから問合せの電話があったが、
即、お断りした。


楽な方向へ流れるのは簡単なのだけど、後で後悔が残る。
それが嫌だ。だからシンドイ方法で頑張るしかない。




●本日の子犬たち。すくすくと育っているが、黒が多い。
コリー単一犬舎の運営上のもうひとつの問題があった。
トライ問題である。でも、ピュアセーブルのナイル君が
来春には来てくれるので、秋くらいからは、なんとか
なるだろう。うちのピュア・セーブルのピリカも大きく
なったので、当てにならない台メスのあかりに代わって、
頑張って欲しい。

071117L&Mayatai

【2007/11/17 23:20】 | 飼育

第1回撮影会の画像

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11月3日生まれのリズとブランディの子犬たちが無事に
生後13日を向かえ、6頭全ての目が開いた。
いくら前胎の6頭全滅の死因がEM菌だったと分かっても
毎日毎日、心配だった。最大の子は、800gに達した。
前回のような真っ白い便やそれに血が混じったセピア色の
便をする子はいない。


どの子も丸々太っていて、ミルクを飲み終わると、まるで
ひょうたんのような形になり、振れば、チャプチャプと
音がするくらいお腹いっぱいミルクを飲んで、パタッと
倒れこんで寝始める。


身体の大きさがリズ胎2頭と変わらないが、6日遅れで
生まれたマイヤ胎の2頭は、自力で排便ができないが、
ミルクを飲む量は、リズ胎の小さい2頭と同じである。
しかも見事な飲みっぷりである。
昨日撮影してもらった画像のうち、授乳中の画像は、後日、
送ってもらう。とりあえず、個別の画像を2枚だけ。
オーナーさんへは、授乳その他の用事が済んでから今晩
遅くに送信予定です。ただ、福が、産気付けば遅れます。


お目目が開いた



セーブルの第1子

【2007/11/16 17:27】 | 飼育

飼育不適格

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愛護センターでの殺処分の時期が来ても、誰も引き取って
くれなければ、自分は保護地域に在住じゃなくて引き取る
権利が無いから、代わりに引き取ってくれと、愛護団体に
T様が頼んだから、命があった迷子犬なのに、何も行動を
起こさず、ブログやHPに書くだけ、自分がレスキューを
できればと“思っていただけ”の人達が、本当の飼主が
見つかった、同じ犬に違いないから返せと、命の期限が
過ぎて、本当なら殺されている今になって、やいのやいの
言って盛り上がっている。


一時預かりのT様も愛護団体も、ものすごい手間や費用を
自腹を切って出しているのである。マイクロチップ装着を
したのは愛護団体だから、DNA鑑定でもしないと後から
現れた飼主だと名乗る人の飼犬かどうかの確認もできない。


本当の飼主さんかもしれないと言っている人は、老齢で
脚側行進のしつけもできていない人なのだから、自分が
運動に出すのは大変だからと、再び広い場所でリードを
外す可能性は大いにあるのである。そうなると再び迷子
である。


それに、飼主さんが老齢で1人暮らしだから、うちでも
過去に苦い経験があるように、痴呆その他で入院したり
すれば、初めは自分が引き受けて世話すると言っていた
親戚が、そっぽを向いてしまうことだってあるのである。
だから、再び里親募集に出される可能性が高いのである。


いくら可愛がっていますと言っても、そんな飼主さんに
自分達が責任を持ってレスキューした犬を愛護団体が、
はいそうですかと簡単に返すとは思えない。愛護団体は
飼主の幸せよりも“犬の”健全な幸福を願う団体である。


本当に犬の将来を思うのなら、今若いうちに、新しい家庭、
高齢の飼主が倒れても他の家人が面倒を見てくれるような
家庭に引き取ってもらった方が幸せである。


私なら絶対に譲渡しないような、犬の最期を見とれるか
どうかも怪しい高齢の飼主さんだから、愛護団体が選んだ
飼主さんの家で飼ってもらう方が、甘やかされ、肝機能の
炎症が起きているのに気付かずにいる飼主の元に戻るより
幸せだろうと思う。


一度、放浪しているのだし、まともな脚側ができないのに
後肢の筋肉がついているということは、広い河川敷などで
放すのが日課だったのだろう。そういう飼い方で育った犬、
しかも若くて元気な大型犬だから放浪を繰り返す可能性が
高いだけでなく、河川敷などで放さなくても運動ができる
ように、今から自転車運動を教え込むだけの技量や根気が
元の飼主にあるかどうかも疑わしい。


一時預かりのT様のところで去勢オペをしたけれども、
3歳まで未去勢だったのだから、発情中のメスの匂いに
つられて放浪を繰り返す可能性もある。


自分で連れ歩くのがしんどいからと、またもや飼主さんが
リードを離したりすれば、1回やってるのだから、また、
ど〜っと走り出してしまうだろう。脚側も教え込めてない
飼主さんに呼び戻しが完全にできるとは思えない。


しかも、猫に過剰反応する犬だから、野良猫でも見れば
飛び出すに違いない。おそらく、次に迷子になったなら、
愛護センターで保護されるならまだしも、交通事故死に
なる可能性の方が高いと思う。


管轄が違っても隣接する地域に“自分で”届けを出すのは
当然だ。犬は人間の区画整理どうりに行動しない。そんな
ことも思いつかないのなら、犬というものに対する理解が
浅過ぎる。


理解の浅い人は、無意識に犬の身を危険にさらす。飼主の
情緒ではなく、“犬が”健康に無事に生きてゆける方法を
考えてやるのなら、体力的にも飼育の適性のある里親に
引き取られる方が良いのである。それが本当の動物愛護の
精神である。


犬を擬人化して、厳しい譲渡条件をクリアーしている
新しい引き受け先や苦労して引き出してくれた愛護団体が
悪者であるかのような印象を与える詩をブログに載せたり、
そのブログを紹介したりすれば、自分の生活で多忙な中、
たくさんのお金や時間をかけて、必死でレスキューして
くれた人達が、いったいどれほど不愉快な気持ちになるか、
分かっているのだろうか。


私のようにブログやHPで書くのは簡単だ。助けようと
思うのも簡単だ。でも、実際に動いてレスキュー活動を
した人とは雲泥の差である。思うだけなら誰でもできる。


愛護団体の譲渡条件をクリアーして、ちゃんとフォームに
記入して里親に名乗りを上げた人が3名、その3名様で
募集を打ち切ったそうだが、3名様とも、うちの繁殖犬の
オーナーさんである。その後に、もう1人うちのサイトを
経由して申し込んだ人が居たらしいが、既に、候補者は
絞られていたので、愛護団体では断ったらしい。


結局、当時、都内で唯一、大型を引き出すことができた
愛護団体に依頼した一時預かりのT様も、愛護団体に
申し込んだ人たちも全て、うちの繁殖犬を持っている
人達なのである。うちの厳しい条件をクリアーしている
真の愛犬家だから、当然、愛護団体の許可も下りる。


私は、繁殖と販売で生計を立てているブリーダーだから
本来なら、自分の繁殖した子犬を2頭目のコリーとして
購入してくれる可能性がある人達が、迷子犬の里親に
回ってしまうのだから、子犬の売上げが1頭減ることに
なって経済的には痛いのだが、まだ3歳の若いコリーが
殺されたり、路頭に迷うるのは忍びないから、子犬を
販売している時期にも関わらず、ブログでも書いたし、
レスキューしてきた一時預かりのT様を援護する目的で、
「迷子のコリー」のページを作った。
お産の前後だったから、けっこう大変ではあったが、
実際にレスキューで動いた人達の苦労には遠く及ばない。


自分では命を救う為の具体的行動を何もせず、NETで
騒いでいただけならば、実際の行動を起こした勇気ある
善意の人の心を傷つけるようなことは、すべきじゃない。


繰り返すけど、本当の飼主かもしれないと言っている
人は、コリー一筋に繁殖してきた私のようなブリーダー
ならば、絶対に可愛い繁殖犬を譲渡したくないような
“大型犬の飼育に難のある家庭”の人なのである。


アメリカの愛護団体だと、自分が飼主だと名乗り出て、
仮に証明ができたとしても、飼育環境に無理があると
判断すれば、保護した犬は返さない。それが真の動物
愛護団体のあるべき姿である。
だから、判断は愛護団体に任せた方が良いのである。
周りで軽々しく口だけ出すべきじゃない。


子犬のことを書こうと思ったけど、時間が無くなった。
リズ胎6頭の子犬たちのうち3頭の目が開いた。今日で
生後12日。丸々している。絶対に全部の子を大型犬の
飼育に向いた家庭に譲る。若い血気盛んな大型のオスを
転べば寝たきりかというような1人暮らしの老人が飼う
ことだけは、絶対にさせないつもりである。

【2007/11/15 07:58】 | 飼育

子犬の熱中症

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ミルクを飲み過ぎて下痢をした子犬の薬を動物病院へ
とりに行っていた30分の間に、無理やり平型アンカの
下へ潜り込んだブルーマールの女の子が、熱中症になり
ぐったりしていた。

下痢の子に薬を飲ませる間もなく、即、濡れタオルで
子犬の脇の下やそけい部を冷やしながら病院へ取って返し
輸液を入れてもらった。付きっ切りで世話していたが、
何時間も待たせていた妊娠犬たちの御飯を作って与え、
産室に戻った時には亡くなっていた。


仮死状態で生まれたけど、元気になり、良い便をして
体重も増えていたのに、本当に残念だ。これで2胎で
メスはたったの2頭になった。それなのに仮予約の人は
メス希望者が大半。リズの男の子5頭のうち、2頭に
オーナーさんを見つけねばならない。


福のお腹は小さく、それほどの頭数は望めないし、次の
ジュリアも多産は難しい。メス希望者の皆さん、気長に
お待ち下さい。オスでも飼いやすいのが、コリーなのだ
けれども、オシッコで足を上げるのが問題視されている
らしい。でもしつけで何とでもできるし、オスを室内で
飼っている人はいっぱい居るので、それほど大変では
ないと思うのだけどなぁ。


●残った大きな新生児2頭をリズ胎と一緒にしてみた。
上に乗っかっている2頭がマイヤ胎。6日早く生まれた
リズ胎の2頭より大きいのが笑える。

071114L&Mtai

【2007/11/14 09:30】 | 飼育

活躍の場所

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数年前、大々的にヒットしたダンベルダイエット。
スポーツ店で買った2kgのダンベルは、本来の役割を
果たすことなく、子犬のバスタオルの重石やサークルの
ズレ防止などで活躍している。齧ったのは、ピリカか
福のどちらかだったような・・・

071112Liztai



人工哺乳の大変さは、哺乳よりもお尻の世話にある。
下痢が続けば命取りだし、便秘だと腸閉塞や脱腸の
恐れもある。軽い程度の便秘でも下痢でも、とたんに
ミルクの飲みっぷりが悪くなる。
微温湯に浸したコットンで肛門をトントンするなんて
飼育本に書いてることをまともにやってたら、肛門の
粘膜が傷ついて出血したりする。


肛門をトントンとする前に、お腹のある場所を丁寧に
マッサージしてやるとスルリと出る。何もかも経験と
工夫あるのみ。苦労して、そういうコツを掴まねばね。

071112Mayatai

【2007/11/12 23:47】 | 飼育

死因の究明

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昨日は、11月3日のリズの出産に続き2胎目のマイヤの
出産、しかも徹夜明けの難産だったので、くたくたである。
生まれたのは、たったの3頭、友人の介添え人が触診で
言った3頭ぴったしだった。数が少なくて、しかも2頭が
大きかったので、出にくかったのだろう。


ただでさえマイヤは陣痛が弱めなので、破水から30分後
たまりかねて陣痛促進剤を打ってもらって、大きな陣痛が
起きるようになったが、いっこうに胎児は見えてこない。
これ以上、遅れたら帝王切開かというところで、そうだと
思いついて、隣りのサークルに入れた保温箱で寝ていた
リズの産んだ唯一の女の子、うちに残す子犬をマイヤの
懐へ入れた。とたんにチューチュー乳首を吸い始めた。


それにつれ陣痛が続けて起き、気付いたら大きな黒い
塊が出ていた。マイヤの姉の千そっくりのほとんど
白いカラーの無い黒光りのするトライの女の子だった。


その後も2時間に1頭のペースで産んだが、最後の子は
胎盤が途中で剥がれていたようで先に胎盤から出てきて
子犬は仮死状態だった。
父のレックスのように白銀色が非常に美しいブルーマール
だったので、なんとか生かしたいと思って必死で蘇生を
したら、なんとか動くようになった。他の大きな2頭の
ように活発に動き、乳首に吸い付くようなことはできず、
まだまだ油断はできない。


11月3日に生まれたリズ×ブランディの子犬たちは、
今日で生後7日だが、もう大丈夫だろうと思う。
同じ父母の組合わせで繁殖した2月生まれの子犬達は
生後2日目あたりから1頭ずつ白い便が出るようになり
生後6日目には数頭死んで、最後の1頭まで白い便に
なっていた。消化器が全く働かず、ブドウ糖だけで
延命させたが、生後14日目に6頭全て死に絶えた。


合わない組合せなのか、それとも獣医さんの言うような
名前の知られていないウィルスなのか、散々気をもんだ
のだが、結局、母犬のリズの毛にスプレーしたEM菌の
せいだった。


それに気付いたのは、ジュリア胎の子犬達の突然の死に
よってである。
6月に生まれて母乳だけで順調にすくすく育っていた
ジュリア胎2頭が、ヒーターマットに付いたウンチを
拭き取る際に、傍でスプレーしたEM菌を吸い込んだ
直後から呼吸がおかしくなり、2日後には母乳が全く
飲めなくなり、呼吸困難で7時間後に亡くなった。


動物病院でも理由が全く分からず、またもや未知の
ウィルスの可能性を言われたが、友人ブリーダーの
つぶやいた「EM菌のせいじゃないの?」の一言で、
はっと気付いた。


ジュリア胎の時は噴霧したが、6頭が全滅したリズの
2月の胎では、他の化学製品よりも子犬が舐めて安心
だろうと考えて、リズの毛の手入れにEM菌を使って
いたのである。EM菌を室内で使い始めたのは今年の
春からだが、2月に生まれた他の2胎の部屋では全く
EM菌は使っておらず、母犬にも使ってなかった。


2月のリズの子犬達は、ジュリアの子犬達と違って、
生れ落ちると同時にEM菌を吹き付けた毛を乳首と
一緒に咥えていたのだから、当然、子犬たちの体内に
消化器を通してEM菌の酵母群は入っている。


ジュリアの子犬達の死因がウィルスではなくEM菌の
せいだったのは、1ヵ月後に生まれた千の子犬たちが、
ジュリア胎よりずっと小さい半分くらいで生まれた
子犬が多かったのに、EM菌をビルコンで殺菌した後で
無事に育ち切ったから、はっきりしている。


2月のリズ胎の場合は、呼吸器ではなく消化器だった
ため、いくぶん不安もあったが、今回の11月の胎が
前回の全滅した胎と同じ父母、同じ頭数、ほぼ同じ
平均体重なのに、前回の子犬たちの全部が発症した
日数を迎えても、全く便の異常が無く、丸々と太って
居るのだから、EM菌が2月の胎の6頭の死亡原因で
あったことには疑いの余地は無い。


もしも再び白い便になれば、苦しませないよう、即、
麻酔で安楽死をさせようという覚悟で臨んだ繁殖で
あったのだが、思ったようにEM菌が原因だと分かり
ほっとした。これで、自分の犬の飼育場所にEM菌を
使っている獣医さんにも信じてもらえるだろう。


EM菌は、生後2ヶ月未満の子犬には猛毒である。
呼吸器に入った場合に死に至る速さは、パルボや
ジステンバー等の伝染病以上だ。そして消化器に
入った場合の症状は、手の施しようが無いほどだ。


4ヶ月齢のピリカが、運動場に撒いていたEM菌を
舐めて大丈夫だったことはあるのだが、決して子犬や
病犬や老犬の居る御家庭にはお薦めはしない。
EM研究所のサイトにはペットに使って安心とかペット
ショップで使っている所もあると紹介されているが、
おそらく、そのペットショップは、原因不明(おそらく
誰もEM菌との因果関係を疑わない)の子犬の死亡が
続いて、閉店に追い込まれていることだろう。


自然に優しいとか、酵素だの酵母だの酵母群だなどと
書いていると、さも健康的に思えるが、実際は、得体の
知れない微生物は、体内でどんな動きをするか100%
解明されていないのだから、恐ろしい。
2月のリズ胎6頭と6月のジュリア胎2頭の子犬達の
激しい苦しみの末の死は、あまりにもむごかった。
生物兵器というものの恐ろしさを垣間見た気がした。


思えば、常に、健康に良いとか安全だとかっていう
謳い文句のものでしくじっては大きな犠牲を払ってきた。
そして原因も対応策も自分で見つけ出すしかなかった。
いつもいつも。




●最後の授乳。マイヤも遂にアルカリ乳が出るように
なった。だから初日のみで母乳はオシマイ。

マイヤと子犬たち



●初回の3Jを産んだ繁殖以降はずっとアルカリ乳の
リズ胎は初日からカテーテルで人工哺乳。今は哺乳瓶。
両手に哺乳瓶を持ち2頭同時哺乳とか片手に哺乳瓶、
片手で別の子犬のお尻の世話なんて芸当もしているが
時間が無い。

箱の中のリズ胎



●もう少し落ち着いたら、仮予約中の方々にメールや
電話で御連絡してゆきます。

箱の中のマイヤ胎



●2胎とも人工哺乳だから、睡眠不足との戦いである。
5時間くらいベッドで寝たい。ターシャは不受胎だが、
20日には福が産む。福は2歳未満だからアルカリに
なっていないはず・・・だと思うのだが。

2胎一緒に

【2007/11/10 04:32】 | 飼育
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