2007年11月27日 7時53分更新
荒井知事は東京で開かれた全国知事会と舛添厚生労働大臣との意見交換会で医師不足対策として効果を上げている各地の取り組みを国で取りまとめて全国に知らせる仕組みをつくってほしいと要望しました。
会合には荒井知事ら7つの府県の知事と舛添大臣が出席し医師不足対策などを巡って意見を交わしました。
この中で荒井知事は地方から給料の高い都市の病院に医師が移っている現状を説明した上で「地域の医師不足対策として効果をあげているアイデアや取り組みを国で取りまとめ全国に知らせるシステムをつくってほしい」と要望しました。
またほかの県の知事からは「日本で留学や研修をした経験があり日本の医師と同等の技能がある外国人医師が国内で医療行為を行えるようにしてほしい」という要望が出されました。
これに対して舛添大臣は「医師を増やすためにあらゆる施策を行いたい。
日本の大学で勉強し博士号をとったような外国人の医師は当然、国内で診療をできるようにすべきだ」と述べ日本の医師と同等の技能があると認められる外国人には日本の医師免許がなくても国内で診療が行えるよう一定の地域について特区とすることなどを検討したいという考えを示しました。